ちょっと本を作っています

エピローグ

エピローグ

多くの人たちとの出会いが、私の人生を彩ってくれました。

その中に多くの女性が含まれています。

私に仕事をする上での刺激を与え、目標を作ってくれました。

そのような人たちがいたからこそ、無鉄砲に今まで飛び回って来れたのだと思います。

素晴らしい人たちとの出会いと別れでした。

まさしく飛び抜けたイイ女たちです。

この本をまとめるにあたって、彼女たちの共通点は何かと考えました。

でも、ないのです何も。

ここで取り上げた人たち、さらには文章を書くにあたって連想した人たちの共通点は、ただ一つ、ほかに同じような人なんてどこにもいないという存在感だけでした。

イイ女列伝で取り上げた方たち、野際陽子さんは私の好みからはほど遠く、戸川昌子さんはお世辞にも美人とは言えません。

水の江滝子さんの若い時の写真を見ても、素敵な人だとは思うものの、どこが綺麗なのかと首をかしげます。

結城美栄子さんは可愛い人ではあるものの、美人女優と言った人の気が知れません。

銀座のクラブの明美ママは、一応は美人の範疇には入るのでしょうが、冷静に見れば普通の女性です。

なぜこれほどまでに多くの男性が血道をあげて日参するのか気が知れません。

人形作家の土田早苗さんも、最初会ったときの印象よりも、企画の話をしている内に、とんでもない美人さんに見えてきました。

でも見た目の美人さんかどうかは私には分かりません。

それなのに私には、それぞれの人が忘れられないイイ女です。

彼女たちがいたからこそ、私もひと時の光を得ることができました。

男性の中にもイイ男は一杯いますが、彼女たちとは比べ物になりません。

一度しかない人生だからと多くの人が口にします。

でもそれ以前に、一人しかいないあなただから、もっともっと自分らしく輝いて欲しいと思います。

太陽のように自ら光を放てる存在。

それが女性だと思います。

「イイ女って姿勢のピシッとした人を連想します」

私のホームページへ寄せられた感想の中に、このような言葉を見つけました。

そのとおりです。

自分の生き方に信念と自信を持った女性は、背筋も真っ直ぐに、顔も正面を向いています。

さあ、顔を上げて、真っ直ぐに歩き出しませんか。

したたかにね。

プロローグでご紹介したように、この本は、私のブログ（日記形式のホームページ）『ちょっと本を作っています（楽天広場）』と『両国の隠居のナイショ話（ココログ）』に連載した内容に加筆訂正してまとめました。

ブログ連載中も「ちょっと違うんじゃない」とか「まったくそのとおり」だとか、さまざまなコメントが寄せられました。

お寄せいただいた感想やご意見にお礼を申し上げます。

今も、ブログを続けています。

この本へのご意見、ご批判を元に、また次の本へと発展させていきたいと思っています。