徘徊の記録その５ ２００７ ベトナム
海外旅行が好きなくせに、トイレが汚いのは許せんという致命的な面をもつワタクシ。
過去に、とある国でめまいと吐き気、もはや感動に近い驚愕を味わって以来、「アレよりはマシだ」と多少寛大になったものの、ベトナムのトイレの噂はさすがに怖かった。
しかし、今行かなきゃ、いつ行くんや！！とばかりに、ついに決意して渡航したのは昨年８月。
成田からANAで出発したが、３００人は乗れるであろうボーイング７６７型機に３０人ほどしか乗客がいなかったため、さらに不安は倍増。
タンソンニャット空港から市街地に抜けると、あちこちの薄暗い路地で、若者がしゃがんでたむろしてる様子を見てさらに不安倍増。
「とんでもない所に来ちまった！！」
しかし、何日か過ごすうちに、とてつもない魅力にあふれた国ということがわかった。
そりゃあ、しつこく声をかけてくる男、タクシーやシクロ（自転車のタクシーみたいなもん）の運転手など、とにかく街を歩けばあやしい奴らが次々と声をかけてくるが、不思議と楽しかったりするｗｗ
早朝、大勢の市民とともに、公園でウォーキングに励んだのも、すごく楽しかった。
だってね、朝の６時過ぎに、何百人もの市民が公園に集って、ウォーキングやらダンスやら、バドミントンやらをやってるんですよ。
楽しいなんてもんじゃない。
しかも、明らかによそ者の日本人のワタクシも、違和感なく参加させてもらってしまったし（＾＾；）
怪しげな乗り物、シクロに乗って迫力満点の体験をしたり、ベンタイン市場で、日本ではお目にかかれない魚を見ることができたのも楽しかった。
そして、食べ物も美味しかった。
バインミー。ベトナムの米粉を使ったフランスパンに、大根と人参のなます、レバーパテ、きゅうり、赤唐辛子、ハム、香菜（シャンツアイ）をサンドし、ニョクマム（ベトナムの魚醤）をかけたもの。
このサンドイッチ、帰国してからも数回自分で作ったが、まずパンが違うのでなかなかうまく再現できていない。
あ～、また食べたいっす！！
ホビロン。半分孵化しかかった、あひるの茹で卵。
ベンタイン市場の近辺の屋台で食べた。
殻を割ると、半分ヒナになりかかったあひるさんが出てくる。
かなりグロイが、味はかないいい。
ワタシャ、「美味しんぼ」で読んで以来、これを食べるためにベトナムへ行きたいと思っていたのである。
期待を裏切らない味だった。
「夜のおやつ」ということで、昼間の屋台には、見当たらなかったなあ・・・。
ベトナム、ホーチミン・・・また行きたいっす。
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