たかが頭痛が脳腫瘍!!

たかが頭痛が脳腫瘍!!

Dr.福島 3


Dr.福島 3


何人かの手術を、並行してやりながら、
ちょっとしたお手隙時間に、Dr.福島は、手術室から出てきて、
私達のように、予約外来の診察患者を診てくださり、
ご意見を述べられます。

その間にも、手術室では、手術が進められています。
だから私達(娘と行ったので)が、意見を聞いている間にも、
秘書役の医師(この時はたぶんこの病院の院長 ネームプレートでわかった)が緊張して、
側に立って、携帯で手術室と連絡をとっています。

「 あ、右の人の脳は閉じといて 」と、Dr.福島が言えば、
その指示が側の医師の携帯から手術室へとびます。
そしてまた、私の話に、戻るわけです。

忙しく、次々にこなしていくDr.福島のために、周り中が緊張しまくってます。

私達、外来予約患者をDr.福島の動きに合わせて、
数人ずつ待たせておくのも、普通の病院っぽくない。
私はこれもTVみたいで、楽しかった(笑)

でも、診察室では、

「 今の私の患者は、あなただけですよ 」

でいて欲しいですよ。 それが、医者と患者の信頼関係につながるでしょう?

患者は壊れた電気製品ではありません。
次から次へと、こなしていって、治るわけでもないですよ。
無機質の物体ではないのですから。

・・・・・・・・・・・・・・・

私の番で呼ばれました。

出来上がった、その日のMRI画像を、じっくりと見る。
先に送ってあった、画像も見る。
そして念のために、一応持っていった資料も。

それはガンマナイフを、受けている先生に、いただいてるもので、
初発から、再発までの画像をパソコンでプリントアウトしたものです。
それには、数字で大きさも書いてあります。

Dr.福島、にこにこ。私も、にこにこ。

########ですね。
「 ええ 」
@@@@@@@@しましたね。
「 ええ 」
〇〇〇〇〇〇〇〇なりますよ。
「 ええ 」

《 以下省略・・・ 》


だから、なんじゃい!! そんなこと全部、myドクターに聞いとるわい!

なんか別の事を、言いたかったんじゃないの?

ね、完璧でしょう。私の治療。見たらわかったでしょう?

貴方だけが、最高ではないのよ。
他の方法だってあるのよ。

私は、私に施せる最高の事を、もうやって頂いています。

どうして、自分だけが最高と思い込めるの?



《続けて・・・》


Dr.福島 「 これが、こっちに大きくならないように、、、」

「 じゃあ私の腫瘍がこっちに大きくなったら、先生、やっていただけます?」

Dr.福島 「・・・・・・・」

私、つい、ニヤッ  わかってますよ。できないことくらい。
ちょっと、言ってみただけ。あははは

Dr.福島 「 貴女、素敵なサングラスしてるし、お洒落じゃないの。
このまま、様子みていきましょう。」

と言って、ポンっと、私の手を叩く。

私、「 はい、ありがとうございました。」

と言って、退出。

ロビーで、会計をしている時に、後ろを急いで、
Dr.福島が手術室に向かわれるところでした。

私 「 先生、元気でました、ありがとうございましたーー 」

と声をかけると、

Drも 「 はぁい、お元気でお過ごしくださいねぇー 」

と大声で返事をされたのでした。

爽やかな、お別れでした\(^ー^)/


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