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2012.05.13
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カテゴリ: 映画
祭りの準備.jpg


黒木和雄:監督、江藤潤:主演の
1975年のATG製作映画「祭りの準備」は
南国土佐の自然を背景に、一人の青年が
複雑な人間関係に圧迫されながらも
巣立っていく姿を描いた映画である。

時代は昭和30年代前半の高知県四万十市。

成人を迎えた沖楯男(江藤潤)は
四万十市の信用金庫・外勤係であるが
毎日、東京へ出てシナリオ作家として
身を立てる事を夢みていた。

だが、母・ときよ(馬渕晴子)は
女狂いの夫・清馬(ハナ肇)と別居していて
一人息子の楯男を溺愛し離そうとしない。

楯男には心の恋人・涼子(竹下景子)がいるが
彼女は政治運動に熱を上げており、
シナリオを書く楯男にとって
常に片思いの存在であった。

楯男の隣の中島一家は暴れ者の利広(原田芳雄)と
兄の貞一(石山雄大)美代子(杉本美樹)夫婦との
奇妙な三角関係で成立している。

利広が家にいる時は貞一が刑務所に
貞一が家にいる時は利広が刑務所に
という次第の泥棒一家であった。

ある日、中島家の末娘・タマミ(桂木梨江)が
発狂して大阪から帰って来た。

そこで若い衆の性の対象となるタマミ・・・

楯男は涼子の叶わぬ恋の失意の中で
タマミと寝てしまう。

数カ月後、タマミが妊娠した。

彼女と同棲していた楯男の祖父・茂義(浜村純)が
子供の父であると名乗り出た。

タマミは無事に子供を生んだが
その途端に正気に返った。

その時からタマミは茂義を激しく嫌悪し
老人は首を吊った。

オルグの男(斉藤真)に捨てられた涼子が
楯男を誘ったが

涼子への夢が破れた楯男は
一人、東京へ旅立つ事を決心した。

この映画は原作者である中島丈博が続編として
東京で昼はシナリオ講座に通い、
夜は渋谷のキャバレーのボーイとして働く
高知出身の青年を描いた「独身送別会」と

戦時中に小学生の楯男が京都から高知県に疎開し
地元組と疎開組の少年たちの抗争と
性の目覚めを描いた小説「野蛮な詩」がある。

またタマミを演じた桂木梨江は
本作における演技で注目され
第49回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞
第18回ブルーリボン賞新人賞にノミネートされ
以後、舞台・テレビで幅広く活躍している。


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Last updated  2012.05.13 19:13:52
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