柔の星 | メタボの気まぐれ

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東映の人気テレビドラマ「柔道一直線」をモチーフに
1970年・冬の東宝チャンピオンまつりで公開したのが
「柔の星」であり、主演は「柔道一直線」と同じく
桜木健一である。

高校生・大下健一（桜木健一）は
静岡県下高校柔道選手権試合に優勝した日
たった一人の母・ヤス（露原千草）が急逝した。

孤児になった健一は東京赤坂で小さなラーメン屋を営む
伯母のキヨ（清川虹子）に引き取られて上京し
東京の高校に転入学して、その柔道部に迎えられた。

転校後、健一は天道高校との対抗試合に出場して負け
初めての敗北を味わった。

彼は口惜しまぎれに夜遅くまで東京の街を彷徨い歩き
同級生の江藤雄二（近藤正臣）たちと
ゴーゴー喫茶で踊り明かした。

そしてそこで紹介された町田朱実（岸久美子）に惹かれ
柔道の練習もサボるようになり始めた。

ヤケ半分での愚連隊との喧嘩では
柔道部から懲戒処分を受け
柔道部への出入りを禁止された。

落胆した健一は伊豆の恩師・吉岡（川津祐介）を訪ねて
暖かい持て成しを受け自分の誤りに気づいた。

東京に帰った健一は彼本来の姿に立戻り
黙々と練習に励んだ。

全国高校柔道選手権大会を前に
健一の懲戒処分もようやく解け
大会では宿敵・天道高校と戦う事になった。

果たして結果は・・・

柔の星1.jpg

この映画の同時上映は「モスラ対ゴジラ（リバイバル）」
「アタックNo.1 涙の世界選手権」
「昆虫物語みなしごハッチ」であり
少年少女をターゲットにした作品となっている。

また仮面ライダー2号の“変身”のポーズは
藤岡弘の怪我で急遽ライダー役が決まった佐々木剛が
桜木健一に相談し、桜木が考えたものであり
本作では全く同じポーズが使われている。