ゲーム推進委員会

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「病人に対するツンデレ娘の接し方」



 もう学校終った頃か~面白そうな授業も無いし今日は金曜だし3連休だな」

   コツッ

「ん?噂をすれば影ってやつか?」

   ガラガラガラ

「よぅ華菜、どした?」

「どうした?じゃないわよ!心配して声掛けてあげたのに」

「悪かっ・・・ゲッホゲホ」

「ちょっと・・・大丈夫?薬飲んだの?」

「いや、今日に限って夫婦そろって出張入ってるし、俺はこの様だしなw」

「!もしかして何も食べて無いとか・・・まさかねw」

「よく分かったな、スポーツドリンクも3時間前ぐらいに飲み干したし」

「えっ!・・・ちょ、ちょっと待ってなさいよ!あ~でも布団に入ってていいから」

「どうしたんだ?急に」

「いいから布団で寝てなさい」

   15分後華菜は俺の部屋に色々持って来た

「心配したわけじゃ無いんだけど隣の人が死んだりしたら目覚め悪いから・・・はい」

彼女が持ってきたのは(風邪薬、お粥、濡れタオル、スポドリ)

「なんか悪いな・・・ゲホゲホ」

「ちょっとうつさないでよね、お粥食べれる?」

「だるくて動けないな」

「しょうがないわね・・・口あけて」

「?」

「食べさせてあげるから口あけて って言ってるの!恥ずかしいんだから早くしてよね」

「何か悪いね」

「わ、悪いと思うならもう2度と風邪引かないでよ」

「はいはい じゃあ『あ~ん』って言って」

「なんでそこまでしなきゃイケないのよ!」

「う゛~頭が・・・」

「えっ?えっ!・・・・・・わかったわよ~今回だけだからね! あ、あ~ん・・・」

「あ~ん♪美味いじゃん」

「そ、そう?よかった・・・はい、あ~ん」

「あ~ん♪華菜が作ったの?」

「えっ!そ、そんなのどうでもいいでしょ?さっさと食べちゃってよね あ~ん」

「あ~ん♪美味しいな!華菜の料理は」

「な、なんでそこまで断言出来るのよ!」

「だっておばさんの味付けとは違うから」

「う~・・・でもまぁ美味しいならいいか はいあ~ん♪」

「あ~ん♪」

    しばらくして

「何だか久々に腹いっぱい飯食ったな~」

「意味深な発言ね・・・まぁいいわ風邪薬飲んで寝てなさいよ!」

「悪かったな、こんなにしてもらって」

「そのセリフは聞き飽きたわよ」

「その・・・ありがとな」

「うっ・・・・・」

「どうした?顔真っ赤にして・・・もしかしてうつしちゃった?」

「とととと、とにかくちゃんと直しちゃいなさいよ」

バタッ

「行っちゃったよ・・・」


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