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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンス! また今回のようなレポート作成も承ります。 無料リクエストも合わせて下記リンクよりお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/omousikomi.html 以前のレポートはこちらを参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/report.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3ヶ月以内投資判断 「中立」 買いのタイミング 280円以下での底が確認できたところで 3ヶ月以内株価予想 260円~400円 要点・業績は市場で期待されているような大きな伸びこそ見込めないものの、着実に受注高を増やして伸ばしている印象。事業環境は良好で中間期は収益トントンまで改善できる可能性。・需給面やテクニカル的なものを考慮すると、株価はまだ底値を伺う流れに。概ね270円前後での底打ちが見込まれる。・筆頭株主の新日鐵(5401)、日新製鋼(5407)の両社共に合併の話が浮上。同社にも業界再編、子会社化などの話が出てくるものと思われ、実際に出てきた際にはポジティブに反応するものと思われる。・メガソーラーなどの思い切った事業参入を商機に見出すべき。【企業概要】新日鐵系で金属屋根を手がける。最近はソーラー、緑化など、環境配慮型の屋根を提案し、顧客のニーズを掘り起こす。 【業績】 前期は減収減益。建設業界の厳しい現状に追い打ちをかけるように起きた東日本大震災の影響で、受注こそ伸びたものの、業績を好転させるまでには届かなかった。 今期は増収増益継続を見込む。事業環境は極めて良好であり、クリーンエネルギーには国策の追い風が吹いている。住宅版エコポイントの活用やソーラー屋根は新製品の投入もあって受注の獲得は順調。ただ先日出た第一四半期決算は営業利益が4.7億円の赤字と、投資家を失望させるのに十分な内容だった。元々完成工事引き渡し時期の関係で第一四半期のウェイトは低い銘柄であり、前年同期比では改善しているものの、太陽光パネルという今風の材料でもっと派手な業績改善が期待されていた。現状における太陽光パネルに対する投資家の期待は大き過ぎる印象で、同社の受注に占める割合はまだ小さい。ただし前期比では3割増となっており、そのポテンシャルはやはり高いとの見方は間違っていないであろう。次第に同社にとって大きな割合を占める流れになってくるものと思われる。11年9月中間期予想(KA.Blog)単位:百万円 売上 15200 営業利益 -50 経常利益 -60 当期純益 -10全体の受注残は前期比微増程度となっているものの、第二四半期は例年通り完成工事の増加、商品供給の正常化などから売上高は大きく回復するものと考える。また営業利益などは実際にはほぼ損益トントンくらいまで回復し、あわよくば黒字転換とできるのではないか。いずれにせよ、会社計画よりは良い数字が出るものと期待される。有利子負債は15億円で前期比変化なし。現預金は19.2億円で実質的には無借金。有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は16.1%。流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は164%と財務状況は良い方。フリーキャッシュフローは第一四半期時点のものが公表されていないため、前期末分で5億円の赤字。その分前期より現金残が減少しているような格好。ファイナンスの可能性はなさそう。もしあったとしても大株主相手の割り当て増資であり、その際は合併や子会社化などに繋がる動きとなりそうで、市場では前向きに評価される可能性が高いと見る。 【株価推移】かつてはあまり目立たず、リーマンショックなどによる影響も他の銘柄に比べては小さい銘柄だった。ただ08年に太陽光パネル関連銘柄として注目を集めると、株価が比較的低位だったこともあって仕手化。5倍超の水準となる600円まで一気に駆け上がった。その後は反動安で一旦元の水準に戻るも、度々太陽光関連銘柄として脚光を浴びる。特に大震災後はサンライズ計画などの国策も背景に再度人気化。株価は4倍化するほどの注目株となるも、6月高値をピークに株価は失速。先日の決算で更に売られると、現在は底を探りに行く動きとなっている。 【テクニカル】金曜場中に第一四半期決算を発表し、発表後は失望売りが膨らんで大きく売られる結果に。ただ引け間際には買い戻されて、発表前の株価水準にまでは戻して引けた。決算に対する警戒感から既に75日線は割り込んでいたが、今回の決算で底割れが一段と明確に。まずは底を確認してからでないと、なかなか買い向かう勇気が出ない相場展開である。一目均衡表の雲は割り込んでしまっているし、ボリンジャーバンドも-2σを割り込んで下落継続の動き。MACDが暗転しており新値足も次々と陰線が書き込まれる状態では、落ちてくるナイフを掴みにいくようなものである。目先底の節目として認識されるのは300円という心理的節目であり、金曜もひとまずそこで支えられた格好。ただし5日線が頭を抑えている状況では、リバウンドも一時的であり、ひとまず陽線の出現が待たれるだろう。反転には一旦窓を開けるほどに大きく売り込まれて、売り一巡感からの需給好転を呼び起こしたい。5/30にサンライズ計画を材料に急伸し窓開けをしたが、目先の株価動向はその窓を埋めることをまずは目標としている動き。ただその直下の260円~280円辺りは、震災以後の戻りで何度も上値を抑えられているゾーンであり、そのラインが下値支持となる可能性は高そうだ。イメージとしては今週中に280円まで一気に調整するのであれば、急速な下落によるリバウンド期待や26週線の支持もあって280円辺りでの底打ちに、もし緩やかに下値を模索し続けるのであれば260円辺りまでの調整からの底打ちを見込む場面になるものと思われる。【需給】5/30の大幅高以降、出来高が急増し商いが膨らんでいる。足下は6月以降の全ての株価水準よりも下に位置し、上値に大きなしこりが残っている状態。調整は1ヶ月以上続いているものの、出来高も最近は減少傾向にあり、これらのしこりが解消されたと判断し辛い状況にある。信用買い残も5月の急騰場面から増え続ける一方でほぼ倍の水準に。一向に整理される兆しがない。 ただ一部では太陽光投資ファンド設定の動きがあったり、未だゴタゴタする原発再開問題に絡んで再度株価テーマとして太陽光が取り上げられる局面があれば、需給バランスは一度に改善できる雰囲気もあり、それ程大きく悲観する必要もなさそう。【同業他社比較】 同社の予想PERは209倍、PBRは1.3倍。予想ROEは0.8%、予想営業利益率は0.9%となっている。同業他社はどういう状況だろうか。元旦ビューティ(5935)金属屋根製品のトップメーカーで施工も手がける。足下では太陽光やエコをテーマとした屋根に積極的。予想PERは19.3倍、PBRは1.7倍。今期予想営業利益率は3.1%、予想ROEは9.0%。有利子負債比率は112.6%。同社と比べて流動性が圧倒的に低いため、テーマ性などは同じものを共有し成長性は高いものの、割安に放置されている印象。有利子負債は高め。スパンクリートコーポレーション(5277)建築用材の最大手。予想PERは10.1倍、PBRは0.2倍。今期予想営業利益率は6.8%、予想ROEは3.0%。有利子負債比率は8.9%。同社と事業的には被っている部分は少ないが一応比較してみると、こちらも流動性の低い銘柄であることから、株式的な価値は割安な水準に放置されている。利益率は高い方だが、成長性は小さい印象。サニックス(4651)白アリ駆除を主軸として、家屋の耐震補強などを手がける。前期から太陽光発電機器の販売も開始、売上ベースでは白アリ駆除に次ぐ規模に。予想PERは22.5倍、PBRは2.6倍。今期予想営業利益率は3.4%、予想ROEは11.7%。有利子負債比率は106.1%。同社とは業種的には異なるが、同じ太陽光関連銘柄として歩調を合わせやすい銘柄。有利子負債は大きめなものの、成長性の高さが市場では期待が持たれ、株式価値も高めとなっている。同業他社と比較すると、仕手化し大きく買われていることもあって割高な印象。利益率、成長性も低く、プレミアム部分が大きい。ただしPERなどは元々の予想利益が小さいので少しでも上ブレれば急速に改善する可能性を残しているので、あまりアテにしない方が良いだろう。 【同社を取り巻く環境】筆頭株主2社共に再編の話が浮上している。新日鐵は住金(5405)と、日新製鋼は日本金属工業(5491)とそれぞれ合併するという話が出ており、アジア勢台頭による鉄鋼、ステンレス業界の危機感の表れとなっている。それを受けて同社には比較的プラスに働くものと見られる。単純に親会社の規模拡大により、受注獲得の機会が増えてくるものと推察される。一方で、同社自体にも再編の話が遠からず浮上してくるものと考える。それは同業他社との統合、または大株主の完全子会社化という形で出てくるのではないだろうか。この辺りの話が顕在化してくれば、前向きな印象を与えて同社の株価にはポジティブに反応してくるものと思われる。【課題】まずは何と言っても利益率を一段と改善する必要があるだろう。官公需要の低下によって利益率が低下していることは理解できるが、今後官公需要が増加する見込みもない中で、同社にできるのは現在のコストを一段と抑えることである。今回の第一四半期決算ではコスト削減効果を前面に出しているものの、正直物足りない印象。元々製造が主体ではない業態であるから、利益率はもっと高められるはずだ。工事原価を一層厳しく見積もって、利益の上がる体質に早急に改善すべきである。また、太陽光にはより深く向き合っても良いのではないか。ウエストHD(1407)などはメガソーラーへ商機を見出して、福岡で大規模な発電所参入計画を示している。確かに全量買取制度の実現がまだ達せられていない段階では不透明感も強い。設備投資負担という目先の金額規模がわかりやすい負担へばかり投資家の目が向かい、業績に対する寄与度は未知数だ。大規模な計画を打ち出しているソフトバンク(9984)の株価などを見ても、その傾向は明らか。しかしながら同じように太陽光に強みを持つ業種だからこそ、先駆者の利益を享受できるチャンスもある。エネルギー問題は全世界的な規模での悩みの種となっており、同時にGoogleなどの他業種からの参入も多い分野でもある。ここで新たなビジネスモデルを確立することができれば、将来的に海外の需要を取り込みにいくことも不可能ではない。同社は資本関係でも大手がバックにあり、競争力では他のベンチャーに引けを取らないものを作り上げることが可能だろう。それらを考慮すると同社には様々な可能性があり、債権者ならいざ知らず、株主にとっては大きな期待感を抱かせる材料を多く内包しているものと思われる。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月30日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 8月は閑散相場が続きそうですが、例年個人投資家が休みのうちに手がけることから、個人投資家好みの株が動きやすい月です。今年は特に輪番休業などで平日が休みの個人投資家が増え、FXにもレバレッジ規制が入り、株式市場には個人投資家が入りやすい時期になりそうです。債務問題決着も目前の今ならその流れに乗ることができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日は7月の成績発表です。7月は途中までしっかりしていたものの、月末にかけてアメリカ債務問題が山場を迎えるところで値を下げてきました。そんな中でポートフォリオ銘柄の推移はどうなったでしょうか。 買い銘柄 ソフトクリエイト(3371) 1171円→1165円(19営業日保有 下落率0.5%) 今月もほとんど横ばいで目立った動きなし。1200円からの上値は売出によるしこりが残っているので、一層需給は重い印象。月曜には第一四半期決算が控えていますが、同社は第一四半期の進捗率が低い銘柄ですから、例年ほとんど売り要因にしかなりません。ただ同時に何らかのポジティブなアクション(自社株買いなど)が出る可能性もあり、一応注目しておきたいところです。 ソネットエンタテインメント(3789) 336000円→376000円(19営業日保有 上昇率11.9%) 子会社エムスリー(2413)の好決算、株式分割などを背景に連れ高の展開に。軽やかに年初来高値を更新して、需給は極めて良好。今回の一番の稼ぎ頭となりました。一方同社の決算も木曜に発表され、予想通りの好決算。本業の伸びも着実にありますが、何と言ってもエムスリーの寄与度が大きく大幅な増益に。ただ中間期に対する営業利益の進捗率が54%とまあまあで、既に株価も年初来高値を更新するほどの高値圏を維持していたことなどもあり、あまり材料視されませんでした。 さて毎回恒例の同社持ち株で評価した1株辺りの価値は67.5万円。エムスリーの上昇で一段と乖離が拡がった格好に。まだまだ上が見込めます。 みずほFG(8411) 133円→127円(19営業日保有 下落率4.5%)欧米の債務問題がくすぶり続ける中で、世界的に銀行株は上値の重い展開に。なお、金曜引け後に出た第一四半期決算は純利益が前期比35.6%減の963億円と大幅な減益に。この辺りは事前報道に概ね沿ったもので、株価には中立材料。一方三菱UFJ(8306)は5000億円と事前報道を1000億円上回っており、優劣の差がはっきり付いた格好に。同社はシステム障害などありましたが、これはちょっと痛いですね。三菱UFJはモルガンの好調も背景に、一層日本の銀行の中で存在感を強めていきそう。みずほは子会社の再編を急いで、もっと効率的な経営を実現しなければなりません。ともかくアメリカの債務問題が片づけば、一番買われるのは何と言っても金融株でしょう。そこで需給が改善すれば、いよいよ株式市場は全面高の流れに火がつきそうです。銀行株が上がれば指数もとにかく強くなりますから。債務問題が最悪決着する訳もなく、8月頭は最期の買い場であると見ています。 日本オラクル(4716)2800円→2802円(5営業日保有 上昇率0.1%)何とか先月のショック安から戻り高値で売り抜けることができました。なお現在有料メルマガの方では一転売りで対応させてもらっています。しばらくは上場来安値更新の勢いは止まりそうにありません。親会社の株価も下落傾向に。 ロート製薬(4527)916円→922円(19営業日保有 上昇率0.7%)着実に戻りは試していますが、動きも遅くイマイチな印象。決算は8月上旬と思われますが、特段材料視されることもなさそうです。こんな相場にも強いディフェンシブ性が、イマイチ知れ渡っていない印象。 イー・ガーディアン(6050)2797円→3090円(19営業日保有 上昇率10.5%)直近のIPOブームや好業績報道で株価は急騰。ただ、足下ではその反動で調整色が強くなっています。そして出た決算は事前報道に沿った形で、上方修正も無し。ちょっと月曜は売り先行のスタートを覚悟しなければいけないようです。配当を決定したのはプラス材料ですが、5円ではちょっと。 GCAサヴィアンG(2174)118000円→113800円(19営業日保有 下落率3.6%)M&Aの環境がすこぶる良いだけに当ブログでも強くプッシュしていましたが、出てきた決算は大型案件が震災の影響で7月売上に回ってしまったことから、中間期の数字は四季報予想などを下回る内容。会社側はしきりに「7月に7億円分の売上がズレこんだ」「東証1部上場も視野に」と言っていましたが、ちょっと虚しさを感じる数字でした。金曜はそれを受けて朝方売り気配でスタートしましたが、その後下値では買い戻しが少し入ってきました。個人的には震災の影響で下ブレは仕方ないと思いますが、ちょっと期待値を高く持ちすぎてしまいました。ただ、足下の実績一覧は7月に入ってから連日着実に案件が増えてきており、下期の好業績はやはり期待していいと思います。テクニカル的には3/16、6/16安値を結ぶ下値抵抗線できちんと下げ止まった格好にはなっており、無論来週月曜の動きが気になるところではありますが、事前に十分警戒感が出て下げていたこともあって、下値余地は限定的と捉えます。また、唯一の相方とも言える日本M&Aセンター(2127)は金曜に第一四半期決算を発表。こちらは中間期に対する進捗率が55%と過半を超え、震災直後の大変な時期に好調な滑り出しを見せました。こちらが上がってくれれば、連れ高で下落トレンド脱出、という流れも十分期待しています。何故なら昨年の今頃からの動きがそうでしたから。二つのチャートを重ね合わせるとよくわかります。 日本トリム(6788)2170円→2120円(18営業日保有 下落率2.3%)自社株買いの副作用として商いが減少。その中で出た第一四半期決算は中間決算に対する進捗率が過半を超えまずまずのものでしたが、これで横ばいの動きから上放れるきっかけを逸してしまいました。なので利益の出ているところで利食い。何とか200円幅は取れたので由としましょう。メイコー(6787)7/4より 1235円→1179円(18営業日保有 下落率4.5%) 震災の影響から株価に出遅れ感が目立ち、また緩やかなリバウンド基調が続いていたことからエントリー。途中までは順調に回復していましたが、需給が一旦暗転すると今度は緩やかな下落に。同社の決算は来週水曜になり、やはり震災の影響からあまり芳しくない内容となるでしょう。ただ海外生産にシフトし国外の生産能力が国内の10倍とのことで、生産に与える影響は限定的とも思います。決算通過時は売られるかも知れませんが、次第に見直しの買いが入ってくる展開と見ています。あわよくば決算での反転も。ジャックス(8584)7/13より 229円→235円(11営業日保有 上昇率2.6%)売られ過ぎのその他金融ジャンルからエントリー。足下で同業他社の好業績が目立っている中で同社の変化率はマイルドなものに止まっています。上述のように三菱UFJの決算が中でも一番良かったこともあって、同社の8/5の決算にも期待。また金融株が上がればその他金融株の方が上昇率が大きくなることは、今までの流れからも歴然。債務問題で株価が低くなっている今が天与の買い場だと思います。 以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると 0.06(%/営業日)という結果が出ました。 計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計10で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。 ちなみにその間 日経平均 7/1終値 9868円→9833円(19営業日 下落率0.4%) -0.02(%/営業日) TOPIX 7/1終値 853→841(19営業日 下落率1.4%) -0.07(%/営業日) 今月もベンチマークには勝利でしたが、上昇率は小幅に止まりました。 そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。 KA指数368.6ポイント となりました。これは先月の数字を上回り、過去最高値更新!もう少しで丸6年になりますが、4倍化はちょっと厳しいですかね。なるべく近づけるように頑張ります。 さて、8月以降の相場見通しに関してですが投資判断は「やや買い」に引き上げます。足下の急落は何と言ってもアメリカの債務問題に対する懸念、合意に向けた催促相場です。しかしアメリカ国債をデフォルトさせることなんてあり得ません。万一デフォルトが生じようものなら、格付け会社が一斉に最上位の格付けを急落させます。最も安全なはずの債権が過去50年以上デフォルトを起こしていない日本国債よりも格付けが上位なんて認められませんから(注:日本国債は戦後すぐに一度デフォルトしました)、一気に4段階近く引き下げられることになるでしょう。元々格付け会社の格付けなんて誰も信用していませんが、建前上はそれによって利率が定められるので、影響力は大きくなります。今後アメリカ国債は一層の金利負担を求められ、益々財政が苦しくなります。それはアメリカという国の死を意味し、当然ながらリーマンショック以上の大恐慌が引き起こされます。なのでデフォルトなんて起こすはずがありません。アメリカの議員が皆空売りしているなら話は別ですけれど。 それに歩調を合わせる形で円高が止まりません。遂に震災後の高値を超えて76円台に入ってきました。丁度一ヶ月前の6月成績発表時にも「例年7月10日辺りまでで一旦安値水準がピークをつけて、その後横ばいかジリ高に。そして8月に入ると一層円高が進行しやすくなりますから、やや警戒しておくべき」としましたが、ピッタリその通りになりました。お手元のチャートなどでご確認ください。 そして相変わらずFXなどで個人投資家が安易に逆バリを行っているように見受けられ、ドル買いポジションが高まっていますから、一層損切りによる円高圧力は高まっていると言えます。ただ、今回の債務問題が片付けば、反動安は当然考えられるので、そろそろ円高は底を打つはずです。今年は上述の「8月に入るると一層円高が進行しやすい」という件は、当てはまらないのではないかと思っています。そのようなわけで、債務問題の決着を前提にして買い場と見ています。しかし8/2に解決するかどうかと言えば、私はしないと思います。一応8/2を過ぎてもデフォルトにはならないという話もあるので、延長戦に突入のではないでしょうか。その間は株価は下げ続けると思いますが、長い話ではないでしょう。ですから、来週火曜辺りからはいつ決着してもおかしくないとみて買いを入れ、また万一に備えて売りヘッジも少し持つ、というのが理想的なポジションでしょう。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月30日
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2011年07月27日
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前回の新聞社へ行った話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20110725.html一旦1Fまで降りた私は、先ほど見た案内板をもう一度よく見てみました。すると「事業部 チケット販売」と書いてある案内が2階と3階の間辺りに書いてあり、どうも2階の方に書いてあるような感じにも見えました(・・;)んー、じゃあ2階に行ってみようかな?今度は2階に昇ってみると、一つだけ電気の付いた大部屋があり「事業部」と表記がありました。他にも編集部など4つの部が内在していて、基本的にはここの一室で全ての機能をまかなっているようです。「あぁ、あったあった(;^_^A」と入ってみると、大きな部屋の中はガランとしていて、4人だけおられました。皆取材に行っているのでしょうか。そしてその残った4人はワイワイとテレビで相撲を見て楽しんでいるようでした(-。-;)おいおい、仕事は・・・。まあ、これも仕事の一環かも知れませんが(;^_^A私が「あのー(・・;)」と言うと、一人おじさんが「はい、何でしょう?」と応対してくれました。私「今度クロスランドおやべで催されるスィーツのイベントのチケットが欲しいのですが」おじさん「いつの分ですか?」私「日曜の分を2枚」おじさん「ちょっと待ってね・・・あれ?日曜の券1枚しか残ってないや。他の日なら腐るほどあるんだけど(;^_^A」私「他の日じゃちょっと・・・(-。-;)休みの関係があるもので」おじさんは他の支局などに確認してくれて、他の支局なら余っているということでしたが、わざわざ前売り券を買いに他の支局まで行くのも面倒臭いので、とりあえずその1枚だけ買いました。それにしても油断していました。正直一々前売り券なんか買わなくても大丈夫だろうと思っていたのですが、この分だと案外競争率が高そうです(・・;)仕方ないので当日早めに行こう。ダメなら嫁と大人げないスィーツの争奪戦だな、と思いました(-。-;)(つづく)
2011年07月27日
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2011年07月25日
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昨日は富山県小矢部市にある「クロスランドおやべ」というタワーに嫁と行って来ました。このタワーは平成6年に散居村で有名な砺波平野を一望できるランドマークとして完成。全国で20あるタワーの一つで高さ118m。一応日本海側では最高のタワーですが、もう一つは福井の東尋坊タワーしかありません(;^_^A正直私は「こんな田舎のど真ん中にこんなものを建てて正気か・・・(-。-;)」と思いつつ、今まで一度も行ったことがありませんでした。ところがそこの展望台で地元の美味しい店のケーキを食べながら景色を楽しむイベントが行われるということで、スィーツ(笑)な私は、これを機に一度行ってみることにしました。それは地元の新聞社主催のイベントで、前売り券がその新聞社でも売っているとのことだったので、金曜に買いに行ってみました。私は新聞社というところに初めて行くので、少しドキドキしてビルに入っていきました。ところが今は節電もあって、ビルの中が薄暗くシンとしていました。1Fのサロンには誰もおらず、受付にも人はいません(・・;)どこに行けばチケットが買えるのはわからない私は一階をウロウロしていました。するとエレベーターの脇に各階の案内が書いてあり「3階 事業部 チケット販売・・・」との表記が。それでエレベーターに乗って3階へ。ところがエレベーターが到着したので出てみると、1階より一層薄暗い廊下に出てしまいました( ̄Д ̄;;廊下の両脇に金属製の扉が8つほど並んでいるのですが、どれも開きません。そもそもやはりシンとしていて人気が全く感じられません(・・;)私のイメージでは新聞社というと、電話が鳴り響く喧噪の中でせわしくなく人が走り回り、とても忙しそうなイメージがあったので、その雰囲気は何か異様なものを感じました。えっ、ここ本当に新聞社?ひょっとして間違えた!?(-。-;)ビルに入ってから全然人に会いません。普通のビルだってもう少し人気ありますよ(・・;)ちょっとバイオハザード的な恐怖さえ感じ始めた私は、再度エレベーターに乗って1階へと戻るのでした。(つづく)
2011年07月24日
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2011年07月23日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYは欧米の債務危機問題に前進が感じられたことで銀行株中心に大幅高。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。欧米の銀行株上昇に合わせて日本の銀行株も値を上げると、今までイマイチ低位に放置されていた証券・保険・その他金融といったところが値上がり率上位に顔を出して指数を押し上げました。一方で為替はユーロの方は少し円安になったものの、ドルの方は高いまま。この辺りに違和感を内包しながらも、上記内需株中心に株価は後場一段高となり、値幅は薄商いの中で小さいものの、一日のほぼ高値圏で引けました。投資判断は「中立」。今週は上値が重いとしてきましたが、アメリカの上昇を受けて結局上値追いの動きとなりました。金曜は場中にも上昇が見られ、この辺り予想はすっかり外れた感じ。大型株が強いというところも予想外でした。ただ強いと言ってもあくまで相対的なもので薄商い症状に変化はありません。売買高は前日よりも少し減りましたが、売買代金は前日1割を占めていた東京電力(9501)が前日よりは落ち着いたこともあってその分売買単価が膨らみ、結果少しだけ増えました。それでも1兆円ちょっとと、熱なき熱狂が続いている、という感じでしょうか。金曜のNYはダウこそ下落したものの、その他の指数は上昇でほぼ横ばい。結果シカゴ225は10150円となっており、月曜の相場には中立の印象です。個人的にはアメリカの財政問題もそろそろ実質的にも決着が付きそうなので、大きな不安材料が取れる分、上値を追っていくものと捉えたい・・・ですが、日本の方はちょっと先んじて元気過ぎるような気もします。日経平均はテクニカル的には上に開いていた窓を埋めて、あとは下にたくさん窓が開いている状態です。指数の窓ですから個別銘柄ほど意識する必要はないのかも知れませんが(先物は夜間も動いている関係上、窓が開く可能性が小さいため。まして夜中3時まで伸びたことで、益々小さくなった)、それでも気にする人はいるでしょう。気にする人がいるということは、その分その方向性に動く可能性を留意しなければならない、ということでもあります。なので気分的にはそろそろ「やや買い」にしたいところですが、具体的には来週の決算ピークを見極めて、個別企業の業績を見てからにしたいと思います。既に報道などで事前に伝わってきているところは案外良い数字が続いていますが、問題は実際の決算発表を通過して今期の見通しに変更があるかどうか、というところ。足下の円高を受けて下方修正する企業が相次ぐようだとトレンド転換要因にもなりますが、震災後にかなり保守的に業績を見積もったところが多いでしょうから、実際の売上回復と相殺するような格好で何とか通期予想を維持、もしくは小幅上方修正してくるところが多いのではないかと思っています。新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ指数は売買代金上位銘柄的には上昇してもおかしくない感じでしたが、結局続落となりました。前日にIPOとなったモルフォ(3653)は、即金処置などが採られたせいで一転売り気配スタートに。ただ間もなく寄り付くと、その後はスルスルと値を上げていき、売買代金も1位と活況でした。一方で恒例となっているメビオファーム(4580)は、なんと引け際ギリギリに286円の初値がつきました。何とか今週中に値を付けて、さて来週からどういう動きになるかというところ。今後の値動きは「プロ」と呼ばれる機関投資家がどのような売買をしてくるかというところを見るところで、注目しておきたいところです。ところで足下のIPOが好調なので、引け後に決算を出した国内VCの最大手ジャフコ(8595)は第一四半期から非常に良い数字が出ています。第一四半期の回収がDMP(3652)とSEMITEC(6626)ですから、笑いが止まらないという感じなのでしょうね。メビオじゃなくて良かったです。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。金融株は今週買い場だと繰り返し言ってきましたが、ここは予想通りの形になりました。前日のアメリカではモルガンが予想よりもマシな赤字決算を出してきたことで、株価は11%高。加えて上述のように欧米の債務問題進展で海外金融株高が刺激材料に。また金曜の日経でメガバンクの業績観測報道が出たことで、朝方の値上がり率ランキングには珍しくメガバンクが並びました。ただみずほだけはシステム障害の影響で営業減益見通しに。その分値上がり率は弱まりましたが、ここまで売られてきた自律反発の動きなどもあって、堅調な推移にはなっています。やはり市場の戻り局面を演出するのは何と言ってもメガバンクの上昇に尽きます。大株主には各社ともに中国系ファンドが第三位株主に名を連ねており、潤沢なアジアマネーがこのままでは黙っていないでしょう。ここからメガバンクの大反撃が始まる大相場を期待したいところ。イー・ガーディアン(6050)は大幅続伸。前日の好業績報道が引き続き好感されている格好ですが、これであっさり11日高値を抜いてきましたから、前回示した懸念は無事杞憂のまま終わりそうです。一旦調整する場面があったとしても、好需給を背景に5日線などを支持として上昇トレンドは継続できそうです。メイコー(6787)は続落。残念ながら25日線では止まらず、下落継続となってしまっています。想像以上に弱いですね。ここまでくると75日線まで支持がなく、1150円くらいまでの下落は見ておくべきでしょう。ただそこまで落ちれば一目均衡表の雲などがありますから、いい加減底打ち感が出てくるはずです。【注目銘柄】コージツ(9905)は大幅高。この銘柄は流動性も低いので7/6の有料メルマガで「チャート的に狙い目」とチラッと書いただけで、そんなには強く推していませんでしたが、たまたま上手く木曜に第二位株主である投資ファンドがTOBを発表。価格に他のTOBほど派手さはありませんでしたが、どうやら取締役会の賛同がない状態でのTOBで、今後の価格の上昇に含みがあり、TOB価格130円に対して高値135円までありました。上昇率は21.6%にも。正直PBRなどで見てもあまり割安感がない銘柄のため、これ以上の株価上昇はあまり多くは望めないでしょうが、投資ファンドもどこかの意向があって仕掛けているのでしょうね。アジアマネーの指示とか・・・うーん、考えすぎですかね。ちなみに同ファンドが出資しているもう一つの上場会社は夢真HD(2362)ですが、こちらはオーナーと自社株で過半を握っていますから、どうなることもなさそうです。ただ、色々推理してみるのは面白いかも知れませんね。有料メルマガは以下よりご確認の上お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月23日
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最近株も調子が良いので、先日来うちの嫁がおねだりする台所の水切りかごをネットで注文しました。水切りかご?そんなもの大した値段でもないでしょう?・・・と思われる方はこれを一つ見てください。溶接部が少なくお手入れも簡単です。かごの深さを浅くすることで、食器の出し入れがしやすくな...価格:16,800円(税込、送料込)げげっ!!(××)なんと水切りかご一個でファミコン本体が買えます( ̄Д ̄;;たっけー!!一応、高いのにはそれなりの理由があって、まず足があり底が高く浮いていることで洗い終わった食器類の水が下に落ちても再付着しにくくなっています。また下に受け口のトレイがついていて、それが斜めになっているので、落ちた水がそのまま流れて、水が溜まらず清潔的です。「・・・にしてもこれ、高くない?(-。-;)だって今使ってる水切りかごニトリで1000円ちょっとでしょ?これならワシが今の水切りかごを改造してやるよ。足を付けて下にお盆を付けて・・・」「えー、やだ(-。-;)」「だってそれだけの違いでしょ?それで価格が10倍違うなんて・・・」「キッチンでは用品にはこだわりたいの!買って買って!!」「ワシ工作的なもの好きやから作るよ。ただ技術の通知票は5段階中2だったけど(;^_^A」「・・・」・・・そんな感じで渋っていると、嫁が大変不機嫌になってきたので、結局買うことになりました(-。-;)にしてもこれを作った有元葉子さんという料理研究家は、上手いこと商売しますねー。嫁のハートをがっちりわしづかみですよ┐( ̄ヘ ̄)┌やはり商品の基本は価格ではなくて、いかに付加価値を付けて売るかですよね。広告の売り文句も「少し高い!?」なんて書いてありましたけれど、それでも売れるものは売れるようです。これは見習わないといけませんね。
2011年07月22日
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2011年07月21日
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2011年07月20日
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これって私だけなのかも知れませんが、台所で洗い物などをする際にガラス製のものやホーローのものを洗うのが嫌です。というのも、どう表現していいのかわからないのですが、濡れた指の表面と、ガラスのコップなどが擦れるとゾゾゾーっと鳥肌が立つのです( ̄Д ̄;;よく黒板を爪でひっかいて「キーッ」て音が皆嫌だって言いますが、私は実はそれは平気です。ところが、例えば昔コーラやスプライトの1リットルは瓶でしたが、それの蓋を開けるのが嫌で嫌で。というのも、瓶の口とアルミ製のキャップが擦れて・・・、あぁこれを書いている今も思い出して鳥肌が( ̄Д ̄;;なので、親にしてれみればジュースを勝手にドンドン飲まなくて都合が良かったのかも知れませんが、その後ペットボトルになってから問題は解消。今ではキャップもプラスチックになってリサイクルも可能と随分変わったものです。ただ、鳥肌が立つほどゾクゾクっとするので、今くらいの暑い時期では怪談話よりも効果があるエコ冷却法。何故こんなに嫌なのか合理的な説明がつきませんが、とにもかくにも節電の夏は皆これで乗り切れる?
2011年07月20日
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2011年07月19日
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昨晩のことですが、嫁が突然台所から「ダン、ダン!」と言いました。えー、ダンとは私のことですが、あまりに緊迫した呼び方をするので、すわ、ゴキブリか!?と思ったのです。が、行ってみると台所の窓が緑白っぽい不思議な光り方をしています(××)どうやらこれ蛍ですよ。丁度台所の窓の網戸にくっついて光っているようですが、スリガラスを閉めた状態だったのでぼんやりとしか見れません。我々は一旦外に出て見てみると、やはり間違いなく蛍の光方をしていました。私の子供の頃は家の周りに迷い込んでくることもありましたが、最近は全く見なくなりました。昨年はわざわざ山の方まで見に行きましたが、ついに街の中のうちでも見られるとは。ただ今回は一匹だけで、群れから離れてどこからか迷い込んできたのでしょう。この辺りは大きな公園の堀はありますが、川はありません。蛍は幼虫時代に餌にする『かわにな』が住めるような、綺麗な水のあるところにしかおらず、堀のように澱んだ水ではダメなはずです。ホタルはリバーサイド♪川沿いリバーサイド♪と井上陽水も歌っていました←違うそして成虫になると何も食べずに光るだけ光って儚く死んでいきます。セミよりも儚く、日本人好みの虫とも言えます。その幻想的な光をもう少し間近で見たいと思って窓をゆっくり開けて家の中から見よう・・・と思ったのですが・・・残念ながら飛び去ってしまいました(T△T)あぁ。それだけ警戒感があるので、ここまで外敵にも襲われずに飛んで来れたんでしょうけれど。とにもかくにも一夏の思い出を運んでくれた蛍でありました。蜘蛛の巣なんかに引っかからずに、最期まで光り続けて欲しいものです。ただ気になったのは、網戸に虫来ないをかけていたのに、蛍がガッツリと網戸にくっついていたこと(・・;)この前かけたばかりなのに。そう言えば最近やたら蚊が入り込んできているな・・・かいかい(T△T)
2011年07月18日
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2011年07月17日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のNYはバーナンキさんがQE3発言の火消しで反落。前の日の発言によって商品市況が上昇してしまったことに対する打ち消しですが、株式市場も上昇した分の利益確定売りが入りました。ただ引けに出たGoogleの好決算により、Googleは時間外で10%以上の急騰。それを受けた日経平均は寄り付きこそ下げて始まりましたが、すぐに切り返す動き。為替が昨日よりは円安に向かったことも下支えに、内需株中心に買われました。ただ欧州のストレステストの結果を見極めたいという動きや、3連休を控えて様子見ムードが強く、商いは14億株と閑散。投資判断は「中立」。日経平均はドルベースでは円高の影響もあって、震災前の水準を回復してきました。これを海外投資家はどう見るか、というところですが、海外投資家と言っても最近存在感を増しているのはアジア系の外国人。今までほどドルベースの日経平均は意識されないのではないでしょうか。そして金曜の海外市場は堅調でした。2桁の不合格が出ると言われていた欧州のストレステストは8行の不合格で落ち着き。またギリシャの銀行も結果公表前に資本増強策を発表するところが相次いで、無難に通過してきました。またアメリカの方は本格的な決算発表シーズンに突入し、各社比較的好調な滑り出しを見せています。テクニカル的には短期下落トレンドが落ち着いたようには見えませんが、ダウで12400ドル辺りに抵抗線がありますから、今回の決算シーズンがこのまま推移して下げ止まりが確認できるのであれば、ダウは更に強含んで高値を抜いてくる動きになるでしょう。これはその他の指標にも同様に当てはまることだと思います。一方、日本の方は前回も書いたように、私は金曜はもう少し調整して9900円前後で落ち着くのであれば、来週からは無条件で強気に見ていけると見ていました。なのに金曜は少し背伸びをしたかなという印象です。とりあえず月曜の海外市場の動きを見て来週の日本株の動きを判断したいですが、イメージとしては引き続き底堅さを見せる一方で上値が重いという、今までのパターンの踏襲でしょうか。なお、プロ向け市場の東証AIM市場に鳴り物入りで登場した第一号IPO、バイオベンチャーのメビオファーム(4580)は初日に売り殺到で売買不成立。新株発行を中止したにもかかわらず、売り56万株に対して買いがわずかに8000株という散々な結果でした。我々はどちらにしても売買できないので、あくまで事業計画の表面上の数字を単純に見ただけですが、既に契約締結済みの案件での契約金収入などで来期以降は黒字見通しの利益成長を続けるとのこと。一見悪くないように映りますが、「プロ」の方々は実現性に懐疑的と見ているということでしょうか。まあバイオベンチャーなんて上場から上がる銘柄はまずありませんから、程度の差こそあれ特段驚く話でもないですが、これでこの市場の先行きもさっぱりな感じですね。今後のIPOは東証がまた営業を一生懸命頑張らないと、後が続かなさそうです。まあ個人投資家である我々にしてみれば、AIMに上場するくらいなら一般市場に上場してもらいたいですが。新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。Googleの好決算を受けてネット関連株は堅調に推移したものの、直近賑わった省電力・代替エネルギー関連銘柄が売られてマザーズの方は安くなりました。この辺りはしょうがない感じですが、来週は4日立ち会いということもあって、上述のように東証1部銘柄の方が高値安定・小動き・薄商いの形で推移するのであれば、個人投資家としては大して面白くありませんから、値動きの軽い新興市場に資金が回ってくる、という形になるでしょう。なので、引き続き来週も新興市場を強気に見ていきます。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。引き続き自律反発の動きが継続しました。子会社のエムスリー(2413)やDeNA(2432)の株価が堅調に推移していることで、同社の保有株の評価額もウナギ登りというところも支援材料に。終値ベースでは年初来高値を付けた6/22以来の高値。需給はすこぶる良いと言えます。みずほFG(8411)は続落。前回まで言っていたように、この辺りまでの調整は予定通り。そして来週からはいよいよ反転にでる時期だと思っています。というのもテクニカル的に75日線、25日線に達し、実際に130円割れ水準で底堅くなってきました。またアメリカの金融株の決算が始まり、先だって発表したシティは好決算を出してきました。欧州ストレステストも無事通過しましたし、海外金融株の落ち着きが次第に日本の金融株にも波及してくると思います。国債格下げ問題もこれで大体一巡しましたし、ここからは金融株を買っていくべき局面になってくると思います。指数が上昇している中で内需株は上がっているにもかかわらず、金融株の出遅れ感が強く、総じて強気で見ていくべきタイミングが到来したと見ます。来週は金融株に注目です。ジャックス(8584)は軟調。ただテクニカル的には一層煮詰まり感が出て、下からの25日線と上からの5日線に挟まれた格好。上述のように金融株が上昇してくると、感応度の高い銀行系その他金融株は大きく上昇すると見ています。来週からの動きに期待。【注目銘柄】ベスト電器(8175)は大幅高で続伸。家電エコポイントが冬に復活と伝わると、足下好調な家電量販店株を押し上げる動きとなりました。この他にも連日の高値更新銘柄であるビックカメラ(3048)、エディオン(2730)といった、足下絶好調の家電量販店株を更に勢い付かせることになりました。株式的には好需給もあって、相場の雰囲気が外需株の上昇に転じるまでもうしばらく上昇トレンドが続きそうですが、実際に業績に与える影響は限定的とも思います。結局は魅力的な家電が出てこないと、買い換えサイクルには限界がありますし、例えばLEDなんて商品寿命が長いですから、液晶テレビのような陳腐化が一気に起こると思います。この辺りはメーカーサイドに頑張ってもらうしかないですが、家電量販店は出店範囲も限界に近づいていますから、M&Aや海外進出など新たな方策を出さない限りは成長余力も小さいでしょう。有料メルマガは以下よりご確認の上お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月15日
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我々夫婦はあまりテレビを見ないのですが、面白そうなドラマがあるとついつい見てしまいます。今のお奨めはNHKの朝ドラ「おひさま」ですね。毎日楽しみにして見ています(^^)戦前、戦後を通して教師として明るく生きる主人公陽子の人生を描いたドラマで、井上真央さんが非常にチャーミングに好演されています。ただ戦争部分も終わってしまったので、正直あとは大きな波乱もないのかなーと思ったり。話も折り返し地点になりましたけれど、最後まで楽しんで見ていきたいと思います。その繋がりでもないですが、同じくおひさまに育子役で出演中の満島ひかりさんが主演の「それでも、生きてゆく」が7月からスタートしたので見始めました。第一回目は「ふーん、なるほどねー。登場人物のキャラ設定は良いかなー」と、評論家気取りに見ていました。「しかし正直第一回目がピークで、ここから話が面白くなっていくんかねぇ?」なんて上から目線で偉そうに。ところが、昨日見た第二回で激的に引き込まれてしまいました(××)いやー、面白いですねー(;^_^A参りました。最初は満島さん演じる殺人犯の妹と瑛太さん演じる妹を殺された兄の、ロミオとジュリエット的な単なるラブストーリーかと思っていました。しかしこれは被害者家族と加害者家族の苦しみ、葛藤を実にリアルに描いたヒューマンドラマなんですね。私も昔趣味で小説を書いて、このブログで公開したりしていましたが、そんな私好みストライクの題材です。そして「やられたー。ワシはここまで書けんわー( ̄Д ̄;;」と第二回目であっさり白旗。感服しました。猫で言えばお腹を見せている状態です(;^_^A私はフジの木曜10時のドラマにはあまり期待していなかったんですね。今まで特にハマったドラマがありませんでした。そんな先入観があったので最初は懐疑的でしたが、これは見逃せませんよ。全体的に暗い感じのドラマで重いテーマですが、小田和正さんの主題歌もビシーッとハマっています。そして何より満島さんの少し影のある感じがバシッとはまっています。ちょっと前は仲間由紀恵さんでしたが、今では影のある女優では彼女がNo.1ですね(;^_^A元Folderという沖縄アクターズスクール出身の少年少女のダンス系ユニットの一員としてデビューした彼女ですが、あんなに明るく踊りまくっていたのに、今や影のある感じの女優として輝いているというのは、彼女の才能の幅の凄さということでしょうか。そんなわけで、おひさまで知った時には正直「パッとしない女優さんだな」と思っていたのですが(失礼!)今私の中で株は急上昇中です。ものすごくチャーミングに見えてきました(^^)このドラマもあと10回くらいあるのに、ここからどう話を展開していくのかと思いますが、きっと良い意味で期待を裏切ってくれる展開が待っていると思います。韓流ドラマに押されて勢いが翳りがちの日本のドラマですが、これらはそれぞれ要注目です。
2011年07月15日
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2011年07月14日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反発。前日のNYは欧州債務懸念が各国に連鎖する中で3日続落。FOMCの議事録では一部のメンバーが追加金融緩和に乗り気だったことを受けて一時プラスに転じましたが、引けにかけては売られました。それを受けた日経平均は朝方売りが先行。しかしすぐ切り返しプラス圏での推移に。底堅さを見せつけました。ただ前引けにかけては中国の4-6月GDPへの警戒感から値を消す展開へ。しかしそのGDPが市場予想を上回り中国株が堅調推移となると、後場から再度堅調推移に。ドルで80円、ユーロで111円を割り込んだ超円高水準なんてどこ吹く風。前場高値を上回ると、10000円を睨んだところで高止まり。楽観論が強く出た一日でした。投資判断は「中立」。今回もちょっと手抜きですが、今朝配信した有料メルマガから抜粋です。「為替がドルは一時78円台、ユーロも110円割れまで突入してしまったので、輸出関連株中心に売りが続くものと思われます。FXをやっている個人投資家は大変だと思いますが、やはり国の政策で大きく動いてしまう為替は個人が安易に手を出すべき代物ではないと思います。 それはさておき、私自身はそこまで悲観的でもありません。今日は下げるでしょうが、底堅さが次第に見えてくるのではないでしょうか。円高は外国人投資家の資金流入を呼び込み、下値では相変わらず日銀のETF買いが期待できます。 チャートはアイランドリバーサルの形になっていますが、下落によって上値に窓が次々と開いてきますから、今度は上値の吸引力が次第に強くなってくるとも思います。相場反転のタイミングとしては15日の欧州ストレステストの結果公表でしょうか。上手くいけば明日辺りから明確な反転の兆しが出てきそうです。今日の昼には中国のGDP発表がありますが、正直期待薄。万一昼休みの日経先物が強含むなら、買い転換と見て追いかけても良いかも知れません」思った以上に日本株の動きは強く、また中国のGDPも案外良かったため、予定より早く反発したような格好です。ただ中途半端なところで反発すると底が深くなる恐れがあるので、個人的にはあまり歓迎していません。これだけ上げてきたのですから、今週一週間くらいは大人しくしておいた方が息の長い相場に繋がると思うのですが。ただ日本に居て日本だけを見ているとそういう見解になるのですが、世界的に俯瞰してみると景色は異なってきます。つまり世界のどこを見ても債権不安、雇用不安、成長鈍化・・・と投資先が見当たらず、ならば既に震災というイレギュラーでダメージを受けて先んじて安くなっていた日本株が良いんじゃないか・・・とは、消去法ながらも説得力のある買い理由に見えます。その証拠が足元急速に進む円高でしょう。海外からの資金が日本に向かってきての結果です。それに対して財務大臣は「市場を注視していきたい」とお約束のフレーズ。まあ今介入に踏み切れる程、政局は落ち着いていないですが・・・。何か聞かれたからとりあえず答えました、という感じが見え見えのコメントでした。個人的は確かにその辺りで致し方なしかな、とも思います。あまり介入に頼るのもどうかと。ただ時々は伝家の宝刀を抜かないと、竹光しかないとなめられてしまいます。結局それを狙ったFX投資家もたくさんいるでしょうが、夏場の円高は先週の月曜にも書いたようにそんなに甘くはなさそうです。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。特にマザーズ指数は朝方から強く、実は個人投資家だけではなく、外国人投資家のマネーは新興市場にも流入してきているのではないかと見ています。円高による業績面でのマイナス部分を抑えながら、株式の評価益向上だけを期待できる内需銘柄は、外国人にとっても買いやすいでしょう。私は最終的な主役は新興市場の主力株とされる時価総額の高い銘柄と見ています。前回述べたように指数が上がってきたら、新興市場内での相対的な出遅れ株物色によって力強く上がってきそうです。【ポートフォリオ銘柄】GCAサヴィアンG(2174)は反発。以前からお伝えしているように、同社はアメリカでの報酬をドルで受け取るため、実は案外為替の変動を直接的に受けやすい銘柄。なので、80円を割り込んできた足元のような相場では、業績に対するマイナス要因に働いてきます。ただ本日はマザーズ指数が大きく伸びたことにも支えられて、何とかプラス引けとなりました。テクニカル的には75日線や一目均衡表の雲下限に何とか救われた格好で、再度雲からの脱出を試みているところ。一方でストキャスに少しずつ割安感が出てきていますから、今週この水準に留まることができれば、来週以降また上値を目指していく流れになっていくと思います。メイコー(6787)は反発。昨日は全体地合の売りに押されて軟調でしたが、今朝安からすかさず切り返しの動きに。やはりまだ相場は死んでいませんね。ただ勢いは少し弱まってしまいました。さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。ジャックス(8584)です。三菱UFJグループでカード事業を展開し、自動車のオートローンを主力としています。エコカー補助金の打ち切りにより自動車販売が低迷すると、オートローンも伸び悩み。関連業法の規制強化や震災による消費意欲の減退もあって、前期は減収減益(最終利益のみ増益)に。ただ本日は同業の三井住友系のポケットカード(8519)が中間期業績予想を上方修正してきており、同社への波及も期待できます。あくまで貸倒関連費用や弁護士費用といったコストの削減によるもので、売上自体が伸びているわけではないのですが、同社のような信販系や消費者金融各社もこの辺りかなり保守的に見積もっており、同社も上方修正の公算は高いでしょう。それ以外にも本日は丸井G(8252)が三菱UFJの投資判断引き上げを受けて上がりましたが「過払い請求の推移から金融事業の最悪期は脱したと判断できる」ことによるものでした。事業環境は日に日に良くなってきており、四季報では減収増益の見込みで、利益ではV字回復傾向。 株価は震災後も回復が見えず概ね底値圏を這ってきましたが、6/28に大和による投資判断最上位設定を背景に大幅高。しかし買いが続かず、出来高を伴った高値陰線を形成してしまいました。足元はそこからの調整継続の流れ。 テクニカル的には震災後の下落でできた窓が上方に開いたままで、まだ248円~258円と比較的大きい点に注目。移動平均線は全て下方に位置しており、週足の26週線だけが最後の砦です。 日足では一目均衡表の雲を明確に抜け出したところで、ストキャスも好転シグナル。需給面では信用買い残が多い状態ながらも、少しずつ改善傾向にあります。 また同じくオートローン主力のカード事業であるみずほ系のオリコ(8585)に比べると、同社のPER9倍に対してオリコは6倍と見かけ上は割高に映りますが、オリコの方は優先株も発行しているため、潜在株式を含めたPERを算出すると52倍に。従って同社の方が圧倒的に割安であり、PBRも0.4倍と申し分ありません。 目標株価は1月から2月にかけてもみ合った280円に。手前の一目均衡表の雲と遅行線が接し、窓埋め完了となる258円辺りが一度抵抗線になりそうですが、そこを抜けると上値は一気に軽くなりそう。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】アイティメディア(2148)は反発。こちらは昨日の昼休み時間中に有料メルマがで配信した銘柄ですが、本日寄り付きから買い気配スタートで始まり、もう少しで目標株価330円に到達でしたがわずかに届かず。折角ですので取り上げ根拠を以下に示します。「ソフトバンク系のIT関連のコンテンツ配信。6/29は電子技術情報誌「EDN Japan」の事業譲渡を受けてストップ高に。3期連続の赤字続きだが、今期は小幅黒字転換見込み。上期は赤字継続だが下期に巻き返しを図る。足下のスマートフォンの普及やIT関連技術者の需要もあって、それなりに達成度合いは高そう。 株価はその後は調整入りし、本日前引け時点で丁度6/29に開けたチャート上の窓を埋めてきた。ここで短期的な調整トレンドは一巡したと見たい。下値は25日線、75日線と支持線が重なり、一目均衡表の雲も薄いながらも存在。遅行線も雲下限というところで支えられそうで、300円という心理的節目も存在する。ストキャスにも割安感あり。 需給面では信用買い残は少しずつ減少している格好。6/30の高値陰線分はしこりが残っているが、逆にそのしこり損切りのために買ってしまった筋がもう一段高狙ってくる可能性を期待する。 目標株価は調整局面のもみ合い水準である330円程度までに考えて小幅利食いを。損切りは300円割れで」ホッコク(2906)は大幅高。こちらも先週有料メルマガで取り上げ、今週月曜で終了としてしまったのですが、本日ドカンときました。ちょっと粘りが足りませんでした。上昇率は24.7%にもなったのですが。自戒も込めて、以下に取り上げ根拠を示します。「ラーメンチェーンを展開。事業を拡大し過ぎたため、選択と集中による再建中。4期連続赤字で疑義注記あり。今期は黒字転換予想だが、実現するかどうかは微妙。 22日にラーメン「一風堂」を展開する力の源カンパニー社と業務提携を発表しストップ高に。その後は熱も冷めて調整の流れにある。足下の株価は22日の寄り付きの株価まで調整し、行って来いの流れになった。200日線に頭を抑えられて下落してきており、案外チャートに沿った値動きを見せる。 テクニカル的には25日線に接近してきたことから、反発のタイミングが近づいている。75日線も上昇に転じ、2線が交わる74円辺りで下値は固められた印象。80円割れ水準で底堅さが出てきたこと、また次第に煮詰まり感を出してストキャスも好転してきたため、この辺りで買いのタイミングと見たい。明日5日線を越えてきたら、上値は一気に軽くなる印象。 MACDが暗転してきたため、株価の変化点も近い雰囲気。一応形式的には一目均衡表は三役好転の形で遅行線も雲の上にある。ただしこの辺りはあくまで建前的なものである。 信用買い残は22日にストップ高を付けてから、その下落調整局面にかけて膨らんできている。が、この上値でのしこりを解消するために、筋がもう一度値を上げてくるところを狙いたい。 目標株価は100円の手前に設定。買値より5%超えたところは利食いゾーンと考えて、状況次第では目標株価到達前に素早く利食い対応できる人のみ。損切りも適宜。現実的には75円を割り込んでくるようなら25日線を割り込んでしまい、下方に開いている窓を埋める流れとなるので撤退すべきだろう」実は今回まだ紹介したい銘柄があったのですが、文字数の関係上割愛させていただきます。こんな内容が届く有料メルマガは以下よりご確認の上お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月13日
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昔ニュースで見たことがあったのですが、先日ふとしたきっかけで見つけて改めて思いました。遺灰をダイヤにするサービスがあるのです。えっ、遺灰を!?(××)http://www.ihai-diamond.com/diamond.html元々灰もダイヤも炭素で出来ているということで、何とか頑張れば(?)ダイヤに変えることができるのだとか。ペットや家族が亡くなって、それでダイヤを作ることでいつまでも一緒、というふれこみなのですが・・・これ、正直言って気持ち悪くないですか?( ̄Д ̄;;呪われたダイヤとか、ミステリー小説の題材になりそうですが、何かそのような負のイメージを受けてしまいます。私だったらダイヤにしてもらいたくないですね。かといって正直お墓も一カ所に止まってるのがつまらないから嫌┐( ̄ヘ ̄)┌できれば宇宙とかに飛ばしてもらいたいですが、確かそういうサービスもありましたね。この辺りはアメリカ人が色々思いつきますが、全く色々な価値観があるものです。
2011年07月13日
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2011年07月11日
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うちの嫁のアクビが尋常ではないという話を以前書きました。その回数が常人を逸しており、スイッチが入ると30秒に一回のペースで量産します。しかも、毎回違うタイプのアクビをして、108通りのアクビを多彩に操ります。私は彼女のアクビを録音してCD化し、販売したいとすら思っています。あと、時々シャックリも患います。私はシャックリなんてここ10年ほどしてないような気がするのですが、嫁は何かの拍子で突然ヒックヒック言い出します。しかも結構ペースが速く、5秒間隔くらい。シャックリ100回したら死ぬとか言いますが、嫁はしょっちゅう死んでます(-。-;)嫁のすごいのはここからです。シャックリをしている間にアクビが出ると「ヒック、ふぁー、ヒック」とシャックリの間にアクビを挟むのです。これはもう神業です(××)動画か何かで撮って「アカン警察」とかに投稿したいくらいですが、嫁が首を立てに振りません。普通アクビは感染ったりしますが、あまりの凄まじさに感染る余地がありません。おかげさまで私は退屈せずに、息を飲んで見守っています(・・;)
2011年07月11日
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2011年07月10日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のNYはADP雇用統計などの予想以上の数字を受けて大幅高。NASDAQに至っては、終値ベースでリーマンショック後の高値水準に並んできました。それを受けた日経平均は朝方から当然のように買いが先行。シカゴ225が10200円手前の水準でかつ円安とあっては、売られる理由がありませんでした。ただその結果SQ値が10225円とかなり高い水準で決まると、主力株中心に上値の重い展開に。後場分足で75本足に達すると反発する場面もありましたが、ハードルが上がってしまった雇用統計に対する警戒感や週末要因に上値が重くなり、実質的には寄り天井。結局SQ値に届くことなく幻のSQとなりました。投資判断は「中立」に。出来高はSQにも関わらず17億株台と低水準。SQ分を抜けば15億株程度で、売買代金は1兆円程度とのこと。ただし金曜動いた株価水準は震災後3/14の急落で窓を開けた水準で、俗に言う真空地帯ですから、上昇局面でも商いが薄くて当然かも知れません。それでもそう考えるのであれば、3/11の安値である10254円が今度は上値の重石となってきます。そして金曜のSQ値も10225円と、その近くで決まりました。このところの17,8億株程度の出来高であれば、10250円の突破には時間がかかるでしょう。その間に外部環境や悪材料が表面化すると、上値の維持は難しいのではないでしょうか。それを受けて投資判断を一段階引き下げました。一方、日本の政局や電力に絡む不安がどうであろうと、外国人としては出遅れ感の強いところで日本株を買っておけ、という流れになっているのでしょう。丁度日経平均の回復に乗り遅れた投資家が出遅れの強い新興市場を物色するようなもので、現状の不安よりも将来に対する期待を買うという株式市場本来の特性通りに動いているようです。 それでも未だ違和感は拭えず、例えばEUは織り込み済みながらも、利上げを決定してきました。これだけ欧州の債務問題がゴタゴタしている中での利上げは、また一層の不安をかき立てます。為替もそれ程円安にはなりませんし、むしろ違和感は拡大するばかり。更に金曜でまたチャート的には窓を開けて上昇しました。6/17からの上昇過程において日経平均は4つの窓が、TOPIXにいたっては大きいものだけでも5つも開けています。夏場の電力不安も含めて不安材料ばかり目に付く中で、なかなか強気にはなれません。頼みの綱のアメリカ株も高値到達という目標達成感が強くなると思われます。金曜のNYはそのハードルが上がった雇用統計を受けて、案の定の急反落。NASDAQは9日ぶりの反落となりました。それでも下値では買いが入り、引けにかけては急速に下げ幅を縮める展開に。S&Pは1340ポイントという今年に入ってからの抵抗線で何とか踏みとどまった感じになっています。来週のアメリカ市場の値動きは急落こそないもののダラダラ下げる感じになると見ているのですが、もし1340ポイントでしっかり底値を固められれば、再度1350ポイントを超えて逆に緩やかに上昇トレンドが続くことになりそうです。新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に堅調。売買代金が増えているのは結構ですが、IPO銘柄や値動きの良い銘柄に限られているという感じで、他の銘柄には波及していません。それでも相対的に出遅れ感の強い新興市場銘柄はまだ買われる余地が大きそうで、来週はいよいよ新興市場銘柄が盛り上がってくるのではないかと見ています。というのも、大抵大型株に遅れて新興市場銘柄が上がり出し、上がり出すと値動きの良さから買いが集まり・・・と需給が好転してくるからです。例年夏場は新興市場は少し力が無いのですが、今年は少し暑い夏になると見ています。【ポートフォリオ銘柄】日本オラクル(4716)は反落。全体地合の好調によって2800円を寄り付きから超えてきたので、寄り付きで損切りとなりました。トータルでは配当もかなり出るので、実数字よりは損失は緩和されるのですが、それでもえらい目に遭いました。親会社が外資系の会社には、このようなリスクがあることは承知しておくべきですね。イー・ガーディアン(6050)は続伸。出来高を伴って急騰し、一時3000円の節目を突破してきましたが、引けにかけては売りに押され75日線に頭を抑えられた格好。金曜は主要取引先であるグリー(3632)がDeNA(2432)と共に堅調推移したことも材料視。背景にはドコモ(9437)が中国インターネット検索最大手の百度と、携帯電話向けコンテンツを配信する合弁会社の設立で基本合意と報じられたことがある模様。合弁会社はポータルサイトを運営し、スマートフォンなどにゲームや電子書籍を配信。DeNAとドコモは国内外におけるソーシャルゲーム事業で提携しており、中国でのゲーム配信拡大に期待感が高まっていることが挙げられるようです。そんな中で益々同社の事業環境も良くなってくるようですが、株価の方はなかなか上放れが見られません。テクニカル的には一目均衡表の雲や遅行線が実線に上値を抑えられるので、一旦は利益確定売りが出易いタイミングだったと言えそうです。それでも、その雲も少しずつ薄くなっていきますから、次第に突破のタイミングは近づいている印象です。もし月曜プラスで寄り付くのであれば、積極的に買っていって良い銘柄だと思います。日本トリム(6788)は反発。株価推移に派手さはありませんが、自社株買いなどにも支えられて堅実な値動きが続いています。ただ株価には相当煮詰まり感が出てきました。上放れのためのエネルギーは貯まっている段階。そして月曜にMACDが暗転するタイミングにくるので、大きく上放れる時機としては月曜が適当と見ます。特に足下では震災後に盛り上がった銘柄の名前が、ここにきて値上がり率上位に顔を出しやすくなっていますが、震災後75日を経過したことで、売買が一巡してきたためとも言えましょう。月曜ドカンとくると見て要注目です。【注目銘柄】DMP(3652)はストップ高。このところSEMITEC(6626)や日本ドライケミカル(1909)というところがIPOセカンダリーとして値を飛ばす中、同社もようやく火が付いたという様子。上場初日に付けた高値を抜けて、需給が一気に好転してきました。特に同社はここ最近の上場IPOの中では業態的にも最も注目度が高かっただけに、上場後の値動きにはやや不完全燃焼感がありましたから、ここからの動きは良さそうです。うまく行けば5000円超えも視野に入ってきそうで、割り切りならば乗ってみる価値はありそうです。有料メルマガは以下よりご確認の上お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月09日
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前回金沢に行くという話をしましたが、金沢に行ったら是非とも一度行ってみたい場所がありました。それは平和軒というラーメン屋さんで、金沢城や尾山神社のすぐ傍にある、見た感じ非常に普通のラーメン屋さんです。何故そんなに気になっていたのかと言いますと、あのウッチャンが一番好きなラーメン屋として度々テレビなどで言ってて「そんなに美味しいのか」と思って一度行ってみたかったのです。ちなみにウッチャンの奥さんの実家が金沢ということで金沢の店が出てきたわけですが、東京ではよく色々な店が紹介されるのに、地方は全国的なテレビで取り上げられるような店が無いですから、地方のミーハーな私は非常に気になっていました。ネットで平和軒の口コミを検索してみると「いつ行ってもいっぱい」「近くに行ったら必ず寄る」「駐車場がないけどコインパーキングに停めてでも行く」・・・と絶賛の嵐。これは是非行ってみないといけません。そんなわけで期待に胸を膨らませながら到着。平日でしたが丁度昼時だったのですごく混んでいるんだろうなぁ・・・と警戒して行ったのですが、結構空いていました(・・;)そして一番スタンダードなラーメンとライスを注文。待ち焦がれて出てきたラーメンですが・・・、まあ正直な感想を言えば普通な感じでした(;^_^Aいや、私の期待値が高過ぎたのかも知れません。また、私自身とんこつ大好きなので、こってりしたラーメンが好きなのですが、こちらのお店はあっさり醤油味なので、評価はちょっと相対的なものではありません。そして約束の時間が迫っていたので、焦って食べたというのもあります。ただ麺は評判通り美味しいと思いました。総合的には美味しいとは思いますが、特段印象には残らず・・・というところです。店のおじさんなども良い感じの方でしたが、ミシュランの審査員ばりに偉そうに公平性を貫くならば、まあまあというところでした。ごめんなさい。
2011年07月09日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反落。前日のNYは中国の利上げを受けて軟調スタートとなったものの切り返し、相場の底堅さを見せつけました。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日強かった分の反動もありましたが、九州電力(9508)の原発再稼働論議に黄色信号が点ったことから電力株中心に売られ、指数を押し下げました。それでも下値では買いが入り、一時プラス圏に浮上すると昨日の高値を抜けて震災後高値更新の動きに。引けにかけては明日のSQを睨んで売られ、連騰記録は7でストップしましたが、下落はマイルドなものでした。一方銀行などの時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいTOPIXの方は日経に比べて少し売られた印象。投資判断は「やや買い」。明日はSQということで一つの節目でありますが、予想以上に強い動きで個人的にはビックリしています。本日も電力株の下落など売り材料こそ満載の一方、ほとんど買いに向かう材料が無いにも関わらず底堅さを見せました。それで明日以降の値動きですが、やはり上値の重い展開を予想します。SQを通過することで売り方の買い戻しの流れが一服する一方、新しい売りポジションを建て易くなりますから、1万円という節目はまた意識されてくる流れになるでしょう。またアメリカでは雇用統計がありますから、週末要因と合わせて様子見ムードが高まることも、上値を重くする要因になると思います。中期的には日本株も上向きに見ていますが、短期的には少し弱気、というのが私の見方です。ただしそれは現在の見解であって、明日のSQ通過後の動きや、雇用統計を受けたアメリカ株の値動きを見て、また土曜に来週の見解を示したいと思います。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。こちらは以前「東証1部銘柄の買い疲れが見えてくる頃に新興市場への資金流入は加速しそう」とお伝えしたような形で、出遅れ感が見られる新興市場銘柄に買いが入りました。特に本日は原子力関連銘柄の後退により、対照的に代替エネルギー関連株が買われやすい地合となりましたから、関連銘柄を中心に値上がりが顕著でした。引き続き為替も円高水準に変わりがなく、内需株が多い新興市場は全員が参加しやすい土壌を持っていると言えそうです。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は反落。アメリカで銀行株が上値の重い展開となった中で、邦銀の方も利益確定の売りが先行。結局200日線が上値を抑える格好になり、GSによる銀行セクターの強気見通しも反応薄でした。とりあえず明日SQなので、明日の地合が200日線突破のカギを握りそうですが、個人的にはもう少し時間がかかるような気がします。日本オラクル(4716)は続伸。先週末のストップ安後の下落からようやく切り返しの動きが見られ、金曜の水準手前まで戻してきました。個人的には3000円くらいまでの戻りは固いと見ているのですが、金曜は2800円でも随分しこりを残しましたから、2800円で損切りとします。今ではリバウンドくらいしか同社をポジティブに見る理由がありませんので。メイコー(6787)は続伸。テクニカル的にはギリギリ一目均衡表の遅行線が雲抜けしてきましたが、明日でそれも確定的になる流れ。一般的に遅行線が長い雲から脱した時は強い買いが入りやすくなりますから、今のポートフォリオ銘柄の中では一推しの銘柄に。終値ベースでは震災後高値となっており、需給面も良く要注目。【注目銘柄】ファーストエスコ(9514)は大幅高で一時上昇率が10%超に。こちらは昨日の有料メルマガで取り上げましたが、ちょっと慎重に見過ぎてしまったため買値到達前に上がっていってしまいました。昨日も神鋼環境ソリューション(6299)やサムシングHD(1408)など、忘れた頃に材料が出て再騰する銘柄がありましたし、特に本格化する夏場に向けて節電関連銘柄等はまた注目されても不思議ではないと思ったため取り上げたのですが、上述のように九州電力の原発再稼働に黄色信号が点ったことが、省電力関連銘柄にとって格好の買い材料を提供してくれました。マザーズ自体の出遅れにも注目したのですが、結果タイミング的にはバッチリだったと思いますので、折角ですから以下に原文通り掲載します。△ファーストエスコ(9514) 東証マザーズ 売買単位1株34550円 出来高602株7/7買値 33550円以下7/15までの売値目標 36300円 省エネ支援コンサルなどを手がけるも、業績が悪く事業再編中。3期連続の赤字で今期ようやく営業利益は黒字転換を見込むが、最終利益は赤字継続見通し。疑義注記あり。 震災の瓦礫を用いた発電などを材料に、震災後は思惑含みで株価は10倍化。前回の決算を受けて株価は調整を続けてきたが、足下は3万円までで下値が固まった印象。3万円は震災直後の3/15安値5190円→4/14高値55800円の半値水準であり、4/11のストップ高で開けた窓も埋めるライン。MACDも暗転しているため残念ながら上値を積極的に追うような雰囲気はなさそうだが、短期的な小さなリバウンド局面を拾いにいきたい。株価は5/23,6/10などの安値を結んで形成される下値支持線と、5/11,6/17高値を結んで形成される上値抵抗線で作られる三角持ち合いの中にある。現在はその下限レベルまで調整してきている。下値は更に75日線での支持が期待されると共に、ストキャスが好転してきたことで、短期的なリバウンドを狙えるタイミングにある。需給面では信用買い残が震災後高止まりしており、その数もなかなか減ってこないが、一方で売りも止まった印象。本日は出来高が600株と急騰前の水準にまで落ち込んでしまったが、投げ売りが出てくるイメージもなく、まだ下抜けはないと見る。買値は本日終値よりも1000円下のところで、下落したら拾う程度に。目標株価は昨日の高値を少し超えるレベルで。33000円を割ってくるようなら脈無しと見て、さっさと損切りで。 そんな有料メルマガは以下よりご確認の上お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月07日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日続伸。休み明けのNYは引き続きの薄商いの中でほぼ横ばいの動き。それを受けた日経平均も薄商いの中で再度1万円にトライ。一昨日の高値を抜いたところで息切れ感が出ていましたが、後場2時頃に景気動向指数の好調を受けて直近高値を上抜くと、そのまま先物主導でスルスルと上値を取りに行く動きに。結局は10080円にまで達し高値引け。上昇幅も3桁と大きく、2年ぶりの7日続伸。3/14以来の高値になりました。投資判断は「やや買い」。材料難の中で想像以上に強い動きになりました。1万円での上値の重さを見越して売りを入れていた筋が持ちこたえられなくなって買い戻し、というのが正解でしょうか。TOPIXも200日線を越え、いよいよ「もはや災後ではない」という状況になってきました。正直銀行株が相対的に弱い中での指数の堅調さには、未だ違和感が拭えません。またムーディーズによるポルトガル国債格下げを受けて、ギリシャに続きポルトガルの信用不安が高まったことで、ユーロ諸国の財政問題は長期化するとの警戒感もあり、その中での強さは不気味な感じがします。商いも低水準のままですし、とても雰囲気が良いとは言えない状況なのですが、それでも相場は懐疑の中で育つ、というところでしょうか。週末にはSQもありますから、照準は1万円に合わせられていると思われ、逆に言えばそれより上に行く要因に欠けています。私はやはりまだここは警戒すべき段階と見ています。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。ただ東証1部銘柄に比べて弱い印象。昨日・本日と大証(8697)が東証との合併に対する報道を受けて値を上げました。同社自体の時価総額が大きく、株式的に買われることが新興市場全体の動きにもっと波及しても良さそうですが、反応はイマイチ。個人的には合併が前進することで、JASDAQのブランド力が増すことによるプレミアが付くと睨んでいます。実際に前身のJASDAQがヘラクレスと統合される段階で、JASDAQ銘柄にややプレミアが付された印象でした(ただしJASDAQ-TOP20というものを設定したお陰で実需買いが入ったという見方が正しいのかも知れません)。なので、このニュース自体はある意味規定路線かも知れませんが、今度はマザーズとの合併という話が進展するに従って、JASDAQ銘柄にとっては次第にプラス材料が意識されてくるでしょう。まだまだ先の話ではありますが、新興市場には目に見える明るさがあると思います。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は堅調。上述のようにポルトガルの信用格付けが投資不適格のジャンク級へ引き下げたことを受け、欧米市場では銀行株を中心に金融セクターが下落。それを受けて邦銀も朝方は売りが先行しました。それでも後場にかけて地合の良さに後押しされ、プラス圏に切り返してきました。この辺り引き続き強いですね。ただまだ200日線を越えられていませんから、油断は禁物です。GCAサヴィアンG(2174)は続伸。本日の日経一面で「M&A攻勢へ、投資枠26社で5兆円」と報じられると、同社のアドバイザリー事業の好調を好感し、朝方から買い気配で急伸。以前からお伝えしているように、日経でM&Aが好調との記事が出るととにかく買われる銘柄ですが、今回は一面だったということで特に効果絶大でした。ただ買いは長く続かずほぼ寄り天に。結果、窓が大きくなったことから高値陰線となりました。ちょっと飛ばし過ぎた感がありますが、昨日の値動きが胡散臭かったのも遠因かも知れません。とりあえずチャート的には無事一目均衡表の雲の薄い部分を突破し、遅行線も雲入りを果たしました。明日13万円を維持できればトレンドは上方転換したと言って良いでしょう。売り一巡からの5日線に沿った形での上昇に期待。震災前の水準からの乖離が大きく、自律反発期待もまだ根強いです。昨日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとなったメイコー(6787)は反落。ただ昨日は陽線となったので、まあまあ良いところで入れた感じです。テクニカル的には25日線に沿った形でしっかりしており、金曜にも雲抜けできるでしょうから、そこからいよいよ上昇トレンドへ向かいそう。こちらも震災前の水準からの乖離が大きい銘柄。【注目銘柄】マネックスG(8698)は大幅高。JPモルガンによる投資判断引き上げもありましたが、本日の日経によればネット証券大手5社の6月の株式売買代金が、合計で前月比10%増の6兆4800億円と3カ月ぶりの増加に転じたとのこと。少しずつ個人投資家が市場に戻ってきている感じで、おそらくは足下で日経平均が1万円を回復したことにより、一段とその傾向は鮮明化すると思われます。ただ個人投資家が市場に増えてくると、そろそろ相場の天井が近いのではないかという気もします。全般的に個人投資家には安くなると参加意欲をなくして安いところを買いそびれ、高くなると高値掴みし易い傾向があります。特に新規投資家には。無論、きちんと売買していない時でも相場研究を怠らず、相場の機微をきちんと読み解かれている個人投資家もたくさんいると思いますが、本来大切な資産を増やす、守るためには常日頃からそういった研究・努力を怠るべきではなく、むしろ「もう相場なんて見たくない」という時こそ、何かを掴むチャンスと思います。あの松下幸之助さんは『失敗したところでやめてしまうから失敗になる。 成功するところまで続ければ、それは成功になる』と言われています。これは彼が言うから名言ですが、私がいうと「当たり前だろ」となってしまいますけれど。また本田宗一郎さんも『失敗は成功の土台をつくる』とおっしゃっています。明日の勝者を生み出す種は今日の失敗にあるというわけですね。いつもこんな長い文章を読んでくださる研究熱心な皆さんは問題ないでしょうが、私も含めて日々是勉強と思いながら、継続していくことが結局は一番の成功への近道だと思います。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月06日
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先日お隣の金沢で所用がありましたので、車でひとっ走り行ってきました。私は非常にビビリなので、スピードを出すのが好きではありません。なので基本道路は制限速度を守って走ります。これを言うと必ず「えー、うざい(-。-;)」と皆に言われるのですが、この風潮はどうなんですかね?違反は罰金ですし、事故ったら人生が狂ってきます。ゆっくり走った方がエコですし。まあ20kmまで5秒で加速、というところまではなかなかできませんが。でも皆焦って加速と減速を繰り返していますけれど、大抵信号にひっかかりますからあまり到着時刻は変わらないです。もしウソだと思うなら、今目の前を走っている車を覚えておいて、制限速度を守りながら走って5分でどれだけ差が出るか確かめてみてください。大抵先の信号にひっかかったりして止まっているので、すぐ追いつきます。そもそも信号機も、直進ならば制限速度と距離で流れの良い切り替え時間を設定している場合が多いのです。当然追い抜くことはないですが、ほとんど変わりませんから。加速、減速を繰り返さず一定速度なのでエコですし。実際、私はハイブリッドではないですけれど、ほぼ毎日のように車を使って1ヶ月半に一回しか給油しません。後ろの車にもエコを強いることができます←これは余計なお世話そんな私でも高速を使わずに行こうとすると、国道でも山道で一車線になってくるので、さすがに後続車のプレッシャーに負けてちょっとスピードを出します。なのであまりこの道好きではないんですね。ただ今回は上手いこと後ろのトラックが安全に制限速度をきっちり守るポリシーなのか、次第に見えなくなってきました。これはラッキーと思い、私は制限速度の50kmで走っていました。これで大体20分くらいは快適に自分のペースで走れます。ところが数分後、そのトラックがものすごい勢いでチャージしてきて、あっという間に追いつかれてしまいました(・・;)それでもまあゆっくり派の運転手だろうから、と思い構わず制限速度で走っていたのですが、背後1m以内にピッタリとくっつかれて完全にあおられています(-。-;)なんだこの急変は!?( ̄Д ̄;;と思い冷や冷やしたのですが、しばらくあおった後、路肩で一気に抜き去っていきました。こいつはホンマにものすごい凶器を扱っているという認識があるのでしょうか?和歌山ナンバーまでは見たのですが、どこのトラックかはよく分かりませんでした。しばらくそのまま走っていくと、別の車が白バイに捕まっていましたが、例のトラックは上手く抜けていったみたいです。全く、こっちの方を捕まえて欲しいよ、と思いました。そんなに急ぐなら高速使え!\(*`∧´)/
2011年07月06日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】新規募集開始しました! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html 成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 夏のボーナスを資産運用で増やして、上半期の損失を取り返しましょう。 足下絶好調な株式市場はそのチャンスです!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━前回Skypeについて書きましたが、今回はその具体的な料金などについて、今更解説してみます。私が当初Skypeがとっつき辛いと思ったのはその料金体系でした。SkypeのHPを見てもらえばわかりますけれど、元々アメリカの企業で、日本語版HPもいかにも「アメリカのサイトをそのまま翻訳しました」的な感じの書き方になっていて、抵抗感があったんですよね。なので料金体系もイマイチわかり辛い┐( ̄ヘ ̄)┌↓SkypeのHPhttp://www.skype.com/intl/ja/home/Skypeには大きく分けて2つの料金体系があって、先払いのプリペイド型か、月額の固定制か。私のようにあまり電話をかけないというタイプだと、前者のプリペイド型が有利ですが、プリペイド型の場合は少し通話料が高くなります。厳密に言うと「接続料」なるものが科せられて、一回電話をするとまず約5円とられます。加えて1分につき固定電話であれば3.22円、携帯電話であれば17.5円かかります。もし1分以上電話をするなら間違いなくSkypeの方が得ですが、仮に携帯にかけて30秒以内で用が済むのならば、30秒21円のソフトバンクのホワイトプランでも、普通にかけた方が得ということになります。まあ普通30秒以内ってなかなかないでしょうけれど。一方の月額固定制は、例えば月額130円で60分分通話可能となります。その場合接続料などは発生せず、1分あたりの通話料も安くなります。ただ、月額が安いものは固定電話にしかかけられず、携帯電話にかける時はもっと上の料金体系にしなければなりません。・・・というところまで、結局今回のような「きっかけ」がないとなかなか調べて乗り換えようという気にまでならないのが人間というものです。ただ、先日母の携帯を変えた際に真剣に自分の通話料も見直してみたら「あれ?あまり電話をしないと言っている割には、結構電話使ってるぞ(・・;)」と案外無駄が多いことに気付いてしまいました。そんなわけで早速Skypeに申込み・・・したのかと言うと、実はまだやってません(;^_^A次に電話をかける機会があったら申し込めばいいや、と。そういう意味では私は非常に人間くさい生き物のようです。さて、乗り換えたい日経平均は本日続伸。金曜のNYは堅調推移で、先週のNYは全て陽線という強い相場でした。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。シカゴ225先物が1万円だったこともあり、金融株を中心として一気に1万円を伺う水準まで買われました。その後アジア株の上昇もあって、後場寄り後間もなく無事1万円に到達。ただ本日のNYがお休みということで商いは引き続き膨らまず。上値を一段追うには迫力不足で、利益確定の売りに押されました。結局寄り値を下回り、日足は陰線になりました。投資判断は「やや買い」。ただ今週は1万円の目標達成感や週末にSQが控えていることもあって、このままグイグイ上値を追っていく展開にはならないと見ています。また、本日窓を開けて上昇してきたことで、実はチャート上では6/22,6/29の上昇で開けた窓と合わせていわゆる「三空」が完成してしまいました。ちなみにTOPIXの方は金曜も窓を開けて上昇したので、その他の小さい窓も合わせると窓が開きまくりなのですが、これらは足下の出来高が薄いせいとも言えましょう。なので今週は上記テクニカル的な要因、以前示したように3月以降月初高→一週間は弱含む傾向、そもそも足下2週間で日経平均が600円以上も上昇してきた過熱感、の3つが重なって、日柄調整を要求される週になると思います。 一方でこれも前々から言っているように、月曜で震災から75日が経過するということで75日線が上向いてきましたから、下値は固いと思います。なので、調整はあくまで日柄的な過熱感を吸収するものに止まり、下値は大体9800円程度までではないでしょうか。方向性としては上向きで、SQ通過後から1万円超えの水準に居場所を移すのではないかと見ています。ただし上値を追って震災前の水準を試すには、為替のトレンド転換や夏場の電力供給に対する不安心理が上手く改善する必要があります。ところで「7月はドル円が円安に振れやすい。8割は円安となっている」と言っている人がいたので、ホンマか?と思い7月の1日と31日のドル円の比較を、データが取れる88年から23年分調べてみました。結果は13勝10敗と確かに円安の方が多かったですが、微妙なところ。確かに00年以降の11年では8勝3敗と勝率は7割にはなりますけれど、そのうちの4回は1円幅も円安にはならず辛勝。逆に円高の時は3円以上円高になったりします。また07年以降は1勝3敗とリーマンショック以降の7月はむしろ円高に振れやすい傾向があり、結果7月が良いとも悪いとも言えないような気がします。逆に8月は円高になる傾向が顕著で、特にピークとなりやすい8月の第5,6営業日から1ヶ月間見てみると、98年以降の13回のうち円安になったのはたったの1回だけ。やはり夏場は円高圧力が強く、株式市場にとっても警戒感しないといけません。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。日経平均が1万円を一時的にも回復したことで、サブ市場としての新興市場にも安心感が漂った様子。日曜の日経によればアメリカでFacebookの上場が近いと囁かれていることで、周辺関連会社のIPOも盛んになっていると出ていました。それによってネットバブルの再来も指摘されている格好。足下でもソーシャルゲームのZyngaがIPOを申請し、日本のSNS関連銘柄も買われましたが、アメリカのIPOが加熱する中で、日本のネット関連株への刺激材料となる可能性は強いです。ネット関連銘柄の多い新興市場には、まだまだ上値余地が大きいと言えましょう。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。米ISM製造業景気指数の上振れを受けて、世界景気の先行きに対する警戒感が後退、欧米金融株が大幅高となっており、国内金融株も連れ高する状況に。バーゼル委の新規制に伴う自己資本の上乗せ幅に関しても、落ち着き処が見えてきており、過度な増資懸念なども払拭された模様。それらの不安要因の後退とともに、出遅れ物色の流れが強まる展開になってきた形で、なんだかんだで疑心暗鬼の中で値を上げ続け、5/13の戻り高値水準まで戻ってきました。ちなみに5/13は枝野官房長官による東電(9501)に対する債権放棄要請があって、後場にメガバンクが大きく急落した日ですが、そこから需給を崩して株価は底這いを続けました。ようやく当時の水準まで戻ってきた格好です。他のメガバンク、地銀などの上昇と共に本日の日本株上昇の原動力になったのは間違いないと思いますが、それでも引き続きここからの上値追いは慎重に見ておくべきだと思います。上値には200日線が控えますから、一旦は日柄調整が必要でしょう。日本オラクル(4716)は続落。先週末ストップ安比例配分で終わった流れや、大和証券による投資判断引き下げを受けて上場来安値を更新。ただこれで悪材料が出尽くしと思われ、何とか上場来安値更新後は底堅さが見えていますから、この辺りで下げ止まってくれそうです。逆にここで下げ止まらなかったから底が見えなくなってくるので注意が必要です。さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。それはメイコー(6787)です。プリント配線板製造で国内上位の同社ですが、震災による直接的なダメージが大きく、前期は赤字転落。福島工場は原発に近いため再稼働の見込みが立たない状態ですが、中国やベトナムといったアジアに生産拠点を移すことで、未だ旺盛なスマートフォンの需要を取り込み増収増益見込みとなっています。元々海外の生産能力の方が国内の10倍規模ということや、国内工場は国内自動車減産もあったので停止の影響は限定的。一方で7月にも工場再開を目指すと伝わっており、再開が報じられればアナウンスメント効果から強含む可能性もあります。 株価は6月に入ってから1200円前後で推移してきましたが、25日線の上昇に沿って上放れの動き。しかしそれでも震災前の株価水準にはほど遠く、出遅れ感が強い状況。3/14に急落した際の窓はまだ埋まっておらず、出遅れからの自律反発に期待ができます。MACDも好転目前の位置に。 一目均衡表は遅行線が雲からまだ抜け出せていませんが、DMIが好転しており、パラボリックも好転。指標面では概ね買いシグナルが優勢のため、素直に上抜けてくるでしょう。75日線も本日から上向きに転じ、下値不安は一層小さくなります。 3/16に下値で大商いをこなしてから明らかに需給は好転し、そこからは右肩上がりの状態が続いています。信用買い残は足下減少傾向にあり、信用倍率も4.3倍にまで改善。上値にしこりもない感じ。PERは13倍と普通ですが、PBRは0.7倍と割安感があります。 目標株価は窓埋めの1400円で。200日線も位置するため、上値はその辺りまででしょう。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】鉱研工業(6297)は大幅高。本日の日経で「東京大学と海洋研究開発機構などの研究チームが、太平洋の海底でレアアースの巨大鉱床を発見。推定の埋蔵量は陸上の1000倍に達し、日本で使う2年分程度のレアアースが確保できるもよう」と報じられると、海洋掘削に対する需要増の期待感から日本海洋掘削(1606)や三井海洋開発(6269)共々買われました。正直同社は陸上での掘削が主力ですから、今回の一件での反応は明らかに過剰ですが、株式市場にとってはそれが事実かどうかは二の次。足下既に好調な株価推移が続いていたこともあって、短期資金の一段の呼び水となりました。本日は朝方から全体の地合が良かったことや、他に大きなニュースが無かったこともあって、寄り付きから大きく買われた結果、一方他の2銘柄は陰線となりました。ただ、こちらは実際に業績に与える影響も色濃く出てきそうですから、売り一巡後は買いを狙っていくべき局面とも思います。それにしても大きなお宝が発見されたようで、久しぶりに日本にも希望の光が見えてきたニュースのように思います。その他にもメタンハイドレードの実用化が実現すれば、いよいよ日本も資源を持つ国に生まれ変わることができます。ただ、そのためには権益確保をしっかりと行わないといけません。新幹線技術も中国に盗まれようとしている中で、日本の国レベルでの抗議があまり見られないのがヤキモキ。とにかく日本は海洋国家ですから、海にはもっと多大な関心と投資が必要でしょう。ところでブログの形態を少し変えて、一日に何度か分けてアップしていこうかと検討しています。いつも長文を一気に並べていると、読む方も疲れますでしょ?ただメールマガジンに関しては今まで通り一日分まとめて配信しますのであしからず。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年07月04日
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2011年07月03日
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2011年07月02日
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