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2014年01月04日
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改めましてあけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて本日は年内最後の12月の成績発表です。12月は前半は利益確定の売りに押されましたが、SQ後に需給が改善して再度上放れの流れになってきています。そんな中で私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

みずほFG(8411)
215円→228円(20営業日保有 上昇率6.0%)

地合の戻りに合わせて上伸し、大納会では無事9月の戻り高値も上回り。個人投資家の換金売りが一巡し、新年から始まるNISAに入れやすい銘柄であることから(高配当・低単価)、買いが集まった格好です。08年以来の高値を更新し続ける 三井住友FG(8316) に追いつけという流れ。

これまでは「みずほが上がると相場もあがり」という悪い評判が立っていますが(出遅れ狙いの資金を一気に飲み込んでしまう流動性があるため)、今回は三角持ち合い上放れが始まった株価位置ですから大丈夫と思います。このまま年初来高値を更新して、悪評を一気に払いたいところ。


三井海洋開発(6269)
3005円→3020円(20営業日保有 上昇率0.5%)

メタンハイドレートの話がまた足元で出始めてきましたが、どうも全般的に手詰まり感。元々短期的にどうこうなるような話でも無いのですが、株価の反応が薄いのが残念ですね。日柄調整は済んでいると思いますが。足元でエネルギー価格の下げ止まり感が出ていることは、微力ながらも下支えになると思います。


岡三証券G(8609)
970円→1072円(20営業日保有 上昇率10.5%)

12月は尻すぼみの展開でしたが、最後の3日間で急騰。証券業全体の値上がりが続いており、一気に巻き返しを図っている感じです。TOPIXの上昇で全体相場がしっかりしてきたことが背景に。こちらもメガバンク同様三角持ち合いを上放れてきたところなので、ここからもう一段高を期待しましょう。


テーオーシー(8841)
800円→800円(14営業日保有 変わらず)

不動産株もようやく復調の流れ。ただ一応前回「800円での戻りで損切り」としたので終了となりました。上値抵抗線を上回ってきたことで、テクニカル的にはちょっと分水嶺的な場面となっていますが、不動産株であればもう少し面白い銘柄が他にもあると思うので切り替えることにします。


東京瓦斯(9531)
510円→518円(20営業日保有 上昇率1.6%)

500円を底に切り返しの動き。こちらも昔から安定高配当銘柄の代表格とされるガス株ですから、電力株無き今、NISA組入期待が高い銘柄です。チャート的には短期ピークアウト懸念は残る場面ではあるものの、500円の下値は固そうな印象です。


日本碍子(5333)
1857円→1988円(20営業日保有 上昇率6.0%)

12月はずっと1900円での横ばい推移が続いていましたが、ようやく上放れの機運に。こちらは単価が200万程の株ですからNISA絡みの買いは全く期待できませんが、中国の大気汚染問題は一向に収まる気配もなく、引き続き関連株としては注目されやすいところです。


IJTテクノロジーHD(7315)
12/12より 551円→500円(11営業日保有 下落率9.3%)

円安の進捗が進む中で恩恵の受けやすい自動車部品株からエントリー。東証2部の小型株であり、三社統合による新規上場扱いであることから、値の飛びやすさにも期待しました。ただ出来高急増の後はむしろ下に放れてしまい、結果最高値圏で掴んだ形に。

元々東証2部で出来高の薄かった三社(アイメタルテクノロジー、自動車部品工業、TDF)の統合持株会社で、そもそも流動性が増えたというだけでも大きなプラス材料と思います。元来PERが低めの自動車部品株ですが、負ののれん代剥落後の来期見通しもしっかりしていますし、これ以上下げる理由も無いでしょう。結果株価にダイナミズムが出た点も、株式的にはプラス材料。

同社の主力取引先であるいすゞ(7202)がタイの政局混乱を嫌気する形で伸び悩んでいますが、足元でようやく株価に織り込まれて上放れの機運。同社自身も売り一巡感から約半値戻しの格好に。半値戻しは全値戻しとなるか。


ダイユーエイト(2662)
12/14より 668円→705円(10営業日保有 上昇率5.5%)

厳冬のホームセンター株と1月上昇アノマリーに期待してエントリー。大納会では業界首位のDCMHD(3050)が決算を受けて急騰しており、同社の決算もそうでしたが、減益ながらも底堅さが確認される状況となりました。

足元では消費増税前の駆け込み需要で建設業界が繁忙を極めており、個人事業主など御用達のホームセンターも高水準の売上が見込まれます。株式的には5月の戻り高値を上回り、約1年半ぶりの高値水準で上値の節が払われたところ。特に足元で出来高が急増していることから、ここが正念場と言えます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.11(%/営業日) という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 11/29終値 15661円→16291円(20営業日 上昇率4.0%) 0.20(%/営業日) 
TOPIX  11/29終値 1258  →1302 (20営業日 上昇率3.5%) 0.17(%/営業日)

今月はベンチマークに敗北。昨年は後半から大人しく日経平均連動型のETFを買っていた方がパフォーマンスが良かったのかも知れませんね。とほほ・・・


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数555.3ポイント
まあ数字的にはgogogoで縁起が良いので、今年は一気に1000ポイントを目指していきます。


さて、1月の相場展望ですが、前半の投資判断は「やや買い」を継続します。昨年は年間の上昇率が歴代4位という大記録の年でもありました。上昇率という観点ではあのバブル期すら上回る勢いで、私が生まれてから初めての強さでした。

その上昇波動も後半には一服したものの、昨年末から再度上放れの機運が高まってきています。昨年一年間で個人投資家は実に8兆円もの株式を手放しました。これが今後400万口座と言われるNISAを通じてどの程度戻ってくるかに注目です。超短期的には今NISA口座で買いから入ってくるわけですから、その個人の買いが目先の買い主体となってくるでしょう。

もっとも、私はNISAよりも証券増税のダメージの方が圧倒的に大きいので、長期的に見るとマイナス材料だと思っています。

いずれにせよ短期的にはやや過熱感があることと、連休中の海外が弱かったことで、大発会の売り先行のスタートは避けられそうにありません。シカゴ225先物の値から見ても、いきなり16000円の攻防となりそうです。

それでも現在のところ株価が上がり続けていること以外に特段目立った悪材料も無いので、これが崩れるきっかけになるとは考え辛いです。国際情勢はどこもかしこも相変わらず緊迫感がありますけれど、いつだってそうですから、余程衝撃的なアクシデントが起こらない限りは過度に心配する必要は無さそうです。

それに日経平均は下がるかも知れませんが、個別では出遅れ感からの買い戻しの流れが続くものと思います。拡大が続いたNT倍率も、実質受け渡しが14年に入った年末3営業日で急速にTOPIX側が上昇し、良い方向で解消されつつあります。

ちなみに日経平均÷NYダウのNN倍率の方は過去の歴史的に1倍前後で推移しますが、足元でようやくNYダウに追いついてきて1倍に接近してきました。まあこちらの方はあくまで概念的な意味合いが強いですが、単純な日米比較でも日経平均に特段の買われ過ぎ感が無い事を示しています。

その日経平均は長期的にはひとまず歴史的な上値抵抗線(96年の阪神大震災の復興需要を睨んだ高値、2000年のITバブルの高値、07年の小泉劇場の高値、それらを結んで今に続く超長期の上値抵抗線)を遂に上回ってきました。メジャーSQを通過し、裁定買い残なども一定量解消されたことで、需給が改善した点が大きかったと思います。

それがクリスマス休暇以後お休みモードとなっていた外国人投資家が戻ってくることで、再度押し下げられるかどうかが注目点です。ただ押し戻されたとしてもその上値抵抗線15650円辺りまでがメドと思います。と言うわけで、今月は下押し場面があったとしても、大したことは無いと見ています。

為替市場では昨年末のIMM通貨先物のドル買い・円売りのポジションが14.3万枚とリーマンショック後の最大水準となっています。そのポジションに対して板の薄いところでの仕掛け買い戻しが入り、連休中のドル円は104円と1円以上の円高水準。

ただしこういうやり方はあくまで一時のパニックを誘う手法ですから、日本市場が開いて間もなくすると再度円安トレンドに戻ると思います。一方で為替水準が段々と喜べない筋の声が高まってくるにつれ、上値抵抗力が強まってくる場面にあるとも言えます。例年のパターンから考えても、1月中旬辺りに為替はピークアウトしやすいですから、今月は後半から株価も重くなりそうです。


1月はアノマリー的には一年の中でもっとも上昇率の高い月として有名ですが、一方で午年は十二支の中で最もパフォーマンスの悪い年ともされます。と言うのも、過去に90年のバブル崩壊と02年のITバブル崩壊による大幅下落が響いたわけですが、この辺りは正直たかだかサンプル数が5つの話ですから、アノマリーとして成立するかどうかは微妙です。

ただアメリカなどの株価は史上最高値となっており、反落する下地はあります。特に4月からは消費増税もありますし、証券税制も倍になりました。基本私は残念ながら今年は下落の年、暴落も有り得る年だと考えています。

今現在のところタイミング的には4月辺りが怪しいと見ていますが、一方でそれまでは上げていくだろうとも考えています。逆に考えると「春先以降下げるために上げる」という言い方ができるのかも知れません。

それでも、超長期的には上述のように歴史的な上値抵抗線を上抜いてきたことや、為替の円安基調がまだまだ続いていくであろうことを考えると、日経平均はバブル時の高値39000円超えも十分有り得ると考えています。それが何年後になるかはわかりませんが、日本も異次元の金融緩和が続くのであれば、本質的には十分に可能と見ています。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





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Last updated  2014年01月04日 15時39分07秒
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