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2008.01.12
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カテゴリ: lovesick
1度は部屋に戻って布団に入ったけど、夜中に、暗い寒い部屋に、楓を1人にしてしまったことが気になって眠れなかった。だから何とか、楓に対する欲望をなだめて、楓のところに戻った。、、つもりだったのに、思わぬ楓の反応に、つい、またエロ心がうずいてしまった。目を閉じて、俺の指に反応し、唇を震わせ、吐息をもらす楓は、どうしようもなく色っぽくて、意識しないようにしても、だんだん、なんか夢中になってしまった。気がついたら、思いっきり抱きしめて、めちゃ熱くなった俺のを押し付けてしまってたし。俺って、やばい?でも、楓が嫌がってたら絶対やめたとおもうんだよ、うん。って言い訳になんないか。はあ。。楓、声が出ないから、なんとか我慢できたけど、あの状態で、もしもエロイ声まで聞かされたら、間違いなく我慢できなかったよな。あああ、でも、俺ちょっと、ちゃんと褒めてもらいたいよ。だって、もう1年以上ヤってない上に、腕の中に大好きな楓がいて、ヤってもいいよ光線でまくりだったのに、ちゃんと我慢したんだから。7回くらいヤったって、おかしくないくらいだったんだぜ、正直な話。

当分禁止、と言った俺の言い方がきつかったのか、楓はパソコンを閉じ、黙り込んでしまった。目もあわせてくれないし。
「怒っちゃった?」
と、我ながら情けない感じで聞くと、楓はこちらを向き、微笑んで首を振る。俺はほっとして、
「よかった。何度も言うけど、愛してるからなんだよ。俺、楓のこと、むちゃくちゃ」
というと、嬉しそうにうなずいてくれる。
『ねえ、悠斗』
楓がパソコンを打ち始める。
「うん?」
『言うの忘れてた。今日はありがとう。とても楽しかった。なんかいっぱい揺れて、迷惑ばっかりかけちゃったけど』
「俺も楽しかったよ。それに、迷惑どころか、嬉しかったよ。楓がどんどん自分を見せてくれてる気がして」
楓は少し考えて、
『自分でも驚いてる、と同時にすごく自然だったのかなとも思う』
俺も少し考えて、
「なんとなく分かる気がする」
と答えた。
『また、、、誘ってくれる?』
俺はどきっとした。めちゃくちゃ嬉しかった。よかった、また誘ってもいいんだ。
「よかった、また誘ってもいいんだ」
と、ついそのまま言ってしまうと、
『よかった、また誘ってくれるんだ』
と書いて、微笑む楓。
「もちろんだよ。俺、何度も誘うよ?」
『ありがとう。でも、悠斗、忙しいんでしょ?』
「確かに忙しいけど、会いたい。だけど、、、楓も忙しいんだろ?」
楓は、考えながら、
『そうね。確かにちょっと今は立て込んでるかも。個展の準備と、彩たちの引き出物と。普段はマイペースにやってるんだけど』
「じゃあ、当分会えないかなあ?」
『ん~、だけど、ずっと泊り込みになるほどじゃないわ。多分。だから夜なら会えると思う』
俺はほっとして、
「そうか、ならよかった。仕事終わったら飛んでいっちゃうかも」
楓は笑って、
『ご飯食べにおいでよ。悠斗のキライな生野菜、おいしく食べる方法考えとく。』
「いいよ、そんなの、、、食べないよ」
楓は、さらにニコニコ笑って、
『子供みたいね。悠斗。ハンバーグもちゃんと作るから』
って、全く子供扱いされてるし。。
『それに、さっき言ってたみたいに、悠斗のほうが時間があるなら、いつでも窯にも来てみてね。陶芸興味ある?』
「ん~、楓の仕事だし、よく知りたいけど、俺、多分、向いてないと思うんだ。。」
というと、
『向き不向きなんてないよ。楽しく作ればいいんだって。あ、、でも、悟はひどかったけど』
「あはは、それ、さっき、宗太郎も言ってたよ」
『やっぱり?あれはみんなの記憶に残る作品だったわ。ある意味貴重かも』
「めちゃ気になるわ。どんなんか」
『とても、言葉では説明できないよ』
と、楓は笑った。

ふと、時計を見ると2時を回っている。さすがにそろそろ寝なくちゃな。。でも、やっぱり離れがたい。俺は思い切って、
「楓、今日、ここで寝ない?一緒に」
楓は驚いたようにこちらを向く。
「今度は、もう絶対何もしないから。ほら、さっきは油断してたんだ。今はちゃんと考えてからもの言ってる。ただ、抱っこして寝たいんだ。離れるの寂しくて。、、だめ?」
楓は少し考えて、うなずいた。
「やった。じゃあ、俺、ちょっと枕と毛布とってくるわ。」
と部屋に急いだ。宗太郎は相変わらず、ぐうぐう寝ている。監視員失格だよ、ったく。
枕と掛布団、毛布を持って、リビングに戻ると、楓がソファをベッドに変えてくれていた。俺は枕を置いて、先に横になる。右腕を伸ばして、楓を誘う。楓はちょっと恥ずかしそうに横になり、そっと俺の腕に頭を乗せた。俺は、左腕を頭の下に置く。これで妙な気になってもとりあえずは。そんなこっちの努力も知らずに楓は横を向き、俺の胸にもたれてくる。密着度が高い。
「おやすみ」
と、声をかけたけど、無反応。やれやれ。またあっという間に眠ってるし。ほんと無防備すぎる。これって誰にでも、、なんだとしたら、ひょっとして、なんとか恋人になれたとしても、俺は、ずっとハラハラしどおしかも?なんて、甘いんだか苦いんだか分からない想像をしながら、右手を楓の背中に添えて、俺も眠った。


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最終更新日  2008.01.12 07:51:19
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