『Japanese Poem-かな短歌-』

『Japanese Poem-かな短歌-』

6月の詩



おかねが ないって しあわせだ
とられる しんぱいは ない

しが ちかいひとは しあわせだ 
いちにち いちにちを たいせつに いきられる

からだの ちいさいひとは しあわせだ
たくさん ごはんを たべなくていい

かおの みにくいひとは しあわせだ
こいに だまされることは ない

めのみえない ひとは しあわせだ
よごれたものを みなくて いい

みみの きこえないひとは しあわせだ
わるだくみの こえを きかなくて いい

わるいことは わるくない
よいことは よいわけではない

あるがままに
なるがままに

いまを たいせつに いきて いこう        きく紫




12歳(鎮魂歌) 06月12日(土)

 12さい

 おかあさんの あたたかい うでのなか
 あの やすらかな ひび
 わたしは なんて しあわせ だっただろう

 そして ようちえん 
 ちょっぴり さびしかったけど
 いっぱい ともだちが いた

 そして しょうがっこう また
 あたらしい ともだち やっぱり
 おかあさん すこし さびしいよ

 あるひ おかあさんが いなくなった
 おかあさーん どこへいったの?
 おとうさんが てんごくへ いったんだよって 
 いったんだ。

 あるひ とつぜん てんこうした
 ともだちと わかれるの とっても
 さびしかった

 ともだちが ほしい
 なんでも はなせる ともだちが ほしい
 おかあさん どうして わたしを おいて
 てんごくなんか いって しまったの

 わたしは いま おかあさんの うでのなか




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