日々のあぶく?

日々のあぶく?

June 16, 2005
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カテゴリ:
A kaleidoscope
かつて子どもだったあなたと少年少女のための"ミステリーランド"シリーズ。
ウタノショウゴさん、漢字の雰囲気から勝手に女性かと思っていたけど、声に出して呼んでみれば男性か。
まぁ、そんなことはいい。
装丁・挿絵は荒井良二氏。

この本は作者紹介の分が面白いことも多い。
「~島田荘司氏宅のチャイムを何を考えたのか押してしまったのが運命の大転機~」とか、
「~トリプル歌野とミステリーファンの賞賛を受けている」とか、
普通の味気ないのとは違うことが多くて必ず読んでしまう。
そういや高田崇史氏のを読んだ時には、今までの作品全てを講談社のみで出版してくれている有難い作家である。というような紹介文だったよな。
もちろん、あっさり風味の時もあるけれど。
こういう文は担当者が書くのだろうか?

あとがきにかえて、最後に「わたしが子どもだった頃」という作者の子供の頃についてのエッセイ?を載せる趣向もよい。
(今更ながら、これもシリーズ通して、全作にそれぞれついている)

KAZ、おっちゃん、僕の3人は不思議なことなどを捜査する探偵クラブ・51分署捜査一課のメンバー(5年1組1班だから)だ。
今までの仕事は中央分離帯に出現するダンシングクイーンの謎、とか、
公園にいた自分の家を忘れたおじさんの家を探してあげるとか、
週末の先生たちの過ごし方を推理するとか、いろいろある。
最近、活動が低迷してきた時にKAZが提案したのは近くにある「森のお化け屋敷」
今はゲームからとった「デオドロス城」と呼ばれる屋敷の探険だ。
そこで僕らは幽霊を目撃する。
次の調査の時は1班の班長・タキゾノキヨミと桂木さんも一緒だった。
そのときに見たのは乳母車に乗った死体!しかも、それが短時間で消えた。
幻かと思ったけれど、同じ死体が全然別の場所で発見される。
死体ワープの謎とは?

なんだか少年探偵団らしくて面白かった。
ゲームの話が出てくる本が多いのはやはり現代版という感じ。
英語の題名(今までの本も全部ある、大体そのまま訳したもの)・A Kaleidoscopeをみたら、トリックは想像付く。





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Last updated  January 31, 2006 09:14:40 PM


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