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October 31, 2005

過ぎ行く風はみどり色・倉知淳

テーマ：ミステリはお好き？(1498)

カテゴリ：本

祖父・兵馬との意見(進路)の相違から家を出た方城成一は10年ぶりに帰ることに。
祖父と叔父・直嗣が霊媒師に入れ込んでいるというのだ。
母の依頼でサイ研究をしている正径大学心理学科の教授から助手2人(神代、大山内)が(祖父たちの)説得に来る。
成一が成城にある実家に帰ったその日の夜、祖父が殺された。
その時、家には妹の美亜、事故で障害を負ったいとこの佐枝子、父・勝行、家政婦・フミもいた。
アリバイもあり、不可能に見える犯行、佐枝子を狙う影、不安になった成一はつい猫丸先輩に連絡してしまう。
恐竜の発掘に忙しい先輩だったが、仕事が不発に終わり、事件解決に乗り出した！

猫丸先輩のペースに乗せられっぱなしの成一だが、先輩によって救われている部分も多いと告白している。
猫丸先輩の偉大さ(？)、優しさ、存在の大きさが今回は評価されているが、
それについて振り回されっぱなしの八木沢君(今回出番なし)どう思っているのだろうか？
確かに、今回の猫丸先輩は優しさも大盤振る舞いしていた気がする。
分かり難い優しさであったりもするが、そこがまた魅力？

以前出てきた天空真理教もちらっと出てきて、前シリーズとつながりをみせている？(事件にはなんら関わりないけれど)
読むのが後先になってしまったが、幻獣遁走曲にも今回の恐竜発掘で知り合った人が猫丸に誘われて、とあるバイトに参加している。

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