日々のあぶく?

日々のあぶく?

September 10, 2006
XML
カテゴリ:
The King of Attolia

暗殺者に襲われつつも、自ら撃退したエウジェニデス。
彼には王の資質があるのでは?
従者や裏切りの罪で投獄された女王のスパイ頭・レリウス、警護不備で同じく投獄されたテレウスへの対応を見てコスティスはその思いを強くする。
エウジェニデスが素質を隠し、王となるのを躊躇う理由は?
皆に認めて欲しいとコスティスは一計を案ずる。

自ら冷酷だと評す女王が多くの人に愛され、支えられていたことも明らかになる話である。
エディスの女王の盗人という役割を捨て、彼が手に入れたもの、入れたかったものが明らかに。
また、そうなるように仕向けた神々の意向も明るみに出る。

今回もエウジェニデスが神の言葉を聞く。
考えてみればエディス国の女王の盗人は一人。と、言うことは盗人の神の加護は彼一人にあるということ。神と一対一の関係というのは素晴らしくも恐ろしい。

今回は神話ではないが、プレシネ(女王の小間使い)により昔の物語が話される。
あらゆるものから尊敬されたカトディシアの王・クリムンの話。
争いが絶えない国を愁い、月の女神に自分がよき指導者になり、国民に平和をもたらすことが出来るよう祈る。
女神は最初に会った奴隷を助けること、月の出ている間は嘘をつかないことを条件に願いを聞き入れる。
奴隷だったジェロステネスは命を救ってくれたクリムンの従者となり、危うく嘘をつきそうになった王を助け、彼がアヌックスになる手助けをする。
(ジェロステネスが王を助けたのはクリムンが信頼できる友人となっていたからと女神はクリムンの人格を認めた)

続編はでるのだろうか?(かなり絶望的であるが)ソフォスの安否がはっきりしないところに次回の鍵があったらいいと思うのだが。

バレシウス・一国の王のこと
アヌックス・王の中の王のこと

1  ハミアテスの約束
2  アトリアの女王 前編-復讐-
3  アトリアの女王 後編-告白-
4  新しき王 前編-孤立-





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 10, 2006 10:34:06 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: