日々のあぶく?

日々のあぶく?

October 21, 2006
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カテゴリ:
DIE UNENDLICHE CESCHICHTE
装画 ロスヴィタ・クヴァートフリーク

ネバーエンディングストーリーとして有名な映画の原作。
有名すぎるほどだったのに未読でした。
ミヒャエル・エンデの「モモ」は何十回も読み返しているのに…

映画化されたのは三分の一ほど。(1作目)~バスチアンが幼ごころの君に名をつけるまで。
その後、続編として映画化されたものがあるが、それは観てないので(どのあたりが映画化されているか)分からず。
懐かしくもあり、新しくもあった物語。一気に読んで堪能。
映画は上手く作っていたことも分かった。

バスチアンがいじめっ子らから逃れて訪れた古本屋。
そこで彼が手にしたのはあかがね色の絹の表紙に二匹の蛇(ウロボロス)が描かれた「はてしない物語」という本。
心奪われた彼は本を持ち出し、学校の屋根裏で読み出す。
虚無がファンタージエン国を襲い、幼ごころの君が病に伏せる。
彼女を救うのが虚無からの脱出の鍵だとされ、幼ごころの君の名代である事を示すアウリンを授けられた勇士・アトレーユが探索の旅に出る。
愛馬アルタクスとの別れ、媼モーラとの出会い、群集者イグラムールからフッフールを助け出し、
夫婦隠者のエンギウィックとウーグルの協力でウユララの予言を聞き、
大風坊主に吹き飛ばされ、グモルクに出会い、幼ごころの君に謁見する―
ひきつけられるように読むバスチアンはいつしか自分が救い主になる存在だと気付き、幼ごころの君に新しい名「月の子(モンデンキント)」をつける。

新たな物語が始まり、ファンタージエン国に入ったバスチアンは「真の意志」を探すため、アウリンを持って旅をする。
夜の森ペレリン、色の砂漠ゴアプ、炎を持つライオン・グラオーグラマーンとの出会い、
千の扉を抜け、銀の都アマルガントでアトレーユらと出会い、共に旅することに。
そこでは彼が望みを持てばすべて叶うが、そのたびに、彼の人間界での記憶は失われていった。
それを知っても気にせず、英雄として活躍するバスチアンを心配するアトレーユとフッフール。
バスチアンを傀儡の王に仕立てようとする魔女サイーデも旅の仲間に加わり、アトレーユ達との溝は深まる。
バスチアンは幼ごころの君に代わってファンタージエン国の帝王の座につこうとするも、アトレーユらの攻撃にあい、失敗。
だが、記憶を無くした元人間(元帝王)らの姿を知り、アトレーユらの友情を感じ、自分の世界に戻る旅に出る。

バスチアン・バルタザール・ブックス~10か11歳くらいの背の低い太った少年。いじめられっこ。物語を作るのが好き。母は亡くなり、自分に無関心な父と二人暮し。
カール・コンラート・コレアンダー~古本屋店主。

アトレーユ~緑の肌の勇士。
フッフール~幸い竜(ファルコン)

さすらいの山の古老~「はてしない物語」を記述(同時進行で記される)。
幼ごころの君~エルフェンバイン(象牙の)塔に住む、ファンタージエン国のあらゆる命の中心であり、存在するのみ。


真の意志とは「愛」。
愛を知り、アトレーユとフッフールの友情と協力により、バスチアンは元の世界に戻る。
元の世界では一日しか経っていなかったが、父親との関係も良好になり、古本屋店主とも理解し会う。





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Last updated  October 21, 2006 12:13:34 PM


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