日々のあぶく?

日々のあぶく?

December 2, 2006
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カテゴリ:
The Japanese Nickel Mystery

競作 五十円玉二十枚の謎 に触発されて北村薫氏が書いた小説。
エラリー・クイーンが最後に描いた幻のみ発表作という体裁をとっており、(日本を誤解した表現などを説明する)注釈もまた味を出している。
クイーンファンには垂涎のテーマを扱っているのだろう。
分からない所はあるけれど(クイーン)未読でも楽しめた。

nickelに"悪魔"の意がある事を始めて知った。
(ニッケルの価値が低かった頃に、銅に似ているが異なものであるニッケル鉱を掘り当てた工夫が「この悪魔め」と言ったことが語源だという一説があるとかないとか…)

ミステリ作家でもある名探偵エラリー・クイーンが来日。
公式日程をこなす傍ら、東京で発生した幼児連続殺害事件に興味を持つ。
同じ頃、大学のミステリ研究会に所属する小町奈々子はあるバイト先の書店で五十円玉二十枚を千円札に両替するよう頼む男に遭遇していた。
ファンの集いでクイーン氏の作品に対する自説を披露し、知遇を得た奈々子は彼を案内した上野動物園で幼児誘拐の現場に居合わせた。
その犯人と両替男の繋がりとは?





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Last updated  December 2, 2006 10:40:44 PM


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