日々のあぶく?

日々のあぶく?

February 24, 2007
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カテゴリ:
MEMORANDA

訳は貞奴(詩人・リライト担当)、金原瑞人・谷垣暁美(共訳)

何だか最近、偶然借りた本が何かしら繋がっていたり、関連あったりするなぁ。
本の中に入るとか、脳に関することとか、三部作ばかりとか、今回は作者の名前がフォードだった。
(前に読んだ本の作者がFforde(英の作家)、本書がFord(米の作家))

白い果実 」の続編らしい。

<理想形態都市>崩壊の8年後、独裁者ビロウの策略で、クレイたちの住むコミュニティー・ウィナウに奇妙な眠り病が蔓延。
治療薬を求め、アーラの緑のベールを持ち、老馬と狂犬とともにシティの廃墟に戻るクレイ。
人狼に襲われた所を助けてくれたのは意識を持つ魔物・ミスリックス。
ミスリックスはビロウを父と慕っていた。
彼からもたらされたのは、ビロウも同じ眠り病に犯されているという衝撃の真実だった。
治療薬の手がかりは崩壊が始まっているビロウの<記憶の宮殿>にあるという。
ミスリックスの力を借りてビロウの記憶の中に潜入したクレイは、銀色に輝く<水銀の海>の空中に浮かぶ島で暮らす不可思議な4人の人物(研究者)に出会う。

なんとも幻想的な話。
記憶の中にある世界。そこでの人はビロウの過去に関りのある人であったり、殺した人であったり…
クレイは観相官としてビロウの手足となって働いていたが、今はその呪縛は解けている。
その頃の罪の意識にさいなまれながら、許しを求めているようだ。
治療薬はビロウが<理想形態都市>で洗脳に使っていた"美薬"で、眠り病から覚めたは良いが、コミュニティーの人々は狂い始めてしまう。
居場所を失ったクレイはミスリックスと共に旅立つことに―

…これも三部作らしい。





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Last updated  February 24, 2007 01:31:39 PM


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