World travelerのイギリス大学院留学

World travelerのイギリス大学院留学

スイス




正式名称: スイス連邦 (Swiss Confederation)
2006年1月現在
一般事情
1.面積 4.1万km2(九州本島よりやや大きい)
2.人口 739万人
3.首都 ベルン(人口約12万人)
4.人種 主としてゲルマン民族 (外国人約20%)
5.言語 独語(63.7%)、仏語(19.2%)、伊語(7.6%)、レート・ロマンシュ語(0.6%)、その他(8.9%)
6.宗教 カトリック約41%、プロテスタント約35%
7.略史 1291年 スイス誓約同盟
  1815年 欧州列強がウィーン会議でスイスの永世中立を承認。
  1848年 連邦憲法制定(1999年4月に現憲法に改正) 連邦内閣樹立
  1960年 EFTA加盟
  1973年 ECと自由貿易協定締結
  1992年5月 EC加盟申請提出
     12月 国民投票でEEA(欧州経済地域)協定批准を否決
  2002年9月 国連加盟を国民投票で可決(190番目の加盟国)
  1999年6月 EUと第1次二国間協定を締結(政府調達、農産品市場へのアクセス自由化等7分野)
  2004年6月 EUと第2次二国間協定を締結(詐欺対策、加工農産品等9分野)


スイスアルプスの頂

国土の6割を占めるスイスアルプスは、ベルナーアルプス、ヴァリス(ヴァレー)アルプス、ベルニナアルプス、レマン湖地方アルプス(アルプスヴォードワ)など、地域ごとに大きくわかれています。季節折々の表情をうつしとる壮麗な山の風景は感動的です。そんな山の頂きへは、個性的な登山鉄道やケーブルが結んでいます。ヨーロッパ最古の登山鉄道として知られるリギ鉄道や、世界一の急勾配のピラトゥス鉄道、世界初の回転する空中ケーブルなど、多彩な乗り物を楽しめることもスイスならではの特権。夕暮れとともに薔薇色にそまりゆく山の色、どこまでも澄み切ったアルプスの新鮮な空気。忙しい日常を忘れ、アルプスの大自然に身をゆだねリラックス。






世界遺産 World Heritage




1 サン・ジョルジオ山
2 ユングフラウ~アレッチ~ビエッチホルン地域
3 ベリンツォーナ・3つの古城と街を囲む城壁
4 ベルン旧市街
5 ミュスタイアの聖ヨハネ・ベネディクト会修道院
6 ザンクトガレン修道院



1.サン・ジョルジオ山
イタリアとの国境にあたるルガーノ湖の南にある、鬱蒼とした森に覆われたピラミッドのような山。そこから発見されたトライアシックTriassic(三畳紀)*の貴重な化石群で注目を集めています。約150年の間に発掘された1万点を超す脊椎動物や魚類、海生爬虫類は、その数と希少さで世界に類を見ないもの。最大6mの大きさを誇る化石、恐竜の祖先といわれるティキノスクス、地球史上最も長い首を持っていたというタニストロフェウスなどは、とくに研究者たちを熱狂させました。サン・ジョルジオ山のある一帯は、三畳紀にはサンゴ礁が囲む豊かな海で、地中海の元であったテチス海とつながっていたと考えられています。そして、海の底にあった石灰質の泥に遺骸が閉じ込められ、その後の地殻変動で山になったため、非常に良い保存状態で化石が発掘されたのです。
*三畳紀:約2億4500万年前~2億3000万年前

2.ユングフラウ~アレッチ~ビエッチホルン地域
Jungfrau‐Aletsch‐Bietschhorn

登録名:
Jungfrau-Aletsch-Bietschhorn
登録年: 2001年
分 類: 自然遺産
ユネスコ世界遺産
Unesco World Heritage(英語)

ユングフラウ本国サイト
Jungfrau Region(原語)
ベルン州とヴァレー州にまたがる総面積約540km2に、アイガー・メンヒ・ユングフラウに代表される名峰群とアルプス最大・最長のアレッチ氷河を抱く、雪と氷の岩の壮大な景観が魅力のアルプスの絶景スポット。氷河の周囲に広がるアレッチの森では亜高山帯、高山帯の幅広い動植物の生態系を見ることができます。地球の歴史が刻み込まれた氷河は、温暖化現象などの気象変化とも密接に結びついており、地球規模での環境への取り組みがなければ、保護できない遺産として話題の認定となりました。また、多くの文学作品や芸術、登山、アルピニズムなどに大きな役割を果たしてきたことも評価されています。





3 ベリンツォーナ・3つの古城と街を囲む城壁
登録名:Three Castles, Defensive Wall and Ramparts of the Market‐town of Bellinzone
登録年:2000年 
分類:文化遺産
Unesco World Heritage

イタリアからアルプスに向かう交通の要衝として栄えたベリンツォーナ。ティチーノの谷を見下ろす岩の上にそびえるカステルグランデ、モンテベッロ、サッソー・コルバーロという3つの古城と城壁は、アルプスに残る貴重な中世の城塞モデルとして高い評価をされました。カステルグランデは13世紀頃に建てられたと考えられているが、その基盤となったものは6世紀の文献にすでに登場しており、発掘品などからは4世紀頃まで遡るといわれるほど。現在、それぞれの古城には考古学や歴史の博物館や美術館が併設されています。古い建物や石畳の道などが残る旧市街では、かつて市場に人々が集った中世の時にならって、毎土曜日に市場が開かれています。

4 ベルン旧市街
登録名:The Old City of Berne 
登録年:1983年 
分類:文化遺産
Unesco World Heritage

1191年、美しい街づくりで知られるツェーリンゲン家によって、アーレ川に囲まれた小高い丘に築かれた都市ベルン。1848年からはスイス連邦の首都として政治の中枢を担っています。旧市街は12世紀の城壁を基礎とする時計塔や16世紀に建てられたアーケード、街に点在する個性的な泉など、何世紀も変わらぬ街の雰囲気を今に伝えています。中世都市として完成された美しさという点だけでなく、機能的な現代都市としての部分を見事に融合させている点が高く評価され、世界遺産に認定されました。





5 ミュスタイアの聖ヨハネ・ベネディクト会修道院 登録名:The Benedictine Convent of St.John at Mustair
登録年:1983年 
分類:文化遺産
Unesco World Heritage

イタリアとの国境へと続く谷のはずれにある小さな村ミュスタイア。8世紀にフランク王朝のカール大帝に命によって建てられた修道院が世界遺産に選ばれました。かつては男子修道士の修道院でしたが、12世紀からは修道女のための女子修道院となっています。外からみると質素な建物ですが、内部の見事な壁画は必見。19世紀の壁画の下から偶然に発見された9世紀初頭の壮大なフレスコ画は、聖書の物語とキリストの生涯を描いたものです。「最後の審判」の絵は現存する世界最古の作品と考えられています。古い絵の上から新しい絵が描かれていたため、画風の変化がよく分かるのも興味深いところ。修道院の一部が改修され、博物館となっています。

6 ザンクトガレン修道院
登録名:The Convent of Saint Gall 
登録年:1983年 
分類:文化遺産
Unesco World Heritage
(付属図書館)
Stiftsbibliothek. St. Gallen

612年に修道士ガルスがつくった小さな庵から発展し、後に創られたザンクトガレン修道院は、中世には、学問の総本山としてヨーロッパにその名を轟かせていました。特に修道院付属の学校と図書館は有名で、8~11世紀にかけて多くの書物が収集され、ラテン語の本がドイツ語に翻訳されていました。現在の修道院と修道院付属図書館はスイスのバロック建築の傑作といわれ、18世紀に造られた図書館の大広間はスイスで最も美しいロココ様式の装飾で有名。19世紀から修道院としては使われていませんが、カロリング朝時代の修道院の形をとどめる建築、重要な所蔵を誇る図書館、さらに世界最古の建築設計図などがあわせて高い評価を受けました。





スイスの古城 Ancient Castles


1 シヨン城
2 エーグル城
3 グランソン城
4 モルジュ城
5 グリュイエール城
6 ヴァレール城
トゥールビヨン城
7 トゥーン城
8 シャダウ城
9 オーバーホーヘン城
10 ムノート城
11 サルガンス城
12 タラスプ城
13 カステルグランデ
モンテベッロ城
サッソー・コルバロ城



1.シヨン城
Château de Chillon


スイスを代表するこの名城が文献に初めて城の記述が登場したのは1150年のこと。12世紀半ばから13世紀にかけ改修を繰り返し、現在の城の基盤がつくられました。13~14世紀にはサヴォワ公の夏の居城として繁栄。レマン湖に浮かぶ幻想的なこの城は、19世紀にデュマ、ユーゴー、ターナーなど多くの詩人や画家を魅了し、その作品などを通して世界にその名を知られていったのです。とくにバイロンによって書かれた『シヨン城の囚人』は有名。現在はミュージアムとして公開しており、日本語によるガイドツアーもあります。
料 金: CHF10(ガイドなし)

開館日: 毎日
休館日: クリスマス、元旦
Château de Chillon
(仏語/独語/英語)


2.エーグル城
Château d’Aigle
レマン湖畔のワインの名産地エーグルの高台にある古城で、周囲には美しいブドウ畑が広がっています。アルプスへの玄関口に位置し、12世紀からサヴォワ、15世紀末からはベルンに所有されてきました。現在はワイン博物館として、ブドウ造りとワイン造りの歴史を伝えています。隣接するディームの館にはラベル博物館もあります。

レイク オブ ジュネーブ赤ワイン
レイク オブ ジュネーブ赤ワイン
[1996] リムー 750ml ドメーヌ・エーグル 【AOCリムー白ワイン】
[1996] リムー 750ml ドメーヌ・エーグル 【AOCリムー白ワイン】
[1996] クラシック・ブラン 750ml ドメーヌ・エーグル 【VdT白ワイン】
[1996] クラシック・ブラン 750ml ドメーヌ・エーグル 【VdT白ワイン】




3.グランソン城
Château de Grandson

11世紀頃に建てられた中世の城塞。独立をかけたブルターニュとの戦いの舞台となったことでも有名。現在は、当時の戦いの様子を再現した模型や武器などを展示した歴史博物館として公開されています。併設のクラッシックカー博物館には、グレタガルボの白いロールスロイスやコルビュジェがデザインした車など貴重なコレクションもあります。

クロノスイス≪クロノスコープ≫ クロノスイス≪ルナ≫“クロノグラフ” クロノスイス≪レギュレーター≫“オートマティック”(ブラックダイアル)



ヴィクトリノックス -VICTORINOX- クラシック (レッド) ヴィクトリノックス -VICTORINOX- クラシック (ホワイト) ヴィクトリノックス -VICTORINOX- クラシック (ブラック) ヴィクトリノックス -VICTORINOX- クラシック (パープル) ヴィクトリノックス -VICTORINOX- クラシック (ブルー) ヴィクトリノックス -VICTORINOX- クラシック (ターコイズブルー)
4.モルジュ城
Château de Morges
1286年、サヴォワ公がローザンヌの司教区に対抗する拠点として築いた城。最初は城壁を囲んだだけの簡素なものでしたが、13~16世紀の間に少しずつ増築し、領主の快適な居城と変化してきました。正方形の壁面で囲む独特な建築スタイルは『カレ・サヴォワイヤード』と呼ばれるもの。その後、武器庫として使用されていたこともあり、現在は軍事博物館、大砲博物館になっています。人形博物館も併設。





5.グリュイエール城
Château de Gruyères

チーズの里として有名なグリュイエールの村を見下ろす高台にある古城。11~16世紀の間に19人の伯爵がこの城を居住としてきました。13世紀に建てられた城の主館は、輝かしい歴史を今に伝えています。現在、古城は公開されており、時代とともに変化してきた建築様式や装飾とあわせて、リストの所有していたピアノやコローの絵画、ルイ王朝時代の調度品などの展示を楽しむことができます。
 cool便/グリュイエール・ジュラ・スイス 24ヶ月 約100g/****
 cool便/グリュイエール・ジュラ・スイス 24ヶ月 約100g/****
フォンデュ・パーティーセット
フォンデュ・パーティーセット
グリュイエール シュレッド 1kg0127アップ祭10
グリュイエール シュレッド 1kg0127アップ祭10


6.ヴァレール城 Château de Valere
トゥールビヨン城 Château de Tourbillons
シオンの2つの丘に並んで建つ双児の城。13世紀頃に建てられたトゥールビヨン城は、何度となく破壊され再建を繰り返してきましたが、1788年の大火事の後は廃虚となっています。ヴァレール城は9世紀頃の文献にすでに登場していますが、現在の城の形としては12世紀頃のものと考えられています。
現在、中世の宗教に関する貴重な品々が展示されています。教会には、演奏可能なものとして世界最古といわれる木製のパイプオルガンがあり、今でも特別コンサートなどでその音色を聞くことができます。
マホガニー箱オルゴール
マホガニー箱オルゴール
曲線型72弁オルゴール
曲線型72弁オルゴール
72弁シリンダーオルゴール
72弁シリンダーオルゴール




【送料無料】200m防水の人気シリーズ エアーフォース1!【SwissMilitary】スイスミリタリー 173... 【送料無料】200m防水の人気シリーズ エアーフォース1!【SwissMilitary】スイスミリタリー 173... 【送料無料】200m防水の人気シリーズ エアーフォース1!【SwissMilitary】スイスミリタリー 173...
7.トゥーン城
Schloss Thun
美しい街と湖を一望する小高い丘の上にあるトゥーン城。ベルンの街をつくったツェーリンゲン公によって12世紀末にトゥーンの街とともに城塞として建てられました。現在は、先史時代から19世紀まで、遺跡、武器、民具やおもちゃ、トゥーン焼きの陶器など、4000年に渡る幅広いコレクションが楽しめる歴史博物館になっています。 
【送料無料】200m防水の人気シリーズ エアーフォース1!【SwissMilitary】スイスミリタリー 173... 【送料無料】200m防水 人気シリーズ シーウルフ2!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1732シー... 【送料無料】200m防水 人気シリーズ シーウルフ2!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1733シー...

8.シャダウ城
Schloss Schadau

19世紀に領主の館として、フランス人建築家の設計により建てられた城で、イギリスのチューダーゴシック様式とフランスの初期ルネサンス様式を折衷した独特の美しい外観が特徴です。現在は洗練されたフランス料理を提供する高級レストラン『ARTS』として営業。湖畔につくられた美しい庭園でも知られています。
【送料無料】200m防水 人気シリーズ シーウルフ2!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1730シー... 【送料無料】200m防水 人気シリーズ シーウルフ2!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1731シー... 【送料無料】世界限定300本!脅威の1000m防水!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1728シーウ... 【送料無料】世界限定300本!脅威の1000m防水!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1726シーウ... 【送料無料】世界限定300本!脅威の1000m防水!【SwissMilitary】スイスミリタリー 1725シーウ... 【SwissMilitary】
スイスミリタリー
エアフォース1
シーウルフ2
モントル・シャルメ社の歴史は1926年までさかのぼります。現在の経営者の父、MaxBurgin氏が見習工として当時の有名時計ブランドの工場で修行を始めました。このシリーズは正式にスイス・ミリタリー・ウオッチとして世界のマーケットで商標登録された最初のブランドで、現在もスイス国内をはじめ世界的に人気を博しています。








9.オーバーホーヘン城
Schloss Oberhofen
領主の館として12世紀に建築された城ですが、ツェーリンゲン公爵が一帯を支配していた時には、要塞としての役割も担っていました。ツェーリンゲン家の断絶した後にはハプスブルグ家に引き継がれました。20世紀にアメリカの弁護士が買い取り財団を設立し、現在では歴史博物館として内部を公開しています。ゴシック、ルネサンス、バロックとそれぞれの時代を反映してきた室内装飾は必見です。

10.ムノート城
Festung Munot

1527年にアルブレヒト・デューラーが発表した論文に基づいて1565~85年に造られた円形の城塞。1799年オーストリアとフランスの戦いの時に破壊されましたが、その後に改修。周囲を美しいブドウ畑に囲まれた城壁の中は市民の憩いの広場になっています。
[送料無料!!]セルフメンテナンスセットスイスミリタリー ML-101 ELEGANT【ケースオープナー付属... [送料無料!!]セルフメンテナンスセットスイスミリタリー ML-172 ELEGANT【ケースオープナー付属... [送料無料!!]セルフメンテナンスセットスイスミリタリー ML-170 ELEGANT【ケースオープナー付属... [送料無料!!]セルフメンテナンスセットスイスミリタリー ML-168 ELEGANT【ケースオープナー付属... [送料無料!!]セルフメンテナンスセットスイスミリタリー ML-167 ELEGANT【ケースオープナー付属... [送料無料!!]セルフメンテナンスセットスイスミリタリー ML-171 ELEGANT【ブレスピン押し棒3本...
【SWISSMILITARY】 ELEGANT レディース ML-168 スイスミリタリーのブランドマークである赤に白十時のスイス国旗が意味するものは『自由と独立』、そして『質とデザインへの弛まないこだわり』。時計大国であるス...




11.サルガンス城
Schloss Sargans

13世紀に建てられた中世の城塞で、19世紀初めにザンクトガレン州、後にサルガンスの街の所有となっています。現在は地域の歴史や文化を伝える民俗博物館です。昔の広間を利用したレストランでは歴史的な雰囲気の中で郷土料理が楽しめます。かつての大砲が残る城の上の展望台からは、隣国リヒテンシュタインの方まで一望できます。






12.タラスプ城
Schloss Tarasp

シュクオル隣のタラスプの高い丘に建つ古城。11世紀まで遡る歴史を誇り、クール司教、チロル公、ハプスブルグ家など次々と持ち主が変遷してきました。19世紀にドイツ人実業家が莫大な資金援助により大規模に修復された後に公開されるようになりました。6月~10月に数回予定されているガイドツアーに参加すれば、城の内部見学もできます。

13. カステルグランデCastelGrande
モンテベッロ城Castello di Montebello
サッソー・コルバロ城Castello di Sasso Corbaro

イタリアからアルプスへの扉といわれたベリンツォーナの丘には3つの城がそびえています。交通の要としてローマ時代から絶えず勢力争いの中にあり、カステルグランデも礎となった原形は紀元前までさかのぼると考えられています。ゴッタルド峠の道が開通した13世紀、コモとミラノの争いが激化した15世紀には城塞としてより拡張されました。現在はそれぞれ博物館、美術館が併設されています。







スイスの工芸職人達

スイスと時計と装飾品




スイスの時計産業は16世紀カルヴァンを中心にジュネーヴで始まった宗教革命と深い関係がありました。フランスで迫害され逃げてきたユグノー(カルヴァン派の新教徒)たちに優れた時計製造技術をもった職人が多く、当時ジュネーヴで盛んだった宝飾製造の技術と結びつき、新しい時計産業が花開いたのです。ジュネーヴの時計はその美しさと技術の高さで世界の評判となり、18世紀にはジュラ山脈一帯へと時計づくりは広がっていきました。19世紀には自動巻き、永久カレンダーなどのメカニズムを次々と開発していき、スイスが時計王国と呼ばれるようになったのです。現在、ロレックス、オメガ、ロンジン、オーデマ・ピゲ、ピアジェ、パテック・フィリップ、フランク・ミューラー、ショパールなど有名ブランドの時計のほとんどがスイスでつくられています。主にジュネーヴまでジュラ山脈沿い一帯に集中しており、その谷を「ウォッチヴァレー(時計の谷)」と呼んでいます。







国際時計博物館
Musée international d'horlogerie
時計産業の中心地にあたるラ・ショードフォンにあるスイス最大の時計博物館。19世紀末、時計学校の中につくられた資料館を前身として1974年、現在の形として開館しました。当時革新的だと評された地下を展示スペースにした建築は今でも斬新に感じられます。16世紀の懐中時計から最新の衛星時計まで、約4000点のコレクションを誇り、併設の修復室で常に手入れされているため、全てが今も使える状態で保存されています。

他にも
・ 時計博物館(ル・ロックル)
・ バイエラー時計博物館(チューリヒ)
・ ヌシャテル歴史博物館
・ 時計・七宝博物館 (ジュネーヴ)
・ オーデマピゲ工場&ミュージアム(ジュー渓谷)
・ エスパス・オーロジェ(ル・サンティエ)
などがあります。





スイスとオルゴール






時計技術から発展をとげたスイスのオルゴールやオートマタ(自動人形や自動演奏機)。ジュラの山村サントクロワにあるリュージュ社は、今でもオルゴールの製造で 世界トップレベルのクオリティ を誇っています。 美しい音色を半永久的 に奏でてくれるオルゴールは安価なものから高級なものまでタイプによってさまざまです。演奏曲目が多く、芸術的な木彫や寄せ木細工などのケースを用いた高級品には数百万~千万の値段がついています。かつての有名オルゴールメーカー「パイヤールPaillard」の工場跡につくられた博物館「シーマCIMA」には、オルゴールやオートマタ、自動演奏機、時計などの貴重な作品が残っています。郊外のローベルソン村にはボー・ミュージアムがあり、世界各国から集めたオルゴールや自動演奏機など希少な個人コレクションが残されています。予約をすればアンティークな音色を聞かせてくれます。ほかにも、ジャケ・ドロー作の自動人形の銘品があるヌーシャテルの美術・歴史博物館や、ゼーヴェンの自動演奏機の博物館なども訪ねてみたいところです。
代表的な博物館
・ シーマ Centre international de la Mécanique d'Art:サントクロワ
・ ボーミュージアム Musée Baud:ローベルソン(サントクロワ郊外)
・ 美術・歴史博物館 Musée d'art et d'histoire (ヌシャテル)
・ 自動演奏楽器博物館Museum für Musikautomaten(ゼーヴェン)











© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: