峠幾三のちいさな発見・旅模様

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2005/12/15

青森の旅part5　

(4)

カテゴリ：旅

　午前１時、青森港から東日本フェリーに乗りこみ函館へ出航！

　かなり酔っていて足元もフラフラ。ちょっとリッチに２等寝台をとってすぐに就寝。

　朝の５時、函館到着。

人生初の北海道！　感激。

　車は置いてきたので、徒歩。荷物はリュック１つ。

　その中には、昨日ママさんから頂いたおにぎり、とうもろこし（青森では「きみ」というらしい）もある。ありがたい。

　さて、どこへ行こうかと思うが、なにもわからないのでとりあえず市内へ。

　フラフラと朝の冷たい空気の中を一人歩く。看板に、土方歳三最後の地とあった。

2005-12-17 20:35:56

　官軍に追い込まれ北へ北へと追い詰められた土方。五稜郭の戦いで戦死してしまう。榎本武揚らは生き残り、政府で活躍。土方が生きていたらどうなっていたんだろう？　まあ、切腹してそうやな…などと考えつつ手を合わせる。

　幕末の人達のような熱い想いってすごいよな。

　歩くにつれて建物が多くなってきた。

　五稜郭へ到着。散歩のじいさん、太極拳をする人、通勤、通学の人達。いろいろな人が歩いていた。

　目についた喫茶店でモーニングをいただく。店のおばさんと話していると、息子と同じ年らしく、気にかけていただいてパンやまたまたとうもろこしをいただいてしまった。みないい人ばかりである。

　店をでて港のほうへまた歩く。

　函館の朝市へ。さまざまな魚介類。家の近くの境港とはまた違う。

　生のホッケ、ホタテ、秋刀魚、なかなか面白い。

　「お兄さん、うちが１番新鮮やから買っていって～」みなセリフは同じ。客寄せｗでメロンを配る店も。しっかりメロンは食べたが。

なにか実家に…とおもっていたのだが何が本当かわからなくなり何も買わずに出る。

　それから、教会などのある方へ。

　洋風の町並みは初めて歩いたがなかなか良いものであった。

　ボーっと歩いていると突然駆け寄ってくる女の子。

おおっ　と思ったら…

　ソフトクリームの値引きチケットをくれた。「ここからまっすぐ行って、一軒目のアイス屋は通り過ぎてください。次の店ですから。」

　　　　　　単なるアイス屋の呼び込みであった。

　もうちょっといい店の説明の仕方があるやろうにな。

　ぶつぶつ言いつつも、女の子がかわいかったのでアイスは食べる。

　とある教会の門の横。座っているおじいさん。

　声をかけると絵描きさんであった。函館の絵、美人画をかいているらしく見せてもらうと、函館のいろいろなところがあたたかく描いてあった。

　がらりと変わって、弓矢を引く凛とした女性、アイヌの民族衣装をきた女性の絵。

　しばらく函館のことについて教えてもらった。

　自分が兵庫出身であることを告げると、「こっちにきなさい」といい連れて行かれたのはとあるフォトスタジオ。

　店のお兄さんが兵庫出身らしくまたまた話し込んでしまった。「気がついたらここに住んでいたよ。」

　気がついたらか…。

　画家のおじいさんにお礼に青森のとうもろこしを手渡し、別れを告げる。

　こうやって地元の人と会話することも旅の醍醐味の１つである。

　それからも、路面電車に乗ってみたり、立待岬に行ったり…。函館を歩き尽くし、最後に函館山に。

2005-12-17 20:37:11

　夕暮れ前に着き一息ついていると修学旅行の女子高生がわんさか現れた！

　キャーキャー騒ぐ女子高生に揉まれながら夜景を見る。

2005-12-17 20:40:02

　何とも落ち着かない夜景鑑賞になってしまった。

　山を降り、

2005-12-17 20:41:56

港周辺を散策。レンガ造りの倉庫の中をのんびり歩く。

2005-12-17 20:45:15

　飯を食い、フェリー乗り場に歩き始めるも、力尽きた。かれこれ13時間歩いていた。

　味気ないがタクシーに乗り到着。フェリーに乗りこむ。

　ビールを飲みながら船内を探検。甲板に出てみると…

　海上にはイカ釣り舟の灯りの群れ。しばし見とれる。

　甲板で明日下北を一緒に回る蕎麦屋のおばさんＹさんに電話をして集合場所を決めて。

　５時間後青森到着。デリカで休む。

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