ラベンダーの風に吹かれて

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やらなければならないことがある時ほど、

本を読みたくなったり、DVDを観たくなったりする困った習癖がある・・・


その後、何冊か読んだので 一言メモを記録代わりに。

☆リセット 盛田隆二☆

昔、村上龍の小説を読んだときに感じた衝撃と少し似た感覚あり。

主人公の行動は実際に自分の周辺とはかけ離れたものなので現実感はなかった。

その存在感と表現される容姿や性格は好ましいものだった。

でも、やはり共感はない。

その母親に対しては憤慨も感じた。

所詮小説なのだから、ほっとけばいいものを(苦笑)  

少なくともまともな感覚の持ち主が二人は登場していたのが救いだが。

しかし、反面ここまでいろいろ考えさせるということは

やはり小説として十分値打ちがあるのだろう。

ほかのも読んでみたいので、注文した。


☆プリズム  貫井徳郎 ☆

先日の日記にも書いたように、あの後味の悪さをこの作者に対して引きずっているのは

少し申し訳ないようにも思い読んでみた。

これはまた前回とはうってかわった、少し軽めのミステリー。

ただ、こういった形式で、結果がこれまた、新しい手法だとはいうものの。

私としては感動もなかったし。

ミステリーとしての面白さもさほど感じることができず。

ある意味で形式的に似た主題だと、もう古いけれど

有吉佐和子の 『悪女について』のほうがずっとずっと面白いし、読ませる。

思春期に読んだが、とても衝撃的で魅力的な小説だった。

悪女に少し憧れたものだ・・・

う~~ん。貫井さん、今回は残念ながら名誉回復にはあいにくつながらず。

もう1作読むべきか・・・(笑)



☆ハプスブルグ宮廷の恋人達  加瀬俊一 ☆

17年前に買った本だわ・・・

同著の『ベルサイユの女性達』は面白く読んだので買ったのに未読だったようだ。

その後ハプスブルグ王室にはすごく興味を持ち始めた。

特に19世紀のエリザベートやルードビッヒにはミーハー的な好奇心とファン心理で

非常にはまってしまった。

昂じて、ウィーンやドイツに面影を求めて旅するまでになったのだが。

この本は読みもれていたのだった。

今回読んでみると、少し作者の創作というか、思い込みで描いている部分が

多々あるように感じた。

読み物としては大変面白かったのだが。

史実として、まるまる鵜呑みにするのはどうかとも感じた。

だが文頭のトルコの皇帝の母后、フランス女性のエイメの章はものすごくワクドキだった。

今まで全然知らない事柄だったので驚いてしまった。

ナポレオンの妃、ジョセフィーヌとは従妹なんだそうだ。

これこそ、映画になったら波乱万丈で血湧き肉躍る

ものすごいアドベンチャー、恋愛、サクセスストーリーになると思うけど。


今は司馬さんの『竜馬が行く』第一巻を読み始めた。

けど・・・一巻しかもってきてないのに~~(8巻まであるみたい・・・)

あれだけ世の中を夢中にさせた名作なのだから途中で読めないのはきっとつらいだろうな。



いつも暖かいコメントをありがとうございます!

なかなか、お返事をすぐに書けず大変申し訳なく思っています。

しばらくの間はコメント欄を閉じさせていただきますね。

また、再開しますのでそのときはよろしくお願いいたします!ウィンク









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Last updated  2008年03月01日 18時16分09秒
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