（豚骨 その１９）
○ 「和歌山でみつけた 中華そば Ｗだし系豚骨醤油味」（エースコック）魚介系の出汁が効いている豚骨スープでお馴染みとなっている和歌山ラーメンがカップ麺として登場しました。
濃厚な豚骨スープに魚介だしを加えるといった発想がここまで和歌山のラーメンを有名にしてしまうのか。そんな衝撃的なスープを楽しみたいと思います。
お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りと醤油の香りに加えて背脂と魚介の香りも漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。こってりとした口当たりのスープは脂と醤油のバランスがとても良く、魚介だしの風味も味わえるのでとても良い感じですね。
具はチャーシュー、メンマ、カマボコ、長ネギの４種類。特にチャーシューの味わいはジューシー感も楽しめるのでとても美味しくいただくことができます。
麺はノンフライのややちぢれ麺。麺の食感が良いのに加えてスープがよく染みこんでいると感じるくらいにスープがよく絡む麺となっています。
豚骨と魚介の見事なまでのハーモニーを心ゆくまで楽しめるような一品。こってりしているのに最後の一滴まで美味しくいただけるスープはメチャウマでした。
○ 「どトンコツ 魁龍」（十勝新津製麺）
豚骨ラーメンの聖地である久留米の伝統的な手法「呼び戻し」をより進化させた魁龍の味がカップ麺として登場です。
どトンコツと呼ばれるくらいの濃厚豚骨スープが店主監修により再現されているというのが嬉しいです。本格的な豚骨スープを楽しみたいと思います。
お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材と海苔を載せれば完成。豚骨スープ特有のとてもいい香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に豚骨のエキスと醤油の芳醇な香りが広がってくるといった感じ。濃厚な感じがしっかりと伝わってきます。
具はチャーシュー、メンマ、海苔、長ネギの４種類。特にチャーシューはレトルトということでジューシーな味わい、海苔の風味もなかなか良いですね。
麺はお馴染みの氷結乾燥ノンフライ麺。ツルツルとした舌触りでコシがしっかりとしている麺は濃厚なスープにもピッタリといった感じです。
豚骨ラーメン聖地の味がしっかりと再現されていると実感できるような一品。特にスープの美味しさは絶品といっても過言ではないものとなっています。
○ 「スーパーカップ ２．０倍 メガキャベツ盛 塩豚骨ラーメン」（エースコック）
美味しくてお腹も満足することでお馴染みのスーパーカップの中でさらにお腹が一杯になる２．０倍からメガキャベツ盛塩豚骨ラーメンの登場です。
豚骨スープの中でもあっさりしている塩豚骨。その具材としてキャベツが入っているのですが量がハンパじゃないとのこと。どのくらいなのかとても楽しみですね。
お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。目の前にはキャベツがたっぷりと入っていてボリューム感満点の光景が目に入ってきました。
早速、スープを一口いただきます。あっさりとした口当たりのスープはピリリと辛く豚骨のエキスもしっかりと詰まっているような感じで美味しくいただけます。
具は肉、キャベツ、唐辛子、ニンニク、長ネギの５種類。やはりなんといってもたっぷりと入っているシャキシャキ感タップリのキャベツがメチャウマとなっています。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。このタイプにしては弾力がある麺となっているので量が多くても最後まで飽きることなくいただくことが出来ます。
タップリと入ったキャベツと麺がお腹と心を満足させてくれるような一品。２倍の量とはなっていますが、最後の一滴まで美味しくいただくことができました。
○ 「くまもと 桂花（ケイカ）豚骨ラーメン」（十勝新津製麺）
熊本で創業以来５４年の老舗である「桂花」。そこの豚骨ラーメンがカップ麺として登場しました。
「ミルクのような豚骨スープにマー油の香り。この美味しさは究極の完成品として永年評価されている」といったことが蓋に書いてありましたが、凄い評価ですね。
お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材を載せた後に調味油をかければ完成。白と黒のスープが目の前に現れました。
まずはスープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に黒マー油の香ばしさと豚骨スープのエキスが広がって来るといった感じ。とても美味しいスープです。
具はチャーシュー、メンマ、高菜、長ネギの４種類。豚骨ラーメンには欠かせない高菜が入っているのも嬉しいですがレトルトのチャーシューはメチャウマです。
麺は氷結乾燥ノンフライ麺。生麺のような食感のある麺はとてもコシがあるとともに、コクのあるスープにはこの麺が最適だと思わせてくれるような感じです。
黒マー油の香りとコクのある豚骨スープを心ゆくまで楽しむことができる一品。半世紀以上も愛されるのがよく解るとともに本物を食べたくなりました。
○ 「濃厚節系 中華そば」（寿がきや）
煮干しとかつお節をガツンと効かせた醤油豚骨ラーメンがカップ麺となって登場。その名も濃厚節系中華そばです。
濃厚豚骨スープと魚介だしの組み合わせたカップ麺は他にもあるのですが、ガツンとまでいっていなかったような気がします。思い切った風味を楽しめそうですね。
お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、後入れかやく入りスープを入れて軽くかき混ぜれば完成。魚介の強い香りが漂ってきました。
まずは、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に煮干しとかつお節の風味が広がってきます。そして、豚骨スープのまろやかな味わいも感じることができます。
具は豚肉、長ネギの２種類。噛めば噛むほど味わいのある豚肉も良いのですが、後入れなので風味が残っている長ネギもスープとよく合いますね。
麺は全粒粉入り中太麺。ノンフライでややちぢれた麺となっておりツルツルとした舌触りとコシの良さを楽しむことができるとともに小麦粉の風味も味わえます。
風味豊かなスープとともに麺そのものの美味しさも味わえるといった贅沢な一品。煮干しとかつお節が効いていても豚骨スープ本来の味わいも楽しめます。
○ 「大吉 北海道限定 焼き豚入り塩とんこつ」（エースコック）
おみくじ付きカップ麺として長きにわたり愛され続けている大吉。その大吉から北海道限定として焼き豚入り塩とんこつが登場しました。
普通のバージョンでは図書カードが当たるのですが、北海道限定バージョンでは旭山動物園のパスポートが当たるとのことです。やはり道外の人では遠いですからね。
お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜるだけで完成。豚骨特有の香りはそれほど強く漂ってきません。ちなみに、おみくじは思いっきり外れました。
早速、スープを一口いただきます。あっさりとした口当たりのスープは豚骨のエキスをさりげなく感じられるといった味わいで塩加減もちょうど良いですね。
具は焼き豚、メンマ、ゴマ、長ネギの４種類。特に噛めば噛むほど良い味わいがしてくる焼き豚はなかなかの美味しさ。メンマのシャキシャキ感も心地良いです。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。柔らかくなりすぎることのない程良い硬さの麺はスープとの相性もとても良く飽きることなくいただくことができます。
塩とんこつの大吉はなかなか好印象といった感じの一品。このカップ麺の売上金の一部は旭山動物園に寄付されるとのこと。ならば、全国販売した方が良いと思います。
○ 「とろとん 濃厚豚骨ラーメン」（マルちゃん）
豚の旨みを炊き出した、とろみのある濃厚豚骨ラーメンとして「とろとん」がマルちゃんから登場しました。
究極の豚骨スープを楽しめそうな雰囲気が漂っています。今まで数多くの豚骨ラーメンが出てきていますが、この「とろとん」はどんな感じなのでしょうか。
お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材を載せたら完成。豚骨スープ特有の香りが漂ってきて食欲をそそられました。
まずはスープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にこのカップ麺のネーミングの根拠が解るくらいのとろみと豚骨の旨みというのを楽しめますね。
具はチャーシュー、メンマ、キャベツ、長ネギの４種類。特にチャーシューはレトルト具材となっているのでジューシーな味わいとなっています。
麺はノンフライに近いややちぢれ麺。何処にもノンフライとか書いていないのですが食べた感じが本当によく似ており、とろみのあるスープともピッタリで美味しいです。
格別とも言える豚骨スープの美味しさをとろみとともに楽しめるような一品。ワンランク上の味わいを楽しみたいという方にお薦めの一杯となっています。
○ 「一平ちゃん 限定濃厚とんこつ味 ２００９版」（明星）
凝ったトッピングと美味しいスープでお馴染みとなっている一平ちゃん。その一平ちゃんから限定濃厚とんこつ味の２００９年版の登場です。
普通のとんこつ味でも十分に美味しいのですが、さらに美味しい限定濃厚とんこつ味。しかも、さらなる進化をとげている味わいに大注目したいものです。
お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、あと乗せかやくを入れたら完成。本格的な豚骨スープの香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に豚骨スープのエキスが拡がってくるといった感じでスープそのものの濃さというのも伝わってきますね。
具はチャーシュー、キクラゲ、長ネギの３種類。とても味わい深いチャーシューも良い感じなのですが、あと乗せの長ネギも風味がよくてとても良い感じです。
麺はノンフライのややちぢれ麺となっており少し硬めの仕上がりとなっています。また、モチモチ感があるとともにスープともよく絡むのでとても美味しいです。
濃厚スープと硬めの麺の相性がとても良く最後まで美味しくいただける一品。さすが一平ちゃんの限定ということで美味しさに嘘はありませんでした。
○ 「バリうま 熊本風 黒とんこつラーメン 博多どんたく応援バージョン」（マルちゃん）
九州地方限定販売のバリうまシリーズ。その中の熊本風黒とんこつラーメンということですが、博多どんたく応援バージョンとして再登場です。
福岡市民のお祭りである博多どんたく。その応援バージョンということで見た目は盛り上がっているのですが中身はこれまでの黒とんこつラーメンと同じです。
お湯を入れて３分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから特製油をかけると完成。豚骨スープの香りとともに黒マー油の甘い香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。ニンニクの効いた豚骨スープに黒マー油がほどよく混ざってとても良い味わいとなっているといった感じです。
具はチャーシュー、キクラゲ、ニンニク、ゴマ、長ネギの５種類。噛めば噛むほど味が出るようなチャーシューも良いのですが、ニンニクの存在感も良いですね。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。滑らかな舌触りでやや柔らかい感じとなっており、スープもよく絡んでくれるので美味しくいただくことができます。
黒マー油とニンニクの風味を思いっきり楽しめるような一品。さすが豚骨ラーメンの本場である九州限定のカップ麺といった味わいとなっています。
○ 「池袋 屯ちん 東京とんこつラーメン」（サンヨー食品）
豚骨ラーメンといえば九州なのですが東京とんこつラーメンと名乗るラーメン屋さんのカップ麺が登場。池袋の屯ちんの豚骨ラーメンです。
コクのある豚骨だし、キレのある醤油だれが東京とんこつラーメンの真骨頂とのことです。コクとキレが織りなす味わいとははたしてどんな感じなのか。
お湯を入れて３分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨と濃いめの醤油が混ざったようなとても良い香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に背脂の風味と甘さが拡がってくるといった感じで醤油の美味しさと豚骨のコクも楽しむことが出来ます。
具は豚肉、メンマ、長ネギの３種類。オーソドックスなラインナップなのですが、コクのあるスープなのでこれで充分といった感じで味わいもまあまあです。
麺はスナック麺タイプとノーマルタイプを足して２で割ったような感じとなっており、脂とスープのエキスが染みこんでいて美味しくいただくことができます。
豚骨の美味しさと醤油の美味しさを一度の楽しむことが出来るような一品。九州の豚骨も美味しいですが、東京もかなり美味しいなといった感じです。
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