（塩 その５）
○ 「ＴＯＫＹＯ１週間 １０周年 特濃塩」（明星）首都圏で販売されているＴＯＫＹＯ１週間。その雑誌が創刊１０周年ということで企画されたカップ麺。
東の有名ラーメン店である「６９’Ｎ’ＲＯＬＬ ＯＮＥ」、西の有名ラーメン店である「カドヤ食堂」がコラボしたということです。
味付けが塩だということだけはわかるのですが、その他の情報は全くありません。はたして、どんな味に仕上がっているのか。ワクワクしてお湯を入れましたよ。
お湯を入れるときから注意しなければならないことがあります。粉末スープを入れて溶かしながらお湯を入れなければなりません。ちょっと面倒ですね。
５分後に蓋をはがして液体スープと後乗せかやく、そしてコクのタレを入れると、なんと表現して良いのか解らない甘めの香りがしてきました。
早速スープを一口いただきます。トロリとしたスープはとても濃い味付けで柚子の香りも効いていますね。どちらかというとシチューに近いような味わいです。
具は挽肉、タマネギ、長ネギの３種類。特にタマネギの味わいがスープとピッタリですね。とろみのあるスープにとてもよくなじんでいます。
麺はノンフライのややちぢれ麺。どちらかというと、平型の麺ですね。コシもしっかりと残っていますし、何といってもスープとよく絡んで美味しくいただけます。
とても濃い味と独特の香りが特徴で今までに味わったことのない一品。まさに１０周年企画にふさわしいカップ麺です。一度は食べていただきたいですね。
○ 「がんばれ！受験生 塩味ラーメン」（マルちゃん）
受験シーズン限定として発売されたカップ麺の塩味バージョンです。
本来は受験生が買って食べるのでしょうが、カップ麺好きとしては中身が気になりますので、迷わず買ってしまいました。
お湯を入れて３分。蓋を開けると「合格」と書かれたカマボコがお出迎え。受験生にとっては嬉しい配慮ですね。
まずは、スープを一口いただきます。豚と鶏のエキスがさりげなく入ったあっさりとしているスープ。塩加減も丁度良いですね。
具はチャーシュー、合格カマボコ、桜カマボコ、コーン、ゴマ、長ネギの６種類。味云々より見た目が華やかでとても綺麗ですね。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。可もなく不可もなくといったところなのですが、スープと一緒にいただくととても美味しいです。
まさに受験生向けに作られた一品。蓋の裏に励ましのメッセージも書いてありますので、これを食べながら勉強を頑張ると良いです。
○ 「スープヌードル シーフード」（日清）
カップ麺のパイオニアであるカップヌードル。その中の一つであるシーフードヌードルの麺と具を減らして登場したカップ麺です。
麺と具を減らすことによってスープの量を多く感じることが出来る。だからスープヌードルなのですよね。これは発想の転換です。
お湯を入れて３分。蓋を開けるといつものシーフードヌードルよりちょっと寂しい具の量ですね。でも、あの良い香りは全く同じでした。
早速、スープを一口いただきます。豊かな海鮮のエキスと絶妙な塩加減。さすがトリビアの泉でナンバー１となった美味しいスープですね。
具はカニかま、タマゴ、キャベツ、イカ、長ネギの５種類。それぞれが小さいのですが、スープの具としては丁度良いといったところでしょう。
麺はスナック麺タイプ。やや柔らかめでスープと絡めて食べるととても美味しいですね。このシリーズはこの麺に限ります。
麺と具が少なくなって食べごたえとしては今ひとつなのですが、味わいとしてはまさに絶妙の一品。女性や子供にピッタリかもしれません。
○ 「現役相撲部屋のちゃんこラーメン 宮城野部屋流 塩バター風味」（日清）
このカップ麺を食べるときに三連覇を果たしている横綱白鳳。カップに写っている顔に自信がみなぎっていますよ。
そんな強い横綱を輩出した宮城野部屋のちゃんこ鍋をイメージしたカップ麺の登場です。塩バター風味となっていますが、どんな味なのか楽しみですね。
お湯を入れて４分。蓋を開けて液体スープを入れると鶏ガラスープとバターの混ざったとても良い香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。鶏ガラに加えて野菜のエキスも混ざったスープ。わりとあっさりしていて塩加減も丁度良くてとても美味しいです。
具は鶏のつくね、小揚げ、キャベツ、コマツナ、キクラゲ、ニンジンの６種類。食べごたえのある野菜と鶏のつくねが絶妙な味わいです。
麺はノンフライのややちぢれ麺。ツルッとした食感に加えてコシもまあまあ残っており生麺のような味わいとなっています。
タップリと入った野菜と美味しいスープが魅力的な一品。こんなに美味しい鍋を食べて真面目に稽古をしていれば強くなるのは当たり前です。
○ 「らーめんでっせ 塩」（明星）
シンプルイズベストを追求している「らーめんでっせ」。その塩味バージョンの登場です。
シンプルが一番といっても全てをシンプルにすると単に美味しくないですからね。その辺をどう克服しているのか、ワクワクしてお湯を入れました。
４分後に蓋を開けて液体スープを入れると鶏ガラベースの良い香りが漂ってきました。食欲をそそりますね。
まずはスープを一口いただきます。鶏ガラとポークのエキスをベースとしたあっさりスープ。癖が無くてとても飲みやすいです。
具はタマゴ、ゴマ、長ネギの３種類。まさにシンプルなラインナップ。でも、スープがとても美味しいので余計な具はいらないといった感じです。
麺はノンフライのややちぢれ麺。モチモチとした味わいであっさりとしたスープが麺の味を引き出していますね。結構、美味しいですよ。
余計な味が全く無い分、美味しい麺を味わいたいと思う方にはお薦めの一品。カロリーも２５３キロカロリーととてもヘルシーです。
○ 「スープの醍醐味 旨だし塩」（マルちゃん）
ラーメンといえばスープが命。そのスープを重視したカップ麺の登場です。
そして、そのスープは醤油や味噌といったものに頼らず塩で勝負しているとのこと。どのようなスープになっているのか楽しみですね。
お湯を入れて４分、調味油を入れてスープの香りを嗅ぐとちょっとビックリ。鶏だしではなく魚介系の香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。あっさりとしたスープはタマネギのエキスと鰹出汁や昆布出汁が混ざっています。今までにはない味わい、ホントに美味しいです。
具は肉、メンマ、ゴマ、長ネギの４種類。肉とメンマの味わいも良いのですが、ゴマがスープに対して良い役割を果たしているなと感じます。
麺はノンフライのややちぢれ麺。わりと細めの麺はややコシも残っているのでとても良い味わいです。
スープの醍醐味ということが十分に伝わってくる一品。ただ、もう少し大きなカップだったら嬉しかったなと。もっともっとスープを飲んでみたかったです。
○ 「コープヌードル シーフード」（コープ）
一瞬、シーフードヌードルと見間違えるくらいに見た目はそっくり。天下のコープが大胆にもそんなことをしていいのか？
あらゆる行政機関の名前が頭の中をよぎりましたが、よく見てみると製造者は「日清食品」。ある意味本物のシーフードヌードルだったのですね。
お湯を入れて３分。蓋を開けると海鮮系の良い香りが漂ってきました。見た目も彩り豊ですし食欲をそそりますね。
まずはスープを一口いただきます。海鮮系のダシが効いていてコクのあるスープ。塩加減もちょうど良くてとても美味しいですね。
具はカニかま、イカ、キャベツ、タマゴ、長ネギの５種類。カニかまとイカがシーフード風味を盛り上げてくれるし、結構美味しいです。
麺はスナック麺タイプ。やや柔らかいのですがスープとよく絡むので良い感じでいただけます。
本家本元に負けない本家本元が作った一品。スープに麺、そして具それぞれが美味しく仕上がっていました。
○ 「じゃがバター風 塩ラーメン」（マルちゃん）
じゃがいもといえばバター、塩ラーメンにもピッタリなのがバター。そのバターと相性が良いもの同士がカップリング。
そんなカップ麺が登場しました。ただでさえ美味しいもの同士ですからね。それがくっつくと何処まで美味しくなるのか。ワクワクしながらお湯を入れましたよ。
３分後に蓋をはがして特製油を入れると、バターのとても良い香りが漂ってきました。この香りが何とも食欲をそそります。本当に美味しそうですよ。
早速、スープを一口いただきます。コクのある塩味スープに香り同様にバターが主張してきますね。飲んでいて本当に美味しいと思うスープです。
具は肉、ジャガイモ、ニンジン、ゴマ、長ネギの５種類。ベーコンのような肉の味わいも良いのですが、なんといってもジャガイモがメチャウマです。
麺はスナック麺タイプのややちぢれ麺。このちぢれ具合がスープとよく絡んで美味しいのですよね。バターの風味もよく染みこんでいます。
美味しいものプラス美味しいものイコールさらに美味しいということを証明した一品。そして最後の最後までバターの香りがとても良かったです。
○ 「凄麺 うま煮あんかけ麺」（ヤマダイ）
ニュータッチが誇る凄麺シリーズ。１０品目の具材をウリとしているうま煮あんかけ麺の登場です。
今までにこのようなタイプのカップ麺ははたしてあったのか？そんなことを思わせるくらいに具だくさんの感じ。食べるのがとても楽しみですね。
お湯を入れて４分、液体スープとレトルト具材を入れるとタケノコやヤングコーンといったレトルト具材の香りが漂ってきました。
まずはスープを一口いただきます。とろみのある鶏ガラやポークエキスをベースにしたスープですね。塩加減もちょうど良くとても美味しくいただけます。
具は豚肉、うずらタマゴ、ニンジン、タケノコ、ヤングコーン、シイタケ、キャベツ、赤ピーマン、コーン、長ネギの１０種類。
おそらく、カップ麺の中では最多の具材となるかもしれません。バラエティに富んでいて嬉しい限りですね。
そして、なによりも一つ一つの味がメチャウマです。やはり、レトルトならではの美味しさなのでしょうね。野菜がとてもシャキシャキしています。
麺はノンフライのややちぢれ麺。本当に微妙なちぢれ方をしています。そして、ツルツルとした食感に加えてコシの感じがとても良いですね。
たかがカップ麺、されどカップ麺。まさにそういうことを感じさせてくれる一品。全てが本格的な味わいに満足度もかなり高くなりますよ。
○ 「くじら軒 横濱 塩中華そば」（サンヨー食品）
「麺に愛 スープに心」という言葉が蓋に書いてあります。ラーメンに対する愛情の深さがラーメン好きにとって胸に響きますね。
有名ラーメン店の「くじら軒」の塩中華そばを再現したカップ麺です。はたしてその味はどのようなものなのか。ドキドキしながらお湯を入れました。
３分後に蓋を開けて風味の素を入れると動物系と魚介系の混ざった香りがしてきました。あまり経験の無い香りなので食べるのが楽しみです。
まずはスープを一口いただきます。ちょっとこってりとした感じがするのかと思えばあっさりともしているスープ。
いろんな出汁の良いところがでていると思わせるような良い味わいです。少しピリッとしているところも良い感じです。
具は豚肉、メンマ、ナルト、長ネギの４種類。豚肉はハムのような美味しさがあり、メンマはコリコリとしていて美味しいですね。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。どちらかといえば細麺タイプの麺はスープとよく絡むので美味しく味わえますよ。
何度も何度も飲みたくなるスープがとても印象的な一品。個人的にはもうちょっと大きなカップでもっと味わいたかったです。
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