ココ の ブログ

面白いブログ(1)

面白いブログ

 ブログとはウエブ(蜘蛛の巣のように張り巡らされた状態、つまりインターネット)のロガリズム(言葉)、つまりインターネットで書く日記のことを、ウエブのブとロガリズムのログを合成し縮めて言った言葉だ。それは多くの人に読んでもらうのが目的だから只書けば良いというものでもない。誰かが興味をもってくれるのを待って初めて読んでもらえるものだから自分勝手に書いただけでは読んでもらえないことが多い。つまり内容的に面白いことが必要なのだ。ところが面白くするためにワザとやらせのようなことを書いたのでは読者は敏感に感じ取ってしまい次から読まなくなるという危うさもある。

Off Meeting
あるオフ会風景


 面白いという条件は、如何に真実に近いかとか読んでも無駄にならないものという最低限の約束事がある。読んで印象に残れば次回も読んでみようかという気になるものだ。ところが、読んでいてお説教めいたことや理想論めいた事ばかりだと肩が凝って嫌になる。気楽に読めて読後感が良いものというのは先程の真実味があるとか、自分より下にあるか同等のレベルにあるものが安心できる場合が多い。自分より上だと息が詰まって敬遠したくなるという事実がある。人間は誰でも向上心は持っているのだが押しつけられると嫌になるものである。気楽な気持ちで入って行け、結果的に為に成っているモノが嬉しいのである。


 だから書いている方は出来るだけ多くの読者を得ようと一所懸命に書く。中には読者に媚びて丁寧語で書いて自分の本当の意思を見せない人がいる。というのは以前にボクの書いているブログの内容が良いということで近づいて来て親しくなった女性が居て、バレンタインのチョコレートまで贈ってくれたことがあった。その女性もブログを書いていたのだが週に一度か十日に一度ぐらいのペースで庭の花を主に書いていた。ブログよりもメールで毎日様々な私信を送って来て、言わばペンフレンドのような関係になったのだった。その中で、彼女のブログへ書きこみをする相手のことを批判めいた調子で書いていたことがあった。


 それを読んで、意外にもブログの表現とは違って逆の気持ちであることが分かって驚いたものだった。へえ~、あんな上品な文章を書く人が実はこんなことを想っていたのだという衝撃だった。終いには、ボクに愛の告白までして当惑させてくれるのだった。ボクには妻が居て、ブログにもそういうことを表現しているから常識的に考えれば単なるブログ仲間的なお遊びなら分かるが、実際に自宅にまで手紙が来たりすれば誤解を招くものだ。来た手紙を見て妻が、如何にも女性のモノである封筒や差し出し人の名を見て、含み笑いをして「お父さんのファン?」と訊いたりする始末だった。


 結論的に言えば、彼女の方から家庭内でトラブルがあったので交際は止めると一方的に言って来たのでホッとしたものの、馬鹿にされた気がしたものだった。トラブルの内容は、果たしてボクへの手紙やメールの内容が家人に知れ、家庭騒動にまでなったというものだった。彼女は金持ちだったから自由になる小遣いも沢山もっていたらしく、好きな時に旅行をし、ボクの家の近く(京都)まで観光旅行をしてブログ仲間と会ったりしていたとメールやブログに書いていたから、ボクとしては家庭騒動を起こしかねない人だと警戒はしていた。果たして、自分の方から潰れて行ったのは幸いだった。


 つまり、ブログの内容と実際とは違うということを言いたかったのだが、ブログは綺麗ごとを書いたり仮面を被ってペンネーム(ハンドルネーム)で書くのが殆どだから当たり前といえば当たり前のことが起きたに過ぎないのかも知れない。ボクもそういう意味では迂闊だった訳だ。それ以来、ボクは反省して女性に限らずブログ仲間には適当な距離を置いて付き合っている。今ではブログも社会に定着して、オフ会(ブログ仲間の実際の呑み会)をする人はそれなりに頑張ってやっているようだが、ボクは未だにそういう会には出たくない方なのだ。あくまでもウエブ上だけの関係で行きたいと思っている。



© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: