ココ　のブログ

グーグル・アース（８）

グーグル・アース（８）

　戦争で金儲けをして来たアメリカとユダヤ資本で出来たイスラエルとのくされ縁は、先の大戦の結果、出来あがったイスラエルよりもずっと以前から続いていて、国家を持たなかったユダヤ人の大金持ち（金貸し、実業家、軍産関係者、政治家、役人など）達が欧米の政治・経済の中枢に居て、既にイスラエル国家を闇の世界で作り上げていた事から始まる。分かりやすく言えば、国家を持たなかったが故に生きて行く為の手段として世界主要国に散って行き、金貸しや実業家になり、次第に勢力を広げ、世界的規模になった事でその国をも動かす組織になったのである。日本でも江戸末期には長崎（出島）に彼等の一派がやってきて幕府や各藩に金を貸し、武器を売っている。長崎のグラバー邸で有名なグラバーもその一人だった。日本でしこたま儲けた連中だ。

GoogleEarth中東（２）

GoogleEarthによる、中東（米イスラエル軍がイラン周辺国とアカバ湾・ペルシャ湾に配備されている）。

　米ソの冷戦時代でも、アメリカのユダヤ人は強かにソ連に入り込んで政商として暗躍していた事はよく知られる。今でも世界的な企業の殆どは彼等の手中にあるから、誰もが知っている企業名を挙げれば、それこそわんさとあるから知らない人は驚く。南アフリカのダイアモンド鉱山や金鉱山の殆どが彼等のもので、イギリスにあるダイアモンド・シンジケートは彼等の組織だから世界中のダイアモンド価格は彼らで決められる。金価格も同じで、世界の金塊（インゴット）もアメリカに集中し、日本の持つ８００ｔのインゴットもアメリカの連邦銀行の金庫にしまわれ、日本の財務省は、その預かり証を有難く抱いている。このことは以前にも詳しく書いたから割愛する。

GoogleEarth中東（１）

GoogleEarthによる、サウジアラビアのタブーク空港（イスラエルに近く、イスラエルにとってて補給が楽だ）。

　要するに戦争に負けた国の資産は戦勝国組合（ＵＮ：日本では国連と誤訳されいる）が管理しているのである。日本はＵＮ常任理事国になりたくて仕方がない。負け犬のくせに勝ち組の仲間入りがしたいのだ。アメリカに尻尾を振るポチだから仕方がないといえばそれまでだが、もうそろそろ戦後は終わったのだから自立精神を発揮しても良いのではないだろうか。だからなのか近年は主要貿易国をアメリカから中国に変えているが、アメリカのポチ派連中は苦々しく想っている筈だ。そのくせ、アメリカに見捨てられそうになれば恥も外聞もなく急転して中国派に転身するのだろう。彼等には節操というものが無い。幕末から明治にかけて噴出した武士道精神は今や綺麗サッパリ忘れ去られたらしい。

GoogleEarth_イランの７国際空港

GoogleEarthによる、イランの７つの国際空港（この他に、１７の軍空港と９６もの地方空港がある）。

　維新の士・坂本竜馬や「武士道」を英文で書いた新渡戸稲造なぞは、さぞあの世で嘆いている事だろう。明治生まれの人は今生きていれば１００歳以上だが、江戸末期の雰囲気を身をもって体験しているから、そういう人々と直に接して来た前期高齢者のボクは伝聞ながら幕末の雰囲気がよく分かる。例えば、ボクの祖父なんか京都のど真ん中の商人だったから池田屋事件をよく知っていて話してくれたものだ。祖父が、近くの鰻屋で食べて居ると、池田屋へ鰻重の出前に行った店の親爺が血相を抱えて帰って来て「たった今、新撰組が池田屋を襲って、勤王の志士が斬り殺された」という話をリアルに説明してくれた。子供だったボクは、政治なぞ分かろう筈もなく、新撰組は格好良いと思う程度しか知らなかった。

GoogleEarth_メヘラバード（テヘラン）空港

GoogleEarthによる、メヘラバード（テヘラン）空港（イランの首都の国際空港）。

　しかし、刀で人を斬り殺すという具体的な話に陰惨なイメージを抱き、以来、今日まで新撰組が嫌いなままである。皮肉なことに、青年時代に独り暮らしをしていた場所が壬生寺の横の借家で、ガレージが無かった関係で壬生寺の墓地にある駐車場を借りていた。近くには新撰組の屯所跡があったが一度も入って観る気もしなかった。その頃、たまたま東京へ遊びに行った際に、高校時代の友人宅に泊めてもらった場所が多摩で、新撰組の組長、近藤勇の生地である事を教えられたものの「そう？」と返事しただけで、それ以上興味もなかった。行く先々で新撰組に縁がある処に出喰わす偶然性も、興味をそそる程のものでもなかった。だから映画でも新撰組のものは観ないし、観たいとも想わない。

GoogleEarth_ホメイニ国際空港

GoogleEarthによる、ホメイニ国際空港（イランの首都から３０ｋ南にある）。

　新撰組に限らず、何時の時代にも何処の場所（世界的に観て）にも同様のテロリスト集団があり、現在で言えば北朝鮮とか、イランを攻撃しようとするイスラエルがそうである。つい昨日のネット・ニュースでは、いよいよ国際的に切羽づまってきたイスラエルがイランの周りの国々に米イスラエル軍を配備し臨戦態勢にあるという。攻められるイランの方も察知していて、今にも中東戦争が始りかけている。米イスラエル軍というのは勿論アメリカ軍とその応援部隊である。イランの西隣のイラクでの濡れ衣戦争と同じく、イランにも核開発疑念の因縁をつけて攻撃しようというものである。狭い国土のイスラエルは、先制攻撃で相手の戦力を削ぐ事のみが自国が生き残れるる唯一の方法だと信じている。（つづく）