アメリカ・ロサンゼルス幼稚園情報 [すいか幼稚園]

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★完璧な子どもを育てる!



リーダーズダイジェストからの翻訳です。

両親が何でもすぐに子どもを助けるとき、その時、親が発するメッセージは“私はあなた(子ども)がそれを成功させることが出来るとは思えない(あなたにそれができるとは思えない)”である。

多くの両親や教師達は、彼らの子ども達が幸せで、安全で、成功を感じてほしいと極度に考えるあまり、行き過ぎた行動をとることがある。

親達は、子ども達の身の回りのことをすべてやってあげることが、子ども達の生活をより良くするものだと考えている。そしてパーフェクトな子ども時代は、親が創り出すことができるという神話に陥ってしまっている。
そのような親は“ヘリコプターママ、パパ”と呼ばれている。なぜなら彼らは、子ども達の上空を常に旋回して、子ども達の生活を“超管理”しているからだ。

彼ら(そのような親達)は、子どもの自信は、逆境、落胆、そして失敗を経験しないことから生まれるという神話を信じているのだ。
しかし、涙や苦しみなしで成長するやり方は、親達や教師達が思っている以上に危険なのだ。

もちろん、彼らは子ども達を気が狂うほどに愛している。しかし、私達が子どもを私達の理想に当てはめようとすればするほど、子ども達の本当にやりたいこと、必要なこと、とはかけ離れていくのだ。

もし私達が子ども達に、大人のエゴや、子ども達の本来の自意識を満たさない適当な褒め言葉を与えるならば、子ども達は彼らの本当のアイデンティティーを開花させることはできない。価値の無い褒め言葉が、長期に渡り、子ども達にダメージを与えるということを証明する科学的な根拠もある。
失敗や間違いは、子ども達の未来のための大切な準備を経験することなのだ。

大人として、より満たされた有意義な人生を送るためには、私達は子ども時代にたくさんの失敗をする自由が必要である。私達は失敗からのみ、成功することを学べるのだ。

近年、両親が教師に、子どもの学年を上げてくれるよう圧力をかける光景がよく見られる。
“うちの子はハーバードまであと10年しかないんです!!” また、サッカーのコーチには“うちの子はフォワードとしてのみプレイさせてください” 最近では、親管理が教師を悩ます大きな問題となってきている。

ではどうすれば親達が、ヘリコプターのように子どもを監視すること無しで、子どもを支えていくことができるのだろうか?
まず、取り掛かりとして、両親は、子ども達の能力に対して現実的になることと、それらにもっと正直になることだ。

子ども達は自分自身で長所と短所を見極め、自分を監視し、彼ら自身の行動に磨きをかけることができるようになる必要がある。それらの能力は、彼らがクリアーな目標と、彼らが尊敬する大人達からの現実的な励ましを得られた時に高められる。

子ども達は甘いシロップからは何も得ることはできない。ある4歳の子を持つ母親は、行き過ぎた褒め言葉は裏目に出ることに気が付いた。そして今は、子どもに“あなたは素晴らしい。すごいね~”と言う代わりに“次に何ができるかしら?”というようになった。

両親が介入しすぎる時、子どもの自意識(自我)は破壊される。そしてその時、子ども達は、自分で答えを導く練習が出来なくなる。両親が世話を焼き過ぎるとその子どもは自分で考えることができなくなるのだ。

上記内容は、放任とは異なる。子どもが宿題をやっている近くに親はいるが、それを手伝わない。だが、子どもが自分の勉強している内容を話し出したら、親は興味を持って耳を傾ける。

褒めすぎず、プロテクトし過ぎず、いつも援助する訳ではなく、しかし、子どもの話をよく聞き、理解し、支えていくことが、大人から子どもへの最高の贈り物になるだろう。


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