舞岡公園では、野鳥とともに、多くのタイワンリスが居ます。はじめは鳥の巣?と思っていた、木の高いところにある小枝で作った巣が、実はタイワンリスの巣だったんですね。
タイワンリスは、その名の通り台湾から移入された哺乳類です。伊豆大島の動物園で飼われていたものが脱走し(1935年)、後に江ノ島に持ち込まれた個体がやはり脱走して鎌倉一帯で野生化したという経緯があります。それがどんどん生息範囲を拡大し、舞岡にもごく普通に見られるようになったのですね。
可愛くはありますが、とにかくその食害によって「特定外来生物」に指定され、飼養、栽培、保管、運搬、輸入等について規制を行うとともに、必要に応じて国や自治体が野外等の外来生物の防除を行うという「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」の対象になっています。
これ、確かモミジだったと思うのですが、樹皮がはがされています。このような木々が多く見られました。はじめは病気?と思って、よく見たらこの有様なんです。どうやら犯人はタイワンリスのようです。おそらく、皮をはがされた上部は枯れてしまうでしょう。舞岡公園は鳥獣保護区に指定されていますが、特定外来生物はそこから除外されているそうです。でも、すぐに駆除に市が乗り出すとも思えないし、異国に勝手に連れて来られたタイワンリスだって不憫です。三つ峠に居るニホンザルより難しい問題のように思います。
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