このところの富士山ブームで最も多いのが「今週末に行くんですけど・・・」というパターン。あわてて靴を買いにくるというやつです。昔からある革製の硬い登山靴なら当然の事、最近主流のライトトレッキング・シューズだってある程度の馴らしが必要なんですけどねぇ・・・。
本当は、靴を買う前に靴下を選んで欲しいんですよね。出発寸前に慌てて買いに来るパターンもある位で、ないがしろにされているのが靴下です。
で、登山だから厚い靴下・・・という、意味の無いセレクトで買おうとするのですが…ちょっと待った!
厚いタイプはクライマー用のもので、いわゆる昔ながらの硬い靴には向いています。なぜなら、あのタイプの靴は個々の足に中々フィットしてくれないので、その緩衝のため全体が厚く作られています。当然、このタイプの靴下を履くと、靴のサイズも大きめになります。素材はウールが主体になります。
こちらは「トレッキング用」のものです。このタイプは底に当たる部分が長めのパイルになっていて厚くなっています。しかし、甲の部分はさして厚くなっていません。底のパイル部分が着地時のショックを和らげてくれます。ライトトレッキング・シューズは柔らかいので、個々の足にフィットしてくれるので意味もなく厚く作る必要が無いわけです。素材はアクリルが主体になります。もちろん、ライトトレッキングにはこのタイプです。まず、このタイプのものを買ってから靴選びをするのが正しい方法です。
よくあるのが、店の靴下を借りて靴は買ったものの、あとでどんな靴下だったか分からなくなって、靴下選びの時に困ると言うパターン。そういうのにはお手上げです。
ライトトレッキング・シューズといっても富士山であろうと何処であろうと行けます。大事なのは荷物の重さなんですよ。本格的登山で10k以上の重量を背負うのだと、重さで靴が変形しないように硬い登山靴を使うのですが、30リッター程度のパックを背負ったトレッキングであれば、そのようなことはないので、こういったライトトレッキング・シューズで十分だし快適です。
まず、靴を買いに行く時間ですが、午後2時頃がベストです。朝一番とか夜は足のむくみの有無の関係でサイズ選びが難しくなりますが、その時間だとほぼ中間なのでサイズ選びも正確に出来るからです。で、その時「マイ靴下」を履き試し履きをしますが、紐を緩めた状態で履き、つま先をトントンと床でやり、かかと側に自分の人差し指が入る余裕があるか・・・がキイになります。午前中だったら、楽に入る位、2時頃だとちょっと抵抗があるけどすっと入る位、夕方だったらグッと押し込むと入る位・・・。そんな感じでサイズを選びます。その後紐をキッチリ締め上げ小指部分が当たったりしないかチェックします。この時「当たる」のか「圧迫感」なのかの違いに注意です。当たるようだとその靴は足にあっていません。サイズを上げて幅を広げるようなことは止めましょう。靴の中で足が動き良くありませんから。履いたまま暫く店内を歩くなどして体重をかけるようにします。それで不都合がなければOKです。あとは本番に備えて慣らし履きをするだけです。ぶっつけ本番で靴を下ろすというのは自殺行為です。
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