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旅行4日目
5月2日(日) 旅行4日目
AM8:00
ホテル発。シャフリサーブスへ。
AM11:00頃
アク・サライ宮殿跡
ドルッサオダット建築群
ドルッティロヴァット建築群
この後、昼食&ブハラへ移動。
サマルカンドともお別れ。今日ははティムールの生まれ故郷、シャフリサーブスを通り、その後ブハラを目指します。
牧草地に放牧された牛が見えたりと、なかなか牧歌的な風景。
移動の間、バフさんはウズベキスタンにおける日本語学習について、詳しく説明してくれました。
ロシア時代には、日本語の講座は無かったそうです。
現在は日本人の教師が教鞭を執り、JAICAの支援も有るため、設備は充実しているということでした。
ちなみにバフさんの学年は、入学当初13人いた日本語コースの学生が、卒業時には3人になっていたそうです。
彼は日本にも行ったことがあり、本当に日本語が堪能。
アジアの国に行くと、現地のガイドさん達は、それほど長期間学習しているわけではなくても、本当に流ちょうに日本語を話すことが出来ることに、いつも感心させられます。
私も大学で中国語学んだんだけどね~。英語も中学からずっと・・・。
やはり真剣みが足りないと言うことでしょうか。海外に行くたびに、「頑張らなきゃ」って思うのだけど、その時だけの盛り上がりで終わっちゃうんですよね。
三時間ほど走ると、シャフリサーブスです。
まずはアク・サライ宮殿跡です。
アク・サライ宮殿跡
1308年に着工され、ティムールの死後1405年まで建設が続けられた、彼が残した最大の建造物。
現在は入り口のアーチの残骸のみが残っている。
現存しているアーチにいたる前に、広場があり、ティムール像にお出迎えされました。
なんでも、ここシャフリサーブスは「結婚式が多い街」としても有名だそうです。
この公園の周囲には、レストランが沢山あり、そのレストランで結婚式を行うのだそうです。
実際、バスから町中を眺めていたら、婚礼衣装を売っているお店を何軒か見かけました。
この日も日曜でしたので、もう少し遅い時間なら、結婚式を見ることが出来ただろうということでした。残念。
でも、結婚式の出席者なのか、それとも観光客の方なのか、丁度行き会ったおばさま達と写真を一緒に撮りました。
おばさまオンリーの写真では、こんなポーズまでとってくれて(笑)。
広場を抜け、アーチの前に立つと、その大きさが判ります。
壊れた今は38m、壊れる前は50m以上の高さがあったそうです。
実はここ、登れます。
せっかく来たからには、登らなくては!
ってわけで、せっせと狭く暗い石段を登ってきました。
↑登ったアーチの片割れから、もう片方を見るとこんな感じ
↑通ってきた広場です。
向こうの方に、ティムール像が。
ここは、かなりきつかったです。
日本人のコンパスには、ちょっと段差がきつすぎて・・・実は翌日筋肉痛になりました。
でも、登って良かったです。眺めは最高。
このアーチ、タイルで装飾がしてありますが、アラビア文字で片側には
「スルタン(皇帝)はアラーの影である」
もう片側には
「スルタンは影である」
と書かれているそうです。
この「アラー」が抜けた方の内容が、スルタン(=ティムール)を誹謗するものだと怒りを買い、建築家はこの誤りのため、アーチの上から投げ落とされたという伝説が残っています。
下におり、よたよたしながらバスに乗るために公園を突っ切っていると、アイスを売っていました。
冷凍庫は中国製のようです。
ちなみにウズベクは、朝鮮民族も住んでいるため、韓国系の企業の広告をよく見かけました。
朝鮮系の民族は、ロシア時代に強制移住させられた人たちの末裔だということです。
近くに学校が有ったせいか、制服を着た子供を複数見かけました。
が、そんな子供がいる反面、ボールペンやボンボンをねだる子供が近寄ってきたりもする。
ロシア時代には無かったであろう貧富の差が、確実に拡がっていることだけは、確かなようです。
アク・サライ宮殿跡からバスで移動し、次はドルッサオダット建築群です。
ドルッサオダット建築群
町の老人達の信仰を集めるハズラティ・イマーム・モスクの中庭を通っていくと、半ば崩れかけたジャハンギール廟が見える。
ティムールが22歳の若さで戦死した息子の為に建てた巨大な廟で、今は鳩のすみかとなってしまっている。
廟の前には基礎だけが残る空き地が有り、ここにティムールの次男の廟、そしてティムールが自分自身のために用意した廟も残されている。
ティムールはサマルカンドに葬られたが、そのサマルカンドからこの廟まで、100キロの地下道が繋がっているとバフさんが行っていたけれど、本当かしら?
↑入るとすぐにある、ティムールお手植えの樹
↑手前がハズラティ・イマーム・モスク、
奥がジャハンギール廟
↑違う角度から
手前の石組みが、基礎だけ残っている部分
↑ハズラティ・イマーム・モスクの前で、ゆったりしていたおじいさん
↑鳩のすみかになってしまった内部
見学中も、鳩が飛んでいました
鳩のすみかになってしまった息子の廟、そして子供が遊んでいるときに偶然発見されたティムールが自分のために準備した廟。
思い通りにならない人生と、栄光の儚さを感じさせられました。
そんな中で、モスクの前でのんびりとしていたおじいさんは印象的でした。
自然に逆らわず、身を任せているような様子が、少し羨ましかったのかも知れません。
空のティムールの墓を見学後、歩いてドルティロヴァット建築群に移動です。
途中、バラがとっても綺麗に咲いていました。
ドルティロヴァット建築群
↑ドルッサオダット建築群からドルティロヴァット建築群をのぞむ
“瞑想の家”と呼ばれる、ティムールゆかりの建築群。
ウルグベクによって建てられた青いドームのコク・グンバス・モスクに向き合って、二つの廟が並ぶ。
モスク内部のフレスコは修復され、一部修復前の状態をとどめている。
ここではおみやげ屋さんが屋台を広げていまして(笑)。
スザニを広げて迫ってきます。うかうかしていると、囲まれます。
あ、でも品質さえ見極めれば、ここは割と安かったように思います。値引き交渉も頑張ればいけます。
ちなみに私はおみやげに、刺繍の斜めがけバックを買いました。
5ドル→4ドル+おまけのポーチは、時間がなかった割には頑張った方だと思います。(おみやげ物屋さんは、ドルでいくらと言ってきます。スムで払うと言えば、スムの値段を言ってきます)
そしてスザニやその他おみやげは、地域によって割と違いがあるので、気に入ったものが有ったら、「後で他でも買えるだろう」と思わずに、その場で即買いをすることをお勧めします。
この日の観光はここまで。
アク・サライ宮殿跡の前の広場の一角にあったレストランで昼食後、翌日の観光地ブハラへ移動です。
途中、踏切で貨物列車の通過待ちをしました。
ちょっとわかりにくいと思いますが、信じられないくらい貨車をつなげて走っていました。
何十両編成だったんだろう? 当然走る速度も遅く、通過まで何分も待たされました。
「世界の車窓から」だね~。
と言っていたら、ツアーの皆さん、妙にうなずいていました。
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