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花と実と魔女と
13~14生け花X
2013.2.25
レッスン・リポ ☆ 生徒さまの「いけばな」
(2013年2月23日撮影)
生徒さまのいけばなレッスンの
ご紹介です。
花材は 木苺(キイチゴ)チューリップ(ダイナスティ)ドラセナ。
復習の意味も込め
基本の型をすっきり、活けてくださいました。
(2013年2月23日撮影)
キイチゴの角張った曲がりを生かし
横のラインを意識した作品。
横の表現のときは
縦感を押さえたほうがインパクトが出ます。
両方欲張ると、表現が散漫になりがちなので
横にだけ表現を絞ったたことが生きていますね。
介護で忙しかった時期を乗り越え
お仕事を続けながら
再び大好きな お花を学ばれています。
(2013年2月23日撮影)
こちらは、逆に縦を意識した作品、
師範を取得された生徒さまの作品で
12~3年(以上?)学ばれています。
縦に一枚活けたドラセナが
アクセントとして効いていますね。
写真で見ると、右側の一本のキイチゴを
整理したほうが良かったかも・・・
改めて写真でみることで
気づくこともあります。
生徒さまは お稽古したい作品を
携帯やスマホで撮られ、
確認、復習なさっているようです。
2013.4.11
生徒さまの「いけばな」レッスン・リポ ☆ アイリスやレースフラワーを使って
(2013年3月26日撮影)
アイリスとレースフラワーで
爽やかに活けてくださいました。
レースフラワーは茎が長いので
高め、長めに使うことがおおいのですが、
逆転の発想。
ちょっとした意外性こそが、
お花では、大切なポイントです。
器の色の選び方もナイス!(*^-^)
(2013年3月26日撮影)
これは
花型法でいけてくださいました。
空間を意識して、すっきり♪とした
フォルムが生きていますね。
(2013年3月26日撮影)
こちらは、レッスンテーマのひとつ
「縦長」の構成。
足元(剣山)が見え易い形なので
深めの器を使ったのが良いですね。
器選びも、大きな要素です。
(2013年3月26日撮影)
こちらは、
マッス(塊)をテーマのいけばな。
はたと思いました。
塊(かたまり)と
魂(たましい)
似てますよね!
そっか~!!
花の塊には、
花の魂が宿るのね~~って(*^-^)
2013.4.11
生徒さまの「いけばな」レッスン・リポ ☆ コデマリとアリストロメリアで
(2013年3月28日撮影)
昨日にひきつづき、きらら♪お花の教室の
レッスン・リポにお付き合い下さいませ。
最初に、入門まもない生徒さまの
花型法のいけばな。
花の付き方から、同じ長さになりがちな
アリストロメリア・・・
枝垂れるコデマリとのバランスをとるのが
難しかったようです。
反省点として、剣山がもう少し
隠れるように活けると良かったですね。
(2013年3月28日撮影)
欲張って、2つ???
いいえ、決して欲張ったわけではありません(*^-^)
盛り花
(水盤に剣山をつかう)と
投げいれ
(深めの花瓶)という
2つのスタイルを両方使って
併合花型
という 草月いけばなのスタイル。
ゴージャスな仕上がり
を期待できる
お得感たっぷりの、いけばなです(*^-^)
(2013年3月28日撮影)
こちらは、お母様の介護のために
お仕事を辞され、前から学びたかったという
フラワーアレンジをスタートされた
生徒さまのアレンジメントです。
教室でのレッスン作品は
いつも、ご実家のお母様へお届けなさるとか。
「
お花の力
ってスゴイですね、母は
いつもすごく楽しみにしてるんです。
食欲もでて、元気になってくれて・・・
ありがとうございます」
いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます。
娘様のやさしさという
とびっきりの 魔法が掛けられたお花、
お母様も、お喜びです。
思いがけず、うれしいご報告に
ホロッ
としちゃいました。
2013.4.19
初めての「いけばな」レッスン・リポ ☆ ユキヤナギと薔薇
(2013年4月13日撮影)
こちらは、いつもの
いけばなの生徒さまが
花型法(第3応用立真型)でいけた
キイチゴと薔薇です。
キイチゴは、芽出しの頃
夏の葉が広がったころ、
秋の紅葉と、季節を追って出回り
いけばなの花材として重宝します。
(2013年4月13日撮影)
こちらが
初めての生徒様の作品で、
入門第一作目の
基本立真型の盛り花。
ユキヤナギと薔薇。
おばあ様もお母様も草月だったそうで、
習うなら草月に!とアドバイスがあったそうです。
親子三代! 素晴らしい日本文化の継承です。
因みに、ご実家は東京、
でも青山草月会館はご存じなかったようで
並びにある、赤坂のとらやはご存知でしたが。
(2013年4月13日撮影)
こちらは、オクラレルカという葉っぱを
主役に、縦長の構成。
しゅーっとしたラインが生きています。
オクラレルカって「贈られる花」を
連想しちゃいませんか?
面白い名前ですよね。
実は
:オクラレルカ:
呼び名は、ギリシア語で「黄土色」を意味するochreと
「白色」を意味するleucoを組み合わせた学名に由来するもの。
黄色と白色の組み合わさった花色を形容した言葉です。
2013.8.24
いけばなの学び ☆ 赤坂草月会館で・・・
(2013年5月16日撮影)
少し前のことになりますが
5月に参加した、草月会館での講習会。
写真は、エントランスホールの受付。
東京本部では、初心者からベテランまで
色んなクラスがありますが、
わたしが参加しているクラスは
全国の師範たちから人気絶大の
長寿クラスで、私は第2期生。
ここ数年、
一期生と一緒に学びを続けています。
(2013年5月16日撮影)
当日発表のテーマが書き出されていて
その瞬間から、学びが始まります。(*^-^)
(2013年5月16日撮影)
一作目は、枝物と花菖蒲。
流派によっては、決まりごとの多い
花菖蒲ですが、自己表現としての
自由花を目指す草月としては、
特別の決まりはありません。
といいながらも、花菖蒲をいける決まりごとの
歴史的背景や、決まりを知ることも大切。
講義のあとに、あえて、皆で
「自由花」として活けました。
それはそれで、難しいです。
(2013年5月16日撮影)
2作目は「草ものだけで同じ形を繰り返す」
私は、フトイとダリア、アスパラで。
花器の形状を意識し
フトイを形作ってみました。
あすは、お仲間のステキな作品を
ご紹介しますね。
2013.8.25
いけばな講習会から(2) ☆ お仲間の作品ご紹介
(2013年5月16日撮影)
昨日に引き続き、いけばな講習会から
お仲間の作品のご紹介です。
上の写真は、皆で活け終わった後、
講師の先生の講評が始まった所。
一作品ごと、
丁寧にご指導下さいました。
(2013年5月16日撮影)
ズラリ、力作が並んでいます。
窓の外は皇居の緑がいっぱい♪ですが
作品を見易いように
ブラインドされていますね。
(2013年5月16日撮影)
同じ形を繰り返す・・・
こんな風に繰り返すのも、
アイディアです。
お花の太巻きみたい・・・(^m^ )
(2013年5月16日撮影)
こちらは、同じクラスの受講生で
なんと、本部講師でもある方の作品。
いつもステキで、斬新だな~と
思っていたら、本部講師の先生が
このコースを受けに来てました!
こうして、いろんな方の
色んな作品を拝見することが
一番の勉強であり、楽しみですね。
長年、
大好きで取り組んできたいけばな。
学ぶことの楽しさを
今になっても味わえることの幸せ。
いけばな、続けていて良かった~~♪
2013.9.16
東京本部いけばな講習会から ☆ 受講リポ(1)
(2013年9月12日撮影)
今回の大型台風
各地で大きな爪あとを残していますが
皆さまのところでの被害はございませんか?
お見舞い申し上げます。
ところで、先日、長年通っている
草月本部での「いけばな講習会」に
参加してきました。
エントランス、受付に活けてあった
秋のいけばな。
メイン花材はイガナスとケイトウ。
(2013年9月12日撮影)
今回のテーマは
創始者、勅使河原蒼風家元が残した
「五十則」の中から
テーマを自分で選び
心に留めたうえでの自由花。
(2013年9月12日撮影)
それぞれ選んだテーマに即し
花材を選んで、2作。
皆真剣にいけています。
(2013年9月12日撮影)
私の一作目、
「花が主なら器が従。器が主なら、花が従。」
花器を主役に!という
テキストテーマにも繋がります。
鉄花器の曲線を生かす
自由花を生けてみました。
線(鉄・葉の茎)と面(葉)の
対比も心に留めたつもりです。
(2013年9月12日撮影)
2作目は、「活けるときこそ傍で眺めない」
日ごろ、生徒さまにもお話するのが
どんな大作でも、腕の長さの距離感で活けているので
必ず、作品から離れて、客観視する習慣を!
この日も、あえて
五十則から選びました。
この作品は、天井まで届きそうな
大型の作品です。
(3番目の写真を参照してください)
(2013年9月12日撮影)
フウセントウワタのマッスと
グニユーカリの描くトンネル状の
空間がキマッタ?!(*^-^)
いけばなのお稽古に通う立場・・・
いつも発見があり
楽しく、幸せです。
そして、そのように生徒さまに感じていただける
教室運営がわたしの理想です。
道のりは遠いけど・・・頑張ります!
2013.9.17
東京本部いけばな講習会から ☆ 受講リポ(2)
(2013年9月12日撮影)
昨日に引き続き、12日に参加した
いけばな講習会の様子。
皆さま力作揃い・・・
各県支部長経験者や
現役・本部講師まで
同じクラスで学んでいるので
毎度、感服させられます。
そして、クラス全体の「力」が
ドンドンついてきてるのがわかります。
経験があって学ぶからこそ
身につくことってあるのですね。
(2013年9月12日撮影)
本部には、沢山の面白い器があります。
自分で選べるので、毎回
花材とのマッチングを楽しめます。
ケイトウの朱色と
器の色、形がぴったり~☆
左後に見える鉄花器も楽しいでしょ。
(2013年9月12日撮影)
ヒゲ付き棕櫚の葉は
この日の一番人気花材だったかも・・・
大きな葉物の構成がダイナミック!
紫の単(ひとえ)のトルコキキョウが
軽やかに舞う蝶のようで、
アクセントになっていますね。
明日も、素敵な作品をご紹介の予定。
お楽しみになさっていただけると嬉しいです。
2013.9.18
東京本部いけばな講習会から ☆ 受講リポ(3)
(2013年9月12日撮影)
一昨日に引き続き、12日に参加した
いけばな講習会の作品の紹介です。
アケビの実とノバラの実、
そして煙の木のフワフワ♪
無造作に絡めたような形にも
繊細な表現が見て取れますね。
(2013年9月12日撮影)
和風なカゴの器に
キイチゴの大きな葉とひまわり。
元気でインパクトがあり
日出る国JAPANに大きな関心のあった
ゴッホ好みのいけばな・・・かも(*^-^)
(2013年9月12日撮影)
日ごろのレッスンでは
なかなかお目にかかれない胡蝶蘭。
鉄花器にキササゲの実と煙の木・・・
わたしには、思いつかない
組み合わせが新鮮。
秀作に触れることで学ぶ
大切さを、改めて感じました。
2013.11.6
生徒さまの☆いけばなレッスン作品から
(2013年10月26日撮影)
先日のいけばな展でも、
お花のたおやかなラインを生かして
完成度の高い作品を活けてくれたKさん。
花展後、初めてのレッスン作品がこちら。
縦のラインを意識して活けてあり、
シャキッとしたお花の生命力を感じます。
(2013年10月26日撮影)
そして2作目は
ニューサイランを割いて
曲線を生かしつつ植物を編んでいます。
両面テープを使わずに製作したので
編み上げたものを花器に入れるとき
苦労していましたが、
ラフな活け方も感じられて
かっちりした球でないところがオシャレです。
2作とも、薔薇の見せ方にご注目!(*^-^)
(2013年10月26日撮影)
こちらは、テキストで、
一生懸命学ばれている生徒さまの
株分けのいけばな。
ユーカリとアンスリウムの色と形の
コントラストがしっかり生きています。
1つの器に2個の剣山を入れ
株分けの自由花です。
毎回、熱心に取り組まれている姿に
お花への愛が伝わってきます。
2013.12.23
クルクルとまっすぐ ☆ 生徒さまのいけばな
おはようございます。
今日はクリスマス直前の休日、
皆さまにはいかがお過ごしでしょうか?
さて、上の作品は
サンゴミズキという赤い枝を矯めて(曲げること)
クルリンと、弾むような印象のいけばな。
矯(た)めることは、
いけばなでは、大切な技術で
習得することにより
表現の幅が大きく広がります。
こちらの作品も、サンゴミズキと
白く脱色した蔓(ケーンカール)をコラボさせ
カーブした線が楽しい「いけばな」
写真の「自由花」を活けて下さった生徒さまが、
あーでもない、こーでもないと
一生懸命取り組んでいる姿、
とてもステキでした。
同じ、サンゴミズキを
直線として扱っての「投げいれ」
こちらも、明快に空間をつかんでいます。
ご覧戴いたように
いけばなは植物素材を使って、
自分らしく色んな表現を楽しめます。
その事が、飽きることなく
いけばなを学び続ける
大きな要素なのだと思っています。
2013.12.25
クリスマスのいけばな☆生徒さまのレッスン作品から
(2013年12月14日撮影)
今日はクリスマス。
クリスマスカラーを意識した
生徒さまのいけばなのご紹介です。
サンキライの赤とオリエンタルリリーの白、
葉のグリーンが、愛と聖と永遠を感じさせます。
サンキライに絡めてある
コオリヤナギの線が伸びやかですね。
(2013年12月14日撮影)
ワタシも大好きなお花のひとつ
カラーとクリスマスホーリー、カスミソウ。
盛り花と呼ぶ、剣山を使って活けるスタイル。
明快なフォルムに、すがすがしさを感じます。
(2013年12月14日撮影)
二つ目の作品と、同じ花材の盛り花ですが
活け方が違うと、印象も変わります。
どちらが良いか?ではなく
活ける場所と、花器、いけ手の感性によって
一作品ずつ、いけばなは異なります。
そこが面白いのですね!
もうすぐやってくる新年、
~花を活けるように~
新しい一日一日を
「活かし」て過ごしたいですね。
2013.12.25
お正月のいけばな☆生徒さまのレッスン作品から
(2013年12月24日撮影)
もう幾つ寝ると♪
早いですね!今年も残り僅か・・・
お正月花のお稽古がスタートしました。
上の写真は、初めて松をいける
生徒さまの活けた、盛り花(剣山使用)
(2013年12月24日撮影)
こちらは、「投げいれ」と呼ぶ活け方で
深い花器(花瓶状)に
剣山やオアシスなどの道具は使わず
いけ手の技術で“思う形”に留めています。
松のように、重い花材を
活けるときには特におススメです。
お正月早々、倒れちゃったら困りますものね。
(2013年12月24日撮影)
そして、こちらはオアシスを
籠にセットしての「お正月アレンジ」
赤い和紙のラッピングが
お正月らしさを表現。
籠は、後々鉢カバーとしても使えます。(*^-^)
さあ、今日は今年最期の
「稽古納め」
お寒い中いらして下さる
生徒さまと一緒に、
お正月花のレッスンです。
2013.12.31
今年一年、ありがとう ☆ お正月花レッスン・リポ
(2013年12月28日撮影)
年末のお稽古納めのレッスン風景、
一年に一度、松を活けています。
フラワーアレンジのハイライトがクリスマスなら
いけばなのハイライトは、お正月でしょう!
(2013年12月28日撮影)
写真は、オンシジウム(黄色い蘭の花)を
メインに、豪華でコンパクトな
お正月花の「投げいれ」
(投げ入れ・・・剣山不使用、お花を組んで留めます)
実は、若松とピンポンマム5輪と千両
を使ったいけばな(盛り花)を
活け終え、二作目のレッスン。
洋風なお住まいやマンション等にも、
マッチします。
お正月花もT・P・O
場に合った活け方をしたいですね。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・
今年もいよいよ、大晦日を迎えました。
一年間、大変お世話になりありがとうございました。
来る年が、平和で明るい一年となりますように・・・
皆さまには、より良い新年をお迎えくださいませ。
そして、HANA魔女日記、新年もどうぞよろしく。
2014.1.1
2014 新春 ☆ あけましておめでとうございます
(2014年1月1日撮影)
あけましておめでとうございます。
穏やかな新春をお迎えのことと
お慶びもうしあげます。
皆さまにとってこの一年が明るく、
幸多いことを
お祈りいたしております。
そして、
本年もHANA魔女日記をどうぞよろしく
お願い致します。
(2014年1月1日撮影)
お正月花に添えたのは
名前は、仏手柑(ぶっしゅかん)
その名の通り
合掌している手に見えますね。
鮮やかな色から、黄金の仏陀でしょうか。
香りも良く、レッスンの時には
皆さん、興味深げに手に取っていました♪
ベトナムで食したという生徒さまによると
さっぱりしたお味で美味しいそうです。
(私は、花屋さんで求めました)
因みに、器は朱塗りの御櫃(おひつ)です。
実家に在ったものです。
2014.1.9
いけばなの伝えたい「技」 ☆ お正月花編
(2013年12月29日撮影)
いけばなレッスンのハイライトは
お正月花・・・といえるかもしれません。
昨年末も、稽古納めは「松」を活けました。
「銀垂柳」(ぎんたれやなぎ)を丸く結んで、
正月を寿(ことほ)ぐ空間を大きく捉えています。
(2013年12月29日撮影)
こちらは、前に垂らす事によって
流れる表情をつけていますね。
写真のいけばなで使った
大王松(ダイオウショウ、ダイオウマツ)という
松の王様のような長い松葉をもつ
写真の松は、アメリカ東南部原産。
原産地では樹高40メートルにもなり
日本でも、10メートル位、
お寺の境内など、広いところに植えて有ります。
(2013年12月29日撮影)
こちらも、同じく生徒さまの「投げいれ」
3作品とも、投げいれとしたのは
大王松が大きく重くて、
剣山では留めにくい事から。
「投げいれ」は、「盛り花」より
留める技術が必要で、
生徒さまからはいつも
「難しい~ニガテで~す」と言われますが、
花器を選ばず、剣山などの用具も必要としない
「投げいれ」こそ“できたらイイナ”の
いけばなの伝えていきたい「技」なのです。
とくに、お正月の松が
新年早々、剣山ごとひっくり返ったら
大変ですものね。(*^-^)
2014.1.12
初稽古 ☆ 椿の一種活け
(2014年1月11日撮影)
昨日は、
お花の教室で土曜クラスの初稽古。
藪椿を用意できたので
いけばなの生徒さまが活けた
椿の一種いけ。
椿は葉の表裏や、葉の密度、
枝振りを吟味して活けます。
先ずは一作目。(*^-^)
(2014年1月11日撮影)
そして、コチラは一枚目の作品を
ちょっと変えて・・・
どこが違うかわかりますか?(*^-^)
そうです、上の枝を
スッキリさせてみました。
空間をスッキリ表現、
椿の葉の繁りに強弱ができ
作品のリズムが強調されたと思います。
(2014年1月11日撮影)
そして、コチラは別な生徒さまの
コデマリと椿。
昨年12月からお稽古を始めたばかりですが
基本の花型法を
しっかり理解して活けてくださいました。
ちょうど、椿が蕾ばかりでしたが
今日は暖かだったので
開花してくれたかしら・・・
水揚げの方法もお伝えしたので
開花も楽しんで下さることでしょう。
2014.1.13
初稽古 ☆ 教室風景とレッスン作品
(2014年1月11日撮影)
初稽古・・・
クラシカルな表現ですが懐かしい言葉で、
ピンと張り詰めた感じもして、新鮮(*^-^)
皆さん、真剣に♪楽しんでます。
(2014年1月11日撮影)
藪椿と、シンビジウム、
そして千鳥草(ラクスパー)という
難度の高い組み合わせでしたが
自由花として、
ポップにいけてくださいました。
(2014年1月11日撮影)
アレンジを学ばれている
生徒さまのレッスンは
スプレースタイルと呼ぶ、
花束を置いた形のバスケットアレンジ。
ステム(茎)を
花束の手に持つ部分に見立て、
枝垂れ咲く花束をイメージしています。
アレンジといけばな、同じ教室で
同時にレッスンしていますが
それぞれに、刺激し合って
楽しみながら、
学びの幅をひろげることができています。
両方同時期に学ぶ、
Wレッスンというのもアリです(*^-^)
2014.1.24
東京へ ☆ いけばな講習会参加
(2014年1月23日撮影)
昨日、東京赤坂・草月会館で
8年間学び続けている
講習会に参加してきました。
上の写真は、イサムノグチ氏の設計による
エントランスホールです。
(2014年1月23日撮影)
半日のレッスンで2作品いけますが
参加者、それぞれが活け終えた様子・・・
今回もたくさんの花材から
花木(カボク・・・花が咲く木)と
春の花を各自選びました。
(2014年1月23日撮影)
今回のテーマは「春一番」
広い意味での「春の風」と捉え
動きの感じられる作品構成が課題でした。
写真では、平面的に見えますが、
奥行きと流れを意識した、投げいれ。
(2014年1月23日撮影)
コチラは、同じく「春一番」
水盤に剣山不使用が、課題。
マンサクと蝋梅の枝もの2種に
ラナンキュラスを活けました。
活けるのにも、知恵を絞りましたが
今回は殊のほか、いけばなの写真を
立体的に捉え写すことの
難しさを、改めて感じています。
2014.1.26
東京・青山で ☆ いけばな講習会参加(2)
(2014年1月23日撮影)
昨日に引き続き、東京本部での
いけばな講習会のようすです。
皆さんの力作がズラリ~
今回は、春のお花がいっぱいで、
広い教室に良い香りが!
(2014年1月23日撮影)
8年間、通っている超人気クラスの
講師の先生が講評しているところ。
自作を講評していただくときは、
何年経っても、緊張します(^m^ )
右の女性はアシスタントの先生。
(2014年1月23日撮影)
一緒に参加している
友人の「剣山なしの盛り花」作品。
力強い線が効いていますね!
カメラを忘れたので、
私が撮ってメールで送りました。
彼女は、PCを触らないので、いつも
大学教授のご主人様が、
プリントアウトして下さるそうです。
(2014年1月23日撮影)
こちらは、同じく「春一番」をコンセプトに
投げいれ(深い花器に剣山なしでいける事)。
器の口から、大きく下げて活けてあり
ダイナミックでした。
このクラスの講師の先生は
2月にハワイ支部記念行事でデモをなさるのですが
私の知り合いで行けないのは、
こちらの作者と、私だけ。
お家元も出席なさるのが決まったそうで
とても残念だけど、仕方ないです・・・ね。
2014.1.27
手づくり花器 & 薔薇のような「ラナンキュラス」
(2014年1月24日撮影)
先日の東京でのレッスンで使った
万作、蝋梅(ろうばい)ラナンキュラス。
我が家の玄関にいけてみました。
すると、見る見る開花し
まるで薔薇のようです。
(2014年1月24日撮影)
そして・・・
今回使った花器は
先日、多肉植物を寄せ植えした器と同じに、
生前、叔母が作ったものです。
叔母も、草月をお稽古していたので
花器を焼いてみたのでしょう。
手びねりで重い陶器なので安定がよく、
剣山なしでも、花留めがしやすく
使い勝手が良いということにも、
改めて、気づきました。
全く水漏れしないのも◎
学びや体験は、
役に立つものですね。
人生に無駄はないのかもしれない・・・
なあんて思いながら、花を活けました。
2014.2.4
誕生日祝いの花束 & 大好きなダリア
(2014年1月26日撮影)
先日、家人の誕生日祝いに
次女からプレゼントされた花束。
夕食をご馳走してくれるとのことで
ウキウキ出かけたら、
思いがけず、
最初に花束が目に飛び込んで!(*^-^)
(2014年1月26日撮影)
コデマリと大輪のダリア、
青いお花のリューココリーネ、
薔薇も見えています。
華やか、かつ大人の印象・・・
(2014年1月26日撮影)
会食後帰宅して、
早速玄関に活けてみました。
鋏をいれるのがもったいなくて、
なるべく、花束のスタイルを
そのまま生かして・・・(^m^ )
ダリア、好きなお花なのですが
花持ちを考えるとレッスンに使うのが
ためらわれていましたが、
やっぱり、ステキだわ!
今年は、レッスンでも
積極的に取り入れたいと思います。
お気に入りのダリアが
いっそう、大好きになりました。
2014.2.10
待ち遠しくて ☆ 春想う・いけばな
(2014年1月25日撮影)
生徒さまのレッスン作品のご紹介です。
ユキヤナギとスイトピー、そして
ドラセナの葉をアクセントに。
ユキヤナギはその名の通り
雪が降ったかのように
枝が隠れるほど白い花が咲きます。
写真のユキヤナギは
新鮮すぎて、まだまだ蕾。
(2014年1月25日撮影)
同じ花材で、別な方が活けた
「マッス」(=塊)
スイトピーをマッスにして
色を際立たせています。
最初の活け方とは
表情が異なりますね。
(2014年1月25日撮影)
そしてこちらは、株分け。
1つの器の中にツーポイントの挿し口を決め
活け終わってから剣山の位置、
花器の向きなどを入念にチェック。
挿し口を二つにすることにより、
表情が豊かになりますね。
皆様なら、どんな活け方がお好きですか?
2014.2.10
待ち遠しくて ☆ 春想う・花たち(2)
(2014年1月25日撮影)
お稽古での生徒様のいけばなです。
ユキヤナギとスイートピーそしてガーベラ。
三種の花材で 四方見(オールラウンド)に
何処からも、鑑賞できるよう活けてあります。
ちょっと深めの器なので
道具である剣山がしっかり隠れます。
草月流では、剣山はあくまで道具なので、
できるだけ、見えないように心がけます。
(2014年1月25日撮影)
こちらは、株分けでポップな感じに活けました。
活け手は、物理を専攻する大学一年生。
中高一貫の出身校(横浜)の
部活でいけばなを学んできたそうです。
将来は、研究者を目指している
理系女子の活けたお花です。
割烹着姿ではありませんけど・・・(*^-^)
◆「いけばな」で暮らしに彩り
◆お花でホッとするひと時
若い生徒さまにも
そう感じて取り組んでいただいてることが
とても嬉しいです。
2014.2.15
レッスン・リポ ☆ 春のいけばな
(2014年1月28日撮影)
生徒さまのいけばなレッスン作品から。
一作目は、剣山なし。
はい、剣山を使わないで水盤に立てる!
そして、美しいと思う形をキープ。(*^-^)
難易度高いテーマを
初めての作品で、
しっかり表現することができました!
(2014年1月28日撮影)
続いては、花型法でいけてあります。
(上の作品とは別な生徒さま)
さくらとチューリップとスイトピー、
春のお花がパッと周りを明るくします。
(2014年1月28日撮影)
そして、こちらは
葉っぱ(ドラセナ)の活け方に
ご注目下さいませ。
さくらが主役とすれば、
ドラセナは脇役・・・
今回は、名わき役を
演じきっているように思います。
クルリンとした表現、
無駄がなく、
洗練された感じがしますもの・・・ね。
2014.2.24
いけばなレッスン・リポ ☆ 小さな発見やアイディアで
(2014年2月8日撮影)
スイトピー、
お好きな方も多いのでは?と存じます。
今回のいけばなレッスンでの花材は
アオモジとスイトピーそしてレモンリーフ。
株分けという活け方で
1つの水盤で剣山を2つ使って活けます。
表情に、変化がでやすく
始めて間もない(1年以内)生徒さまにも
上級者風のいけ方が楽しめます。(*^-^)
(2014年2月8日撮影)
同じく、株分けですが
こちらは、
複数花器を使っていけてあります。
半月の水盤の向きにもご注目!
少しの変化で、印象が新鮮なものに・・・
とくに難しいことをしなくても、
小さな発見やアイディアで
いけ手の個性を表現できる
新鮮ないけばなを活けることができます。
2014.3.5
いけばなレッスン・リポ ☆ 剣山なし&アオモジのダンス
(2014年2月23日撮影)
生徒さまのいけばなレッスンから、
テーマ「剣山なしでいける」
水盤には剣山をセットしていません。
浅い水盤に、アクロバットのように、
それでも、安定したバランスで
植物が自立しています。
不思議でしょ?(*^-^)
これも、草月で学ぶ技のひとつです。
(2014年2月23日撮影)
こちらは、剣山を使っていますが
花器の形状から
剣山が殆ど見えません。
道具である剣山をなるべく見せない!
その点はいつも、心がけています。
そして、アオモジが
ダンスを踊っているようにも
みえませんか?
そんなところが、いけ手の
オリジナルな表現です。
因みにアオモジはクロモジの仲間。
幹に筆で文字を書いたような
模様があるところから
この名前がついたとされています。
粒々は、蕾で、
飾っているとお花が咲きます。
2014.3.15
いけばなレッスン・リポ ☆ 桃とチューリップ
(2014年2月23日撮影)
少し前のいけばなレッスンから
桃の節句のいけばなです。
桃と菜の花が定番ですが(*^-^)
今回は黄色いチューリップと
モンステラ(葉)をご用意しました。
青いガラスの器を
生徒さまがご自身でチョイス。
花と器の組み合わせも大切です。
(2014年2月23日撮影)
コチラも同じく「投げいれ」
投げやりにいけたら、
思い通りには
到底、留まってはくれません(^m^ )
剣山を使わない分、
技術を磨く必要がありますが
その分、おおらかで雰囲気のある
いけばなを楽しむことができます。
いけばなを学ぶうちに
お花の声を聞くことができるようになり
花材が活け方を教えてくれ(*^-^)
剣山をつかう盛り花より
投げ入れの方が面白味のあるお花を、
活けることができるように思います。
2014.3.18
いけばなレッスン・リポ ☆ スタンダードな丸水盤にいける
(2014年2月23日撮影)
写真のいけばなで使っている花器(かき)を
丸水盤(まるすいばん)といい、
草月いけばなでは最初に揃える器となります。
スタンダードな器ですから
一昔前までは、多くのご家庭に
在ったのではないでしょうか。
花材は、桃とチューリップとモンステラ。
(2014年2月23日撮影)
同じ花材で、株分けで活けてあります。
形は、自由花。
水盤は小判型(楕円形)
チューリップの作っている流れで
風や、風景を感じていただけると
うれしいです。
(2014年2月23日撮影)
同じく丸水盤ですが、
こちらはプラスチック(樹脂)製で
軽く壊れにくいです。
こちらの色の水盤は
活け栄えがして
使用頻度が高い器です。
二作目と同じ株分けですが
水面を意識して見せることが
大事なポイントとなります。
それぞれ作者が異なり
同じ花材でも、個性を
楽しんでいただけたら幸いです。
2014.3.24
いけばなレッスン・リポ ☆ キブシと薔薇
(2014年3月8日撮影)
キブシという枝ものと薔薇を使った
生徒さまのいけばなレッスン作品。
一作目は、薔薇の花を手前に持ってきて
足元をグッとしめた感じに!活けてあります。
(2014年3月8日撮影)
こちらは、ドラセナ(斑入りの葉)と
アリストロメリアも入り
華やかな作品に仕上がりました。
(2014年3月8日撮影)
二作目と同じ花材ですが
キブシ(=キフジ)の本数を減らし
スッキリとした印象に活けています。
同じ花材を活けても、いけ手が違い
花器を変えたり形を変えることによって
それぞれ、印象が異なります。
その違いこそが、
いけばなの楽しみの1つだと
思っていますが、いかがでしょうか。
2014.3.29
いけばなレッスン・リポ ☆ キブシを活ける
(2014年3月8日撮影)
先日に続いて
キブシ(=キフジ)と薔薇とドラセナのいけ花です。
投入れですが、キフジのストレートなラインが
面白い“いけばな”になっていますね。
素材の特長を生かしきっている点が
気持ちいい作品です。
(2014年3月8日撮影)
こちらは、基本傾真型・逆勝手という
花型法による投げいれ。
植物を使っての自己表現として
自由に活けることを目指す草月ですが
最初の1年は、花型法(かけいほう)を
学びながら、基本の技術を身につけます。
そして、テキストが終わった後も
復習の意味で、何度でも
花型法のレッスンをいたします。
同じ型でも、その時々の花材で
趣が異なる点が
いけばなの面白いところです。
(2014年3月8日撮影)
こちらは、キブシとドラセナだけで
お花は使っていません。
目を奪われる赤い花が無い分
まるで藤の花のように
幹から下がって咲く
キブシの若草色の小さな花に目がいきます。
(2014年3月8日撮影)
そして、究極の(*^-^)一種活け。
キブシだけで 株分けスタイルに活けた作品。
葉の芽吹きの前に
花が咲く樹を花木(カボク)と呼びますが
花木ならではの、
植物の美と生命力を味わう作品かと存じます。
~いけばなレッスンのようなブログに、
最後まで、お付き合い戴き、ありがとうございます~
2014.4.3
いけばなレッスン・リポ ☆ 二つの花器にいける
(2014年3月8日撮影)
二つの花型法を
二つの花器を使っていけることを
併合花型法と呼びます。
まずは、深い花器に投げ入れと
水盤に剣山を使った盛り花。
盛り花×盛り花
投げいれ×投げいれ
盛り花×投げいれ
どのパターンでもOK。
(2014年3月8日撮影)
そしてこちらは投げいれ
二つの併合花型。
大切なのは、
二つの「いけばな」に調和が取れていること。
ハーモニーを大切に活けること、なのです。
また、花器を2つ使うことで
大き目の作品にすることもできます。
少ない花材で大きな空間を演出できる点でも
いけばなは、日本の誇る
大切な文化だと思っています。。
2014.7.15
いけばなレッスン・リポ ☆ 柏葉アジサイ
(2014年6月28日撮影)
先日ご紹介した柏葉アジサイを
剪定した翌日が、
いけばなレッスンの日だったので
教室に持っていき、
用意した花材にプラスαで
皆さんに、活けていただきました。
上の作品は
生徒様の作品で「なでしこ」と一緒に
可憐、かつ華やかに・・・
器の中の余白にご注目!
いけばなは、空間を大切にします。
(2014年6月28日撮影)
こちらは、初めての生徒さまに、
不肖 きらら♪が 「うしろ活け」で
プチ・デモンストレーション♪
こんな感じが、わたくし風?!
肩の力を抜いた感じが好みなのかも・・・
~拙い作で失礼します~
(2014年6月28日撮影)
そしてこちらは、
生徒様の作品で、ガラス器を選び
涼しげに活けてくださいました。
花と器の、きっても切れない、
深いかかわり (^m^ )
器選びによって、
同じ花材で同じ花型でも雰囲気が変わります。
花と人との一期一会を
楽しみながら大切にすごす・・・
小さな教室の大きな喜びです。
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