株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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ビバ 8月相場!


日経平均株価は、4月8日の高値11911円を上回った。この意味は非常に
大きい。この水準は今年の相場の2番天井であり、また4月の急落の起点と
なった高値。日経225先物も、米国株の上昇を受けて11900円台からの
スタート。朝方発表された経済指標も景気の底固さを示し下支え。ここからは
今後の景気動向や企業業績の行方を確かめながら、12000円台に乗っていく
タイミングを見定める展開に。一方、TOPIXも、金融株等への積極的な買いも
あり急伸。一旦は、3月22日につけた年初来高値1206.93ポイントを上回る
1207.48ポイントまで上値。東証の時価総額も既に4年ぶりの高水準だしね。

朝方、4月8日高値11911円を上回ったことで、7月22日の安値11650円を
底値とした目先の上昇トレンドから、4月21日安値10770円を底値とした
より長期の上昇トレンドまで、その基調に変化がないことを再確認。ここからの
上値の節目は、年初来高値の11975円(3月7日)や心理的な節目の12000円。
また、現状のチャネルの上値抵抗線は8月1日時点では11980円水準。
一方、下値は一応一つ目は金曜日の安値11826円かな。

現在この市場の緩やかな上昇局面を演出しているのはヘッジ・ファンドというよりも
パッシブ・ファンドが主役かと思われる。その意味では底固い相場であると言える
のだが、一部の足の速い投機資金にとっては必ずしも快適な環境ではないとも
言える。だからこそ、こうした足の速い資金が含み資産株だったり、仕手系の
銘柄に軸足をシフトしているのだろう。

ところで週末の米国株市場なのだが、これは下落。7月の良い上昇相場を受けて、
最後に手仕舞い売り、利益の確定売りが出た格好。やはり8月相場への警戒感が
多少ある模様、というのはアメリカのファンドマネージャーの話。米国マーケットは
8月相場のパフォーマンスが芳しくないというアノマリーが存在している。これを気に
してとりあえず利益を確定しておこうという動きもあったのかな。まぁ、いきなり8月に
なってすぐパフォーマンスが落ちるわけではないと思うけど。ちなみに過去15年間
では、月別のパフォーマンスは、S&P500は8月が最低。ダウは2番目、そして
ナスダックは3番目に悪いんだよね。夏休み、というのもあるのかもしれないけど、
日本ほど大きな行事があるわけではないのだが。やっぱり、暑いから、トレードを
したがらないのかな。では、日本はどうなのか? 8月のパフォーマンス(収益=
7月末の株価と8月末の株価を比較)は、過去10年では平均で-2.0%と日経
平均を見る限り芳しくない。ただ、1995年~1999年の平均が-4.1%であるのに対し、
2000年~2004年の平均は+0.2%ですから良くなっているとも言えるのかな。機関
投資家がオヤスミしていた頃に比べて個人投資家が台頭し始め、夏休みも売買高を
ある程度積んでくるのは、個人投資家が参加し始めたことが大きいのかもしれない。
2000年 +7.2%、 (ネット・バブル崩壊途上のあや戻し)
2001年 -9.7% (2002年1月の景気の谷にむかって急速の落ち込んでいる時期)
2002年 -2.6%、
2003年 +8.2%、
2004年 -2.2%。
といった言い訳を除くと、8月も特に悪い月ではなさそう。実は9月の方がこれよりも
悪いみたい。00年からの5年間が-6.6%、-8.8%、-2.5%、-1.2%、-2.3%と
いいとこなし。ということで、8月はがんばって稼ぎましょう♪


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