The Sky

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2004/08/20
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連日、金メダルを取っている日本選手団。新聞によれば「メダル倍増計画」なるものが、
90年代後半から稼動し、予算もかなりついているようだ。
日本人は、戦前、また、食糧事情の悪い戦後もそれなりに成績は残しており、それなりに
サポートがあれば、結果を出せるポテンシャルはあるのだろう。

それにしても、柴田選手女子水泳の自由形で金というのは驚いた。
体位の向上とともに、以前の根性至上主義から、科学的なトレーニングが成果を上げて
いることがわかる。

選手の所属企業(トヨタなど)がソーシャルマネジメントの一環として、選手に高額の投資
をしていることも大きな要因だろう。

柔道について言えば、東京五輪の頃のように「本家日本」「競技と道は別物」という競技
志向を良しとしない風潮から、現行の国際ルールに合わせて、素直に競技者としての
稽古を積むようになってきたことが大きい。

「出稽古」と呼ばれる、強豪選手との交流についても、国際レベルで行うようになってきた、
すなわち、「なりふり構わず勝ちたい!」という志向が結果を出している。

70年代以降、柔道人口は減少していると思う。空手・テコンドーなどが欧米に広まるに
つれ、その分、柔道人口は減り続けていた。
90年代後半になってグレーシー柔術の活躍などで、多少脚光は浴びたが、それでも、
例えば子供を通わせるのは今でも柔道より空手の方が多いだろう。
また、格闘技自体、「やる」より「見る」時代になってしまったことも大きい。

それでも、警察などの公的道場、学校でのクラブ活動などで底辺を維持できているのは、
「統一組織」の強みであろう。

今回の五輪で気になるのはバレーボールである。
昨日の韓国戦も、正直、がっかりしてしまった。
「大艦巨砲主義」で世界の「高さ」に対抗しようと選手を養成しているようだが、それでも
相手に確実に決める攻撃まではいかず、逆にまともにレシーブが出来ない。
これでは、勝てるはずはなく、韓国戦は、負けるべくして負けた試合だろう。
レシーブに際して、足がまったく出ていなかった。「敏捷性」を高めるトレーニングがどれ
ほど行われているのか、疑わしい。

さらに、レシーブ後のボールが回転しすぎているのは、基本的な技術が出来ていない
証左である。





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Last updated  2004/08/21 07:30:45 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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