The Sky

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2008/12/07
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 ”創業”者の石井和義氏は、K-1を始めた時、やはり極真の大会を意識していた
 ことは間違いないだろう。

 同じルールでやっていては、正道会館はいつまでも、極真の派生でしかない。

 さらに大きな傘を作るべく、K-1を企画した部分はあると思う。

 当時低迷していたキックの世界に佐竹ら門弟を送り込むと共に、幻の強合と
 マニアの間では有名だった、ブランコ・シカティクとエルネスト(アーネスト)・ホーストを
 同じリングに上らせた(彼らは階級が違う)。

 当時は、日本人がいなければ興行的に苦しい時代で、佐竹が出場したがシカティクの
 「ジャブ」に沈んだ。

 ファンは落胆すると同時に、外国勢の強さと、米国では有名だったモーリス・スミス
 をも倒すホーストのテクニックに、「見る楽しみ」を堪能した。

 外国勢といっても、元極真のアンディ・フグなど、親近感を覚えやすい選手が活躍する
 ことにより、観客は「日本人が主体でなければ」という、80年代までの格闘技界に
 根強くあった「雰囲気」から抜け出し、純粋に楽しめるようになった。

 そして今回、日本人が全くいない(リザーブにも)ファイナルが実現した。

 古巣の極真が、未だ「タイトルは日本人が」と拘っている間に、その極真の世界Cまで
 リングにあげて、「ひとつの競技」と観客に認識させることが出来たことに、石井氏も
 満足していただろう。

 商売人としての部分で、正直、疑問を感じる人物ではあるが、往年のキックボクシング
 以来、「日本人対世界」という呪縛から打撃系格闘技を解放した、氏の業績は評価
 される部分であろう。





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Last updated  2008/12/07 07:43:02 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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