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「豆腐屋直次郎の裏の顔」 1990年から2時間枠ドラマで放送され、その後シリーズ化かれた、萩原健一主演 のドラマだ。 名作「傷らだけの天使」の修ちゃんが、そのまま歳を重ねたような直次郎の台詞 回しと、毎回エンディングで見せるペーソスがたまらないのは、私だけではない だろう。 さらにステージガンが興味深い。 毎回のように直次郎が「夜の顔」で使用するGUNを整備するシーンが登場する。 初期ではGM2を使用していたのだが、シリーズ化された後は、GM5に代わったこと が観て取れる上、モーゼルやらルガー(しかもフォアグリップ付ロングバレル) など、60年代の映画がタイムスリップしたかのような銃に、男心をくすぐる金属 音がまた素晴らしい。 「大都会 ~闘いの日々~」 多くの同世代の方々には、PART II以降のアクション路線が印象深いとは思うが、 私はこの最初期作が一番好きだ。 社会派ドラマを狙って、刑事と新聞記者を設定の中心に据え、国家権力の末端と 世論と最前線、火付け役から遡るように、当時日本社会が抱えていた矛盾を描こ うとして、視聴率との狭間で、結局描ききれなかった中途半端さが、たまらなく 良いのだ。 改めて観てみて、やはり面白い。 ステージガンは「国際産業」とクレジットに出ており、当時、国際産業のモデル を務めていた宍戸錠も出演している。 「MGCのハイパトをバッチリコピーしているクセに」とちょっと不満に思った当 時の記憶がよみがえる。
2014/01/07
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北大路欣也版・剣客商売の2作目。 今回の話は、藤田まこと版では、大治郎の兄弟子であり小兵衛の同門である、 嶋岡礼蔵を夏八木勲が演じていた、非常に好きなストーリーなので期待して観た。 早くも北大路演じる秋山小兵衛に慣れてきたのは、脚本の良さもあったと思う。 前作では秋山大治郎役の斎藤工が、申し訳ないがバカっぽ過ぎてガッカリしたの だが、今回は、それも自然に見えるようなセリフ回しになっていた。 三冬役の杏は、もうあきらめて観ている。 イメージを崩されないように、CSの再放送で過去作のみを観るのもひとつの 方法だが、やはり新作を楽しみたいという気持ちが勝る。 幸い、池波正太郎の意向が遵守されいるようで、酷い創作が加えられたりはせず、 原作がどう料理されているか?という楽しみがある。
2013/12/28
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東京MXが国内ばかりか、海外にも誇る人気アニメのようだ。 内容は、いつも聴いているニッポン放送の番組内でゲストが熱く語っていたので、 ある程度は知っており、そのうち観たいと思っていた。 この年末、上手い具合にキャッチアップの一挙放送を息子が録画してくれており、 一気に観ていた。 なんともグロテスクな序盤だったが、14話まで観た。 風刺的な作品に見てとれるのは、こちらが歳を喰ってしまったからだろう。 若い頃のように、変に裏読みせず楽しめば面白い作品だと思う。 それにしても、最近のアニメは、目ん玉がデカすぎて怖い(笑)
2013/12/24
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※以下、ネタバレあります。 今回、原作に比べ大幅にカットされていて残念だったのが、日本軍以上に、米軍のパイロ ットも勇敢だったことや、どちらの軍にも、敵に敬意を表する「サムライ」がいたという 場面である。 時間制約もあり、残念ではあるが、その分、海軍上層部への恨み節や、戦争そのものへの 善悪に対する不毛な問答がない分「テーマの捉え方は各自どうぞ」みたいなさらっとした 感触を受けた。 たださすがに、これだけ仕上がった作品に対して、単純に「戦争賛美」あるいは「反戦」 というレッテルを貼って済ませる人はほとんどいないと思う。 現代・過去両パートとも、非常に細かい点までリアルにこだわった大道具・小道具もあり、 映画を観ている、というよりも、「映像つきの昔話」を年輩者から聞かされているような 気分で観終えた。 原作を読んで非常にスッキリした、朝日新聞らしき記者を生存者が嗜める部分は、残念な がら「大人の事情」で、若者同士の合コンでの会話に置き換わっていた。 残念だが、これはこれでより判りやすくなっていたとも思える。 52式のコクピットに宮部が残したメモについては、家族でも賛否両論。 確かに、あんな書置きされたら、託された側の人生には非常な重荷だと思えるが、私は、 あのメモが、宮部をやや超人化・神格化し過ぎたきらいのあった原作よりも、人間味を 与えてくれたと思う。 現実的に、本当に現実的に生きて家族を支えたかった、宮部という人間のリアリティが伝 わって来た。 また、宮部が賢一郎に病院で妻子の写真を見せたとき「綺麗ですね~」と目を輝かせるシー ンを、オジサン的に深読みすると、宮部は「おっ、こいつならカミさんに惚れるだろう」と いう茶目っ気もあったと想像したい。不謹慎で申し訳ないが。 最後のカット。 家族との別れも辛かっただろうが、それと同等以上に、教え子たちの無念を晴らせる、 目的を達成できる、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できた・・・などの多少の誇ら しい気持ちもあった表情だったと思いたい。 原作の終盤もそうだったが、今回の映画を観て、益々「ゼロの白鷹」という本宮ひろしの 作品のラストとダブってしまうのは、私だけではないと思う。 実在した、多くの英霊の皆さんに恥ずかしくないよう、凡人は凡人なりに、昨日よりは 少しはマシに生きていかなくては。と、背中をボンッとどやされたような気がする。 ※12/23記
2013/12/18
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映画化の報に接してから、家族で楽しみにしてきた。 原作を読んだカミサンと息子とで、初日に劇場に足を運んだ。 監督は「三丁目の夕日」「実写版ヤマト」の山崎監督。 思えば3年前の今頃、実写版ヤマトを同じメンバーで観て、ガックリと肩を落として 寒い夜道を歩いたことを想い出してしまい、一抹の不安もあった。 ただ、本作は夏八木勲氏の遺作であるため、観ることについて迷いはなかったが。 350万部とも450万部とも言われる売り上げの原作、しかも長編をどうやって映画化するのか? 毎日のように、公式サイトに目を通しては、ドキドキしていた。 が。最新版のトレーラー映像がリリースされたあたりで、かなり期待が持てた・・・。 観終えて、しばらくは何も喋ることが出来なかった。その位、良い作品だった。 前半のかなり早い段階で、彼方此方で鼻を啜る音が聞こえた。 これ、一人で観ていたらかなりマズイことになっていただろう(笑) 帰り道、ぽつりぽつりと、家族で感想を。 三人とも、ポイントは異なるが、満足していた。 現代パートの役者陣は、夏八木氏はじめ演技派を揃えての重厚な演技を披露し、若い 三浦氏の終盤のシーンも、素晴らしい演技だった。 過去パートの役者陣は当然若く、エネルギッシュでいながら時代背景を感じさせる真面目で 良い意味で気合いの入った演技で、ありがちな無理無理人気あるアイドルを組み込むことに よる破綻が全く無かった。 主人公・宮部を演じた岡田氏。彼の真面目な役者ぶりは「SP」などで知ってはいたものの、 夏ごろまでは正直「う~ん」という感じだった。 今では原作のイメージよりも、岡田氏のイメージが「宮部久蔵」となっている。 そのくらい、素晴らしい演技だった。 実写版ヤマトで唯一評価出来る冒頭のVFX、三丁目の夕日の細かい時代考証に基づく生活感と 人間ドラマ。 どちらも山崎監督が、この映画を撮るための経験だったのでは?と思わせるような作品となった。 原作を裏切ることなく、むしろ補完すらしながら、全く別のひとつの映画作品として記憶に 残る映画だと思った。 ※12/22記
2013/12/15
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試写会で一度観たきりで、30年以上の時を経て、やっと再び観ることが出来た。 どういう事情かは知らないが、永らくDVD化されることはなく、今回松竹から、 「あの頃映画」と銘打ったシリーズの中の一本として発売。予約して購入した(笑) 主演は故・真樹日佐夫。 梶原一騎の実弟であり、当時は極真会館の東京支部長や、通信教育の実技道場の 責任者も務めており、また、作家として、劇画原作者としても「ワル」などの秀作 をものにしていた。 「地上最強のカラテ」シリーズ第三弾として、この作品はフィクションながら、 「格闘シーンは全て真剣勝負」を謳い文句に、最終回を迎える劇画「空手バカ一代」 や、現代空手マガジン誌(通信教育機関紙)などで大々的に取り上げられていた。 試写会に行ったということで、真樹氏とは無縁でないことがバレバレだが、敢えて、 ひとりの観客としての書きたい。 当時も「おや?」と思った「真剣勝負」とされる格闘シーン。 う~ん・・・元・タイ式チャンピオンを含め、ほとんど素人同然のレベルが悲しい。 「元」ということで、どのくらいのブランクがあれば、ムエタイのチャンピオンが あれだけ衰えることができるのだろうか(笑) その上で、真樹氏の動きが・・・・。 映画用に「ゆっくり動いた」のだと思いたいのだが・・・う~ん。 それにしても、1回しか観ていない映画の細部を、これほど自分が記憶しているとは 思わなかった。若さゆえの当時の集中力・感受性には恐ろしいものがある。 溜息とともに観終えて、幾つか気が付いた。 記憶にあったシーンがいくつかカットされている。 1.牛乳一気飲みシーン:当時すでに公開されていた「ロッキー」の向こうを張って、 早朝トレーニングの前に、真樹氏が大量(500ml以上)を一気に飲むシーンがあった と思うのだが。みあたらなかった。 2.夏樹陽子のバストトップ:映画ではキッチリ脱いでいたと思うのだが・・・。 とまあ、こんなことしかコメントできないのは申し訳ないが、真樹氏の華麗な(?)生涯 を飾る1本として、大事にコレクションしたいトンデモ映画である。
2013/11/26
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最近ではすっかり、海外ドラマばかり観るようになってしまった。 国内ドラマの質が低下する一方、CSのおかげで海外ドラマのラインナップが充実して いるので、限られた時間ではどうしても海外ドラマを観る時間が多くなってしまう。 毎晩のLaw & Order,シャーロック,ブラウン神父,HOSTAGESそしてクロッシング・ライン などに加え、イタリアの「モンタルバーノ」も面白い。 まあ、観ていると言っても、なるべく字幕版を選んで、どうでもいいようなシーンは早見 で流しているので、正確には「目を通している」と言うべきだが。 国内ドラマでは「相棒」の新シリーズがさすがに面白いが、他にはあまり心惹かれる作品 がない。 単発ドラマには、なかなかの作品は多いのだが。 ということで、ファミリー劇場で再放送中の「タクシードライバーの推理日誌」を未見の 第一回から楽しんでいる。 まだまだワイルドだった渡瀬恒彦の、無理無理のタクシードライバー役が楽しい。 初回は1992年ということで、丁度、長女が生まれた頃である。 ドタバタしていて「のんびりドラマなんか観ていなかったよなあ」とカミサンと話しながら、 今、のんびり観ることが出来るのも、時代のおかげか。
2013/10/18
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TVで放映されたものを観た。 本来、戦争映画はあまり好きなジャンルではないので、こんな機会でもなければ、恐らく 観なかっただろうと思う。 内容をちょっと誤解していたようで、約2時間、ハラハラしながらじっくり観た。 ウィリアム・フィクナーが出演していたのは嬉しかった。屈折した、不健康なイメージ の役がピッタリの彼だが、今回は元気いっぱいに走り回っていた。 ヤクなしでも元気に動けるじゃん(笑) 米国に関する個人的な認識とは別に、映画として楽しめばいいのだが、こういうテーマで ある上、どう観ても「戦意高揚作品」であることが判ってしまうと、迫力ある戦闘シーン を観ながら、どうしても現実の「米軍」「米国」というものに頭が行ってしまう。 それにしても、どこでどうやってこんなロケを敢行したのだろうか? 現実の戦争を、世界の彼方此方でやりながら、一方で創作としての戦争を、映画の世界で 迫真力を持って描く。 まさに米国の物量・エネルギーを感じた作品だった。
2013/10/17
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チャンネル銀河で全95話が放送された。 チラッと観たことはあったのだが、これまでのドラマ版三国志とあまり変わらないように 感じて、スル―してしまっていた。 終盤に入ったあたりで、改めて1話分真面目に観ていると、なかなか面白い。 以前の中国電視台の「三国演義」の時は、頭数だけは揃えた戦闘シーンはそれなりだった が、エキストラがヘラヘラしていたり、ただウロウロしていたりと、興ざめのシーンも多く、 ストーリーそのものも平坦であまり面白くなかった。 しかし、今回の作品は、戦闘シーンこそ控え目になったが、「三国演義」よりも程良い脚色が 施されており、大人が楽しめるドラマになっている。 孔明は妖術使いに近い奇才ではなく、悩みもすれば嘆きもする。役者自体も男前で、なんとも 味のある孔明となっていて楽しい。 そして、この作品の終盤の主役は間違いなく司馬懿である。 これまた役者の演技が物凄く、すっかり見入ってしまった。 孔明との対決の最中、地面にどっかと腰を下ろして、孔明に撤退や投降を促すシーンは過去の 三国志作品にはなかったものである。 再放送があれば、1話からじっくり観てみたいドラマだ。
2013/10/15
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WICAさんのおかげでラジオドラマも楽しませてもらっている、北方水滸伝の続々編。 いつもありがとうございます、WICAさん。 「水滸伝」で壊滅的打撃を受けた梁山泊も、本編ではしっかり中華の一角を占める 存在になっており、大きな戦闘も一段落して、鼎立する各国が「国の姿」を競うよう になり、梁山泊の英傑の生き残りも、引退して別の人生を歩み始める中、新世代、 それも、梁山泊の好敵手だった岳飛が、酸いも甘いも嚙み分ける円熟した将軍に成長 している姿を、丁寧に、かつ飽きさせず描いている。 前作「楊令伝」で新しい国の姿を提示した作者が、さらに具体的に「流通」そして、 今日でいえば「グローバル企業」がひとつの国家然と振る舞おうとしていく姿を通じ、 今日的課題に何がしかの提案を、間接的に提示しているようにも取れる。 随所に登場する、梁山泊の英傑の想い出話にはホロっと来るものもあり、漢に惚れた 漢たちが、あるときは志や夢だけではなく、惚れぬいた漢のために命をかける物語は やはり魅力的だ。 もちろん、お約束の野趣溢るる「野戦食」の描写は本巻でも健在で、池波正太郎の 作品群のようなテイストも感じる。 ハードカバーで読みたい、数少ない作品である。
2013/10/05
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あまちゃんが、気負いすぎない良い感じで大団円を迎えた。 朝ドラはほとんど観てきた我が家としては「あまロス」に悩まされることもなく、 スンナリと次のシリーズを楽しんでいる。 主演のベラは、まあ安全パイだが、原田泰三演じる父親が、なかなか良いと思う。 時代設定として、今後、戦時中も描かれるようだが、どんな展開になるか? あまちゃんの陰に隠れてしまったような格好の「八重の桜」 「打ち切りジョー」と不名誉な通り名を得てしまったオダギリ・ジョーの登場する 維新後の話、結構、面白いと思うのだが。 大体、酷評されている「みんなのうた」も我が家では面白いと評判だったが。 西南戦争の描かれ方には、正直、ちょっと不満もあるが、それ以上に吉川晃司の 西郷隆盛、良かったと思う。 維新の後をじっくり描く作品は、最近では少ないので貴重な作品かも知れない。
2013/10/04
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懐かしいTVドラマを放映していくれているCSチャンネル、ファミリー劇場が遂に その恐るべき正体を現した! その昔、我々の世代のハートをガッチリ掴んだ「矢追純一のUFOシリーズ」などを 再放送して、我々の注意を惹き付けるや、遂にオリジナル番組を制作! 地上波は既に、宇宙人の陰謀か、はたまた中国の陰謀なのか国民を痴呆化させる ようなバラエティばかりにされてしまった中「終末予言」「宇宙人」という、 国民が真剣に頭を使うべきテーマでオリジナル番組を制作する、ファミリー劇場の 本性が明らかになったと言えよう。素晴らしいことである! 終末予言シリーズでは、司会は、MXの「五時に夢中」でその変態性まで暴露された サラブレット、逸見太郎。 ゲストは「大槻ケンヂ」や「辛酸なめ子」という、信頼置けるメンバーであり、 専門家側ゲストも、これまた非常にクセもの揃いである。 地球滅亡予言を散々検証した後のエンディングは、往年の名曲「明日があるさ」に 載せて、過去の偉人たちの地球滅亡予言が次々とテロップで流される秀逸さ!(笑) 権利落ちor二束三文の再放送で小金を溜め、何を狙っているかと思いきや、こんな 番組を作るのが目的だったのか!と、感動している。 もうファミリー劇場から目が離せないっ!(笑)
2013/10/03
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名作・プリズンブレイクのマホーン捜査官役で、素晴らしい演技を見せてくれた ウィリアム・フィクナー主演のサスペンスドラマ。 夏真っ盛りのころから楽しみにしていたが、遂に先行放送。 2時間、たっぷり楽しませてもらった。 これまた大好きな俳優、ドナルド・サザーランドも出演。 まだまだ元気で、良い味を出している。 さて、お目当てのフィクナーだが、登場シーンではいきなりガバメントを組み立て ているサービス・ショット・・・と思いきや、延々と鬱屈した演技が続く。 素晴らしい!マホーンが還ってきた!とカミサンと狂喜しながら楽しんだ。 ドラマそのものは、ヨーロッパで国境をまた区犯罪に対処する、各国出身者で構成 された捜査チームの物語で、もちろん面白い。 が、それ以上にW・フィクナーの演技が素晴らし過ぎるのだ。 本放送は10/19からだが、こりゃ、永久保存ものだな。
2013/09/30
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遂に最終回を迎えた。この日まで生き延びたことにまずホッとした(笑) 仮死状態の森雪が絶命し、ひたすら悲しむ古代君の描写に全く感情移入できず。 景気づけに企画された、加藤とその彼女の「出来ちゃった結婚」パーティーにも全く 感情移入できず。 大体、加藤は「古風」を売りにしてきたではないか?あの激烈な戦闘の中で、しっかり 子作りしちまうなんて、まるでキムタクヤマトじゃないか。 こんなチャラい連中に、我がドメル将軍が敗れたかと思うと、本当に悔しい。 イスカンダルでの描写から、古代守の「精神」がコスモ・リバース・システムの中核で あることは予想できたが、何故か幽霊のように古代守が艦内に出没。 挙句の果てに、守は雪を生き返らせるためにコスモ・リバース・システムを起動。 雪は蘇生する・・・って、雪は撃たれたんじゃなかったけ?? コスモ・リバース・システムは、死者を生き返らせる装置なのか? だとすると、地球で使用したら、あの1970年代の名作「ゾンビ」のように、地球上が 徘徊する死者でいっぱいになっちまうぞ。 雪を蘇生させた後、コスモ・リバース・システムはシステム・ダウン。 ひとりの魂につき、1回作動する装置のようである(苦笑)。 イスカンダルからマニュアルは渡されなかったのか? ま、スターシャもエンジニアには見えなかったからなあ。 コスモ・リバース・システムには、何故か地球式端末が接続されモニタリングされて いるのだが、ヤマト乗組員には仕組みが理解できていない模様である。 これじゃ、地球は救えんぞ。おまけに作動ごとに魂が1回必要だとすると、地球を蘇生 するためには、何人の死人が必要なんだ? オリジナル通り、沖田艦長が絶命。そしてその魂がコスモ・リバース・システムに憑依。 システムが復帰する。 ヤマトが地球に帰還する後ろ姿が、地球の夜の部分に吸い込まれ、青い地球に戻る。 あ~あ。 と、エンディングの後、来年、新作劇場版公開の告知。 大丈夫なのかなぁ~。
2013/09/29
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日曜夕方のTV放映の度にCMで流れるものの「買うもんか!」と抵抗を続けてきたが、 遂に買ってしまった(苦笑) 意外にも豪華なケースに入った立派な装丁。 これはじっくり読まなければ、と、しっかり机の上に拡げて最初から最後まで目を 通した。 男の子には堪らないテクニカルイラスト風の画が満載で、なかなか面白い。 もちろん、息子もかなり長時間、ふんふん頷きながら読んでいた。 巻末の方に、出渕氏らスタッフのインタビューが載っており、これがなかなか興味深い。 既に公表されているが続編(「新作」という表現だが)の製作の可能性を、このムック を読んだ時に確信したものである。 しっかし、3次元での活動・戦闘が中心の「宇宙戦艦」でこのデザインは、1970年代当時 から「無理あるでしょ~」と思っており、艤装に関しても「何も昔の戦艦大和に拘る必要 はないのでは?」とも思ってきたが、その基本デザインに、無理無理(?)色んな機能を 後付けするのは、大変ながらも楽しい作業だっただろうなあ~と、羨ましくも思えた(笑) ちなみに私のお気に入りは「煙突ミサイル」でPS版のゲームでも拘って多用したのだが、 本書では僅か半ページと扱いが軽い。 くだらんアキバ系キャラのページなんぞ省いて、もっと細かく載せて欲しかった(笑) book_yamato_setteisiryou_earth posted by (C)kirk1701
2013/09/28
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これまた以前から何度も書いてきたが、例えばブルーバックスなどを買っても、いつも 最後の方はチンプンカンプンになってしまう。 一応、理系出身なのに恥かしい限りである。 それでも知的好奇心はとどまることを知らず、CSのディスカバリーchなどで判り易そうな 宇宙物理ものを録画しては、何とか理解しようとしがみついているわけである。 この作品は「理系でなくても理解できる」というフレーズに魅かれて購入したものである。 上巻の途中であるが、なかなか読み易い内容・文章である(これは訳者の方の努力の賜物 かも知れないが) そう思った部分は、アインシュタインが相対性理論を構築するにあたり定義した宇宙定数 が、一時期否定され、昨今、ダークマター(暗黒物質)の発見で再評価されているあたり を、納税申告書に例えて説明しているくだりである。 果たして読み終えた時に、いままで「もやもや」していたものが解消されるかどうか? book_kakureteita_utyuu posted by (C)kirk1701
2013/09/27
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光瀬龍の傑作小説(私見だが)と、萩尾望都が劇画化したもの。 今回、人に貸すことになり、家中捜索したが、見つからない。 どうせ読み返すつもりだったので、Amazoneにて購入。新装丁も悪くない。 二人の友人に貸し出し後、改めて両方とも読み返してみたが、面白いなあ~。 学生時代(もしかしたら高校時代?)に読んだ時よりも、面白く感じるぞ。 もちろん小説から先に読んだのだが、萩尾氏の劇画版も、非常によく原作のテイスト を表現しており、独立した劇画としても優れた作品だと思う。 ただ、新装丁の小説版も萩尾氏の劇画イメージの表紙で、ちょっと内容を誤解されないか と心配でもある。 ちなみに、この2冊がうちに戻ってきたその夜。他の探し物をしていて、当時の劇画版 は無事発見された。(小説版は未だ捜索中) もちろん、友人の評価も上々で我が事のように嬉しい。 決して押しつけにはならないようにするのは当然として、自分が感銘を受けた作品を 紹介したり、されたりするのは、私の場合、昔から普通であり、また、友人に薦められた おかげで巡り会えた名作も少なくない。 book_mituse_hyakuokuno posted by (C)kirk1701
2013/09/26
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角川から発売された。以前、ハヤカワからこのシリーズが出ていた時には、スター トレック劇場版の新作ノベライズ版は劇場公開前に発売されていたので、先に読んで しまい、予習をしてから劇場に足を運ぶのが常だった。 今回は、映画を観賞してから読んだのでカットされたシーンがどうだったのかを中心 に調べるように読んだ。 どういう経緯で映画版スタートレック・シリーズとDS9などの一部シリーズが角川から 出版されるようになったのかは判らないが、非常に不安である。 それは・・・ 学生時代以前、つまり30年ほど前に購入した角川文庫の蔵書、ほとんどが劣化が酷く 「なんとか読める」程度になってしまっている上、絶版が多い。 まあ、文庫なんだから、と言ってしまえばそれまでなのだが、他の出版社の同時期の ものは、それなりに良好なコンディションを維持しているのに・・・。 何年か、また生きていれば何十年か後にも手に取ることを考えると、心配だ。 Book_ST_into_darkness posted by (C)kirk1701
2013/09/25
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Amazoneの「誘惑メール」は本当に怖い。 良くこちらの嗜好を分析してくる。 確か2年ほど前までは「なんでこれを俺に薦めてくるの?」というものもあったが、 最近は本当にツボを突いて来る。 この2年間で購入したものとは異なる分野での的中率は大したものである。 データマイニングが実用化されていることもあるが、何かで読んだところでは、 最後は人間がデータを分析しているらしい。上手いやり方である。 もちろん、物欲のあまりない私はほとんど流しているのだが(笑)、時々ほぼ反射的 にポチっとしてしまうものがある。 このブルーレイディスクのセットもそうだ。 この夏に思わず買ってしまった。 TOSの劇場版とTNGの劇場版が計10枚と特典が2枚の構成だ。 既にDVDで持っているものばかりで、中にはバージョン違いで複数の物も。 それでもブルーレイの画質は魅力的である。 年に何回かは観る作品たちなので、コンパクトな装丁と相まって満足している。 先日観賞したエイブラムスのシリーズも良いが、過去のシリーズがやはり好きだ。 さて次はどんなメディアで揃えることになるのか(苦笑) ST-BR-DISK posted by (C)kirk1701
2013/09/24
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幼稚園~小学生に上がる頃。 毎週日曜日は、市内の母親の実家に家族で出かけるのが何故か恒例だった。 帰りは遅くなり、帰宅すると恐らく21時頃だったか。飛びつくようにTVのスイッチを 入れる。当時のTVは、しばらくしないと画像が現れないのをもどかしく思いつつ。 子ども心にも「カッコいい」テーマソングに続いて、矢島正明氏の吹き替えによる 軽妙なドラマが展開される・・・。 もちろん、細かいストーリーは記憶になく、街中にあるカモフラージュされた入口 とは対照的なU.N.C.L.Eの近代的施設と「チャンネルDオープン」というペン型無線機 での通信シーン、そして、アンクル・スペシャルのメインであるワルサーP38の格好良さ に心ときめかせたものだ。 再放送や、劇場版で繋ぎ最近ではCSでの放送を全て観賞。そして昨年、国内では発売 されないことに業を煮やして、米国版のDVD-BOXを入手。 子どもの頃は、相棒のイリヤのファンだったが、中学生になる頃には、ソロを演じた ロバート・ヴォーンのファンになって40年以上。 今回のリメイクは、当初、例によって(笑)トム・クルーズが主演予定だったようだが、 スケジュール都合で、ブラッドリー・クーパーが演じるとの事。 ネタ切れハリウッドの、リメイク氾濫に飲み込まれる形でのリメイクだろう、と正直 全く期待もしていないのだが、せめて、オリジナルのイメージを壊さないで欲しいものだ。
2013/09/22
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子どもの頃、TV放映で何度も観た。 西部劇サントラを集めたLPも何度も何度も聴いた。 もちろん、目当てはガンファイトで、そればかり印象に残っていた。 マカロニ・ウェスタンの意味も、ガキのクセに知っていたので勝手にB級映画として 記憶していた。 CSでオンエアされたものを、改めて観た。面白い!こんな面白かったのか? まず、本編が150分もあったのに驚いた。 子どもの頃は、2時間枠の映画劇場。番組によっては1時間半に。CMを除くと、 肝心のストーリーが印象に残らなかったのも無理はないか・・・。 当時より私の心を掴んで離さないのが、リー・ヴァン・クリーフで、クリント・ イーストウッドよりも遥かに魅力的だった。 今回大人になって真面目に観直しても、彼の魅力は全く色褪せていない。 それよりも、若い賞金稼ぎ(イーストウッド)を上手く乗せながら、目的を果たして いく姿は「理想の上司」「理想の先輩」的な雰囲気さえある。 観終わって、ネットで調べてみると、この作品は「荒野の用心棒」の成功により、 かなりの予算を注ぎ込んで、ロケも多くはスペインで行われたという。 どうりで、マカロニ・ウェスタンにありがちなチープさが無いスケール感だ。 エンディングも記憶に比べて、男気溢るる素晴らしい作品である。
2013/09/19
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ずっと観たかった作品だ。 南アフリカ上空に巨大UFOが静止。その中の異星人を、地球上に居留させるという流れ から、公開当時はその異星人の外観が秘匿され、話題になっていた。 が、正直「宇宙人ポール」的な笑えるところもいっぱいある映画なのかと思っていた のだが、観終えての感想は、何とも重たいものだった。 私が勝手に(いい意味で)B級映画的に捉えていたのだが、特撮を含め、かなり凝った 出来で、娯楽作品としても充分なものである。 その上で、この作品はアパルトヘイト政策への批判・反省が根底にあると公開時にも 公にされていたが、実際に観てみると、もっと間口の広い教訓的作品にも思える。 それぞれの国の観客が、自国に置き換えると「あるある」と共通認識が持てるだろう。 とまあ、真面目に観て仲間と語り合うのもいいだろうが、素直にアクションとヒュー マンドラマを楽しんでも、それなり以上に楽しい作品である。 監督・ニール・ブロムカンプと主演・シャールト・コプリーは共に製作会社を立ち上げ た仲のようで、シャールト・コプリーの劇中でのセリフは全て即興だという。 それなりの金をかけて作られた良質の自主製作映画、という感じを受けたのも頷ける。 アメリカ映画にありがちな「ご立派な正義漢」は一人も出てこない。とにかくどいつも こいつも自分勝手で、信義のかけらもない。 そんな登場人物が微妙に変化していくのを観るのも一興だろう。
2013/09/13
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「産経新聞」を愛読し「月刊正論」を定期購読している私だが、この「WiLL」は 特別面白そうな記事が載っている時にしか買わない。 今回は「安倍晋三×百田尚樹」の対談に興味があり購入した。 読んでみてビックリ。 当然、一国の首相である安倍総理が中心で、百田氏が聞きまくるような展開かと 思いきや、まるで安倍総理がインタビュアーのような内容だ(笑) WiLLの編集長氏が、この時の対談の模様をニッポン放送の「朝ラジ」で開陳して いた。 編集長氏曰く 「どうも安倍総理がソワソワしている様子なので、おかしいなあ~と思っていた ら、空腹だったらしい。対談中に出来てたハンバーガーを貪るようにように 食べていました。お腹の調子は良いようです。」 との事。 そりゃ、口数も少なくなるわな(笑) 安倍総理が最初に読んだ百田氏の作品が「影法師」だったというのも、意外でも あり、ちょっと好感が持てた。
2013/09/03
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見逃していた映画だったが、今回、日本で渡辺謙主演でリメイクされることで、 CSで放映していたので観賞。 ジーン・ハックマンが出演していたのは記憶にあったが、モーガン・フリーマン や、私が大好きなリチャード・ハリスが出演していたのには驚いた。 何とも得した気分で、カミサンと全編観賞したのだが・・・。 残念ながら、あまり面白くなかった。 公開当時の1992年と言えば、ウェスタンは超低迷期(今でもそれに近いが)で、 ウェスタンと言うより「人間ドラマ」に重点を置いたが故に、ウェスタンの面白 さ(私にとっては痛快さ)が抑えられていたように思う。 時代劇で言えば、チャンバラよりもしんみりとした人情物、というところか。 こうなると、映画館で予告編をみた、渡辺謙版も観に行くことはなさそうだ。 期待の「キャプテンハ―ロック」も小栗旬だし(泪)
2013/09/02
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キャスト一新の前作で、パラレルワールド化し、新しいタイムラインを辿って いるスタートレックの2作目。 まだ「認めたくない」と思うオールドファンとしての自分と、ひたすら新作を 求めるさもしさが拮抗しつつ、本当に待ちわびた公開だが、仕事の都合で初日 には行けず、悶々として、ようやく劇場のシートに身を沈めた時には、 「ああ、またスタトレの新作が観れるまで生き延びたなぁ」としみじみ。 ポックリ逝っても「若過ぎる」とは言われない年代になると、スタトレを始め とする好きなシリーズの新作は、健康を維持するためのモティベーションになる。 今回はIMAXを見込んで撮影されたということで、先ずは3Dで観賞したが、まるで アトラクションのような迫力だった。 J・J・エイブラムス監督は「オリジナルに引き摺られないようにする」とコメン トしていたので、それなりに「覚悟」を持って観たのだが、なんのことはない、 オールドファンにも充分に楽しめる出来あがりに大満足。 世界中に多くいるオールドファン(固定客)にしっかり足を運ばせながら、新し いファン層を開拓しようとする狙いが見事に当たっているのではないだろうか。 劇場内を見渡すと、B・カンバーバッチのファンと思しき女子が数人いる以外は どう考えても私と同世代以上の年配客が圧倒的に多かった。 当然、リアクションも同様で中盤のあるシーンで登場した人物に「エエ~ッ」と 驚きの声が一斉にあがり、これまた、オリジナル・シリーズを想起させるシーン のひとつでは、カミサンが「前席の人、泣いてたみたい。メガネ外して拭いてた」 と観賞後に言っていたが、そう言っている隣の自分の旦那は、早々にポロポロ来 てしまい、涙を拭くのを諦めて、3Dメガネの下部を頬から浮かせ、滴り落ちるに 任せていたのだ。 エンドロールが流れる頃には、心の中で大拍手。 一緒に観に行ったカミサンも息子(二人とも全シリーズを全て観ている)も、 大満足。 結局、2日後に再度3人で、今度は2Dで観に行ったくらいである。 「ここまでやられちゃ、もう(新シリーズを)認めるしかないなあ。」と話ながら 帰路に就いたが、結局、帰宅してからオリジナルシリーズの劇場版を連日1本づつ 観賞している。 「ああ、あのシーンね」と今回の新作でのシーンの原形を探るのも楽しく、結局、 新作の供給に悪いことはひとつもない、と思い知らされた。 3作目、本当に期待している。 「ネタばれ編」も書きたいっ!
2013/08/20
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ジョン・ウェイン晩年の、名作中の名作西部劇である。 「勇気ある追跡」「チザム」などで「若者の成長を見守る」役柄がピッタリ になってきた、その集大成とも言える作品だ。 老カウボーイが、大きな仕事(牛の遠距離移送)を請け負うが、時はゴール ドラッシュ。 若者は皆、身入りの良い金鉱掘りに流れてしまい、人が集まらない。 仕方なく彼は、近所の私設学校(?)の子どもたちをスカウトし、11人の 少年たちを集め、共に旅に出る。 ジョン・ウェインの作品の中では2作程度しかない意外な展開を交え、少年 たちは逞しく成長していく。 この作品の続編は「少年カウボーイ」として連続ドラマ化され、確かNHK で夕方放映されていたと記憶している。 映画のキャスト一部がそのままの役を演じており、こちらのドラマの方もなか なか面白かった。 この作品は、およそ40年振りに観たのだが、ひとつひとつのセリフがとにか く良く練られていて、セリフの量あたりの感動量、という指標があったら、 間違いなく私が観た映画の中でトップクラスである。 タイトルを観て懐かしさを感じると同時に、主題曲が頭の中でかかった程で ある。 現在でも米国で根強く残る人種問題も、ジョン・ウェインの「粋」なセリフ を通せば、老年、少年を問わず、男たちの絆として昇華されてしまう。 ストーリーそのものはシンプルなだけに、見れば見る程味のある作品である。
2013/08/17
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祭りも終わり、普段の生活に戻った。 結局無理をして、ぶり返した足首の痛みも心地よく、HDDに溜まっている TV番組などを視聴しながらゴロゴロしていた。 たまたま息子が録った「天空の城ラピュタ」を観ていて、以前見た時には 気にならないことが妙に気になりだした。 ラピュタは、程良い高度で静止したのか?あれ程高度を上げて、上面の庭園 は無事なのか? パズーはシータの故郷を訪ねたのか?などなど。 家族で様々憶測しながらネットを検索してみると「幻のエンディング」なる 情報が載っていたが、よく読んでみるとガセだった。 と話が膨らみ、それぞれ、過去のジブリ作品の「その後」が気になり、 「トトロのお父さん、アル中になってたりして」 「サツキみたいな子が、結構、グレるんだよね」 「キキが魔法を悪用して、窃盗団になってたりして」 と品性下劣な想像がいくらでも膨らみ、我が家では「良識派」となっている 息子が、我々に冷たい目線を送っていた。 ジブリも「都市伝説」を否定するばかりでなく、それぞれの作品の後日談を 描いた短編オムニバスでも作って欲しいものだ。 もちろん、過去の名作はそのままにしておいてくれた方が良い、というのも わかるが、ジブリ作品、私の感覚では「尻切れ」のものが多いような。
2013/08/09
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ジブリ作品で、劇場に足を運んだのは「ポニョ」以来かも知れない。 まあ元々、宮崎のファンというわけでもないし、若い頃に公開された 「ナウシカ」あたりは、友人の熱い思い入れを聞いても、どう観ても 単なる少女趣味のオッサンが作っているアニメ、としか思えなった。 同時期の「カリオストロの城」も、1stルパンの前半が好きだった私 には、ルパンの新作が提供されたことは嬉しかったが、内容にはガッ カリしたものだ。 「魔女の宅急便」「となりのトトロ」「紅の豚」の三作は、文句なし に好きなのだが・・・。 さて本作。とにかく主人公の声優で全てが終わった。 なぜ普通の声優を使わなかったのだろうか?と観ながらずっと考えて いたのだが、興行的にコケたときの責を元部下に背負わせるつもりだ ったのではないか?などと邪推してしまう。 「ひこうき雲」は曲そのものに「うるっ」と来たが、それ以外は、 とても劇場で観るべきレベルのものではなかった。 作画は美しかったが、絵の上手な人のスケッチブックを繰っているよう な感じで、本編上映が非常に長く感じられた。 カミサンと息子と一緒に観たのだが、皆、ほぼ同様の感想だった。
2013/07/29
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待望の新シリーズである。 今回、渡辺いっけい演じる「おっちゃん」はある人物に頼まれ、 「たんぽぽ農場」を、子どもたちに任せ、千葉県の農場件パン屋に 長期出張し、子どもたちの面倒を見る。 序盤から既に2人程死者は出しているが、あくまでドラマのテイスト は揺るがない。 ともすれば、ブラックホールのように暗い話に落ちて行ってしまう ところなのだが・・・。 このブレない展開、つまり脚本がしっかりしているのがこのドラマの 好きなところである。 真昼間の時間帯に放映するのが勿体ない程であるが、逆にくだらない 視聴率争いに巻き込まれずに、芯のあるドラマを放映し易い時間帯で あるのかも知れない。 この夏、楽しませてもらおう。
2013/07/09
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時代劇専門チャンネルについに登場! 「木枯らし紋次郎」と並び、道徳の教科書代わりに夢中になって観た シリーズである。 さすがに40年も経つと、本当に幾つかのエピソードしか記憶に残って いない。 どうしても観たかったシリーズにひとつである。 早速録画して、ひとりでゆっくり観賞できるタイミングを待つ。 このシリーズ、1~2話完結で、当時の有名俳優が長谷川伸の傑作を 演じ切る。 第一話の「沓掛時次郎」は、なんと鶴田浩二と菅原文太、田中邦衛、 そして片岡千恵蔵らの競演である。 この回の脚本は「新選組血風録」「燃えよ剣」の結束信二、演出は 山下耕作である。 結果、どの名優も「大物ぶった」演技に溺れることなく、本当に劇中 の人物に同化している素晴らしい作品に仕上がっている。 子ども心にも感動したはずである。そして今観ると、さらに面白い。
2013/07/08
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佐伯泰英原作の時代劇。 正月に放映された「御鑓拝借~酔いどれ小籐次留書~」の続編がシリーズ となって放映されている。 前作も非常に面白かったので、楽しみにしていたのだが、期待通りの出来 で、毎週の楽しみが出来た。 リメイク版の大岡越前もそうだが、荒々しい魅力は減っているものの、 きめ細かい人情の描写など、脚本がよく出来ている。 時代劇が少なくなっている今、逆に良質の原作、丁寧な作りで名作が生ま れるチャンスなのかもしれない。 主演の竹中直人は、正直クセがありすぎる嫌いはあるが、武骨な下級武士 を演じるにはピッタリだと思う。 かなり前に、秀吉も演じていたが、今回の方が遥かにハマリ役だろう。 今後の展開に期待!
2013/06/24
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原題は "Mirror.for Americans:JAPAN" 太平洋戦争前より日本の研究をしていた著者が、戦後、GHQの諮問機関の メンバーのひとりとして招かれ来日し、日本占領政策に携わった経験と 自身の長い日本研究の成果を駆使して「戦争犯罪国・日本」(当時の連合 国側の認識)の実相を書いた労作である。 あまりに客観的に書かれていたせいか、GHQから発禁になった本である。 著者が客観性を求める程、日本擁護色が強くなり、占領している側にすれ ば、不都合だったことは推察できる。 1度読了した限りでは、決して日本を擁護しているのではなく、500年程 に亘る、欧米列強のアジア進出も含め、歴史的な事実を丁寧にならべ、 日本が何故、米国との開戦に踏み切ったかを分析している。 本書に関しては、今後も何度か書かせていただくことになろうが、この本 を簡単に説明することは非常に難しい。 50代に入った私が、生涯を賭けて研究しても、この本が提示している内容 を完全に咀嚼することは出来ない様な気がする。 内容的には簡単にコメントできるものではないので、自分なりに咀嚼できて から、ポツポツ書かせていただきたい。
2013/06/09
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初代から連続で放映してくれている時代劇専門チャンネル。 懐かしシリーズは、現シリーズ以前では最後の主演者・萬屋錦之介版 に入っている。 直前の丹波哲郎版が、思いのほか良かったこともあり、正直、萬屋版は かなりレベルが低下している。 当時の日活ロマンポルノ女優を使っての濡れ場シーンが相対的に多く なり、子どもたちと一緒にみるのも抵抗がある。 肝心の物語の描き込みが、ピークを過ぎた錦之介の素っ頓狂なトーンの 台詞で台無しになって終わる、と云う作品が多い。 この作品の反省もあったのか、この後、現在に続く中村吉右衛門の シリーズは、やはりきめ細かく作られていると改めて感じた。 とは云うものの、この萬屋版、ゲストはなかなか豪華であり、当時若者 だった我々の世代には、懐かしさは楽しめる作品ではある。
2013/06/05
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「永遠の0」を薦めた友人に、代わりに薦められた一冊。 直ぐに文庫版を入手して読み始めたが、この映画化作品を既に観て いたことを想い出した。 映画版は、主役がワイドショーへの話題提供の方が印象に残る、 演技が暑苦しい市川海老蔵主演だったが、正直、あまり面白くなかった 印象があり、半信半疑で読み進めた。 読了して、読んでよかったと思った。映画版とはまったく異質の作品だ。 「人間魚雷回天」の話ではあるが、小説は、若者たちの青春群像である。 涙々の「永遠の0」に比べると、終わり方がこれまた爽やかである。 横山秀夫氏の作品は、初めて読んだのだが、文体は非常にスムースで 読みやすい。
2013/05/28
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現在、国際空手道・三浦道場を主宰する三浦美幸氏の反省を、空手 経験者でもある著者が描いたノンフィクション。 三浦氏は、剛柔流~極真会館~国際大山空手道~独立という経歴を 持つ空手家だが、極真会館時代に全日本優勝、百人組手完遂という 実績を残している。 マスコミと共に大きくなった極真会館は、館長大山氏はじめ、多くの 幹部・元選手が自伝などを出版している。 が、多くは底の浅い武勇伝を中心とした独りよがりの作品が多く、 所詮、若手の稽古生が読むのに適した程度のものばかりである。 現館長・松井氏など、30歳頃で既に自伝を出版している。 まだまだ修行期にあるべき年代だろうに、と呆れたものである。 勿論、黒崎氏、山崎氏などの自伝のような例外もあるが。 この作品は、その点、関係者以外の者が読んでも十二分に楽しめる 快作である。 著者の筆力もさることながら、三浦氏自身が、あの団体特有のスキャ ンダラスなエピソードからは縁遠い、実力、人格を兼ね備えた武道家 であることが、作品を通した爽やかさを醸しだしている。
2013/05/22
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今度の舞台は江戸時代の小藩。 「武士」という階級がすでに官僚化・世襲化している夢の持てない 現実の中、己の美意識を捨てずに筆頭家老まで登り、藩のためにある 事業を成し遂げた勘一と、その親友、彦四郎の物語。 作中の「現在と過去」、四半世紀を行き来しながら、勘一と共に、 読み手も得心する構成となっているのは、「永遠の0」同様。 優れた友人が人間を成長させることを、嫌みなく描いている点は 「ボックス!」同様である。 文庫版の最後には、なんと「袋とじ」が付いている。 雑誌で紹介された初稿にはあった最終章が、単行本化の際には削除 されていたものを復刻収録されているとのこと。 読もうかどうか迷ったが、私は結局、袋とじを開くことにした。 最近の映画DVDの特典映像「もう一つのエンディング」みたいな感じで 妙にわくわくして読んだ。 作品の本線とはまた別の、何とも切ないエピソードがそこにあった。
2013/05/21
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「永遠の0」が面白かったので、Amazoneでさらに数冊、ポチッてしまった。本作は、しげりんさんからお薦めいただき、ポチッとしたものだ。昨年末頃だったか、CSで映画版を既に観ていた。映画の方もかなり面白かったと記憶しており、本作を読むに際しても、映画の配役のイメージはついて回ってしまったのは仕方ないところだ。しげりんさんのコメントどおり、本当に爽やかな若者達の物語だった。ボクシングを通して青春を描いた小説は幾つかあったが、リアルに描こうとするあまり、ボクシング界の暗い側面を必要以上に描きすぎる嫌いがあった。 この作品は、ボクシングを徹底した量的訓練と、科学的アプローチ、その上に闘志が必要な、難易度の高いスポーツ。と位置付け、ドロドロした「どつきあい」の臭みを見事に消して仕上げた作品だと評価したい。天才肌のボクサーと努力型のボクサーを並べる古典的な描き方ながら、かなりの取材量に裏付けられ、味わいのある台詞のおかげで、グイグイ引きこまれた。著者の百田氏に関しては、Amazoneの書評などを読むと、「創作力に欠ける」とか「過去作の焼き直し」という系統の批判も多いようだが、仮に過去の作品にヒントを得た「焼き直し」であっても、面白ければそれでいいのではないだろうか?映画で云うところの「リメイク」が小説であってもいいはずである。創作といっても、読者がついていけないような作家の内面などを延々と描かれるより、事実の断片を並べて、料理してくれて面白ければ、それはそれで大歓迎である。
2013/05/18
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寿命30日のオオスズメバチの「ワーカー」として生まれたマリア。 幼い「妹」たちのために狩りを続け、闘い続けるマリアの生涯を 描いた作品である。 子どもの頃はあんなに関心のあった昆虫は、いつしか「気持の悪い」 存在になってしまっていた身としては、昆虫世界に慣れるまで暫く 時間が掛ってしまったが、1/3程度読み進んだあたりからは、すっかり 違和感なく読むことが出来た。 メスとして生を享けながら、卵を産めない「ワーカー」の悲哀よりも 目の前の使命に没入し、命を削るような闘いを繰り広げるマリアの姿 には当然、「永遠の0」に登場する英霊の姿が重なってくる。 引いて観てみれば、大宇宙の時間的スケールの中では、人間の一生も、 カゲロウ同様、一瞬のものである。 擬人化されたマリアの視点で描かれる彼女の生涯は、人間の、少なく とも私のそれよりは、遥かに潔く、シンプルである。 思考することを覚えた人間は、果たして本当に幸福だったのだと言え るのだろうか? あれこれ屁理屈をこねて、上手に(と本人が思っている)生き延びて いくことより、不器用だが黙々と自分の信念に従って生きる生き方を、 「カッコいいなあ」と思ったことはなかっただろうか? この作品ではカマキリさえ、本当にカッコいいのだ。 人生の折り返し点を、とうに過ぎた身で読んだこの作品、ちょうど さわやかな晴天に恵まれた日に読んだこともあり、なんとも爽やかな 気分で読了した。
2013/05/17
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このところ、読書量が戻ってきている。 学生時代は、日に4時間は電車に乗っていたので、ほぼ毎日1冊の ペースで読みまくっていた。 現在は朝、勤務先の駐車場に停めた車内での一人だけの時間が、最も 集中して読める時間である。 このところは、面白い作品に巡り会えたこともあり、自宅に居る時で も読書に時間を振り向ける比率が多くなっている。 さて「宇宙創成」 つい先日、136億歳から137億歳に年齢の延びたこの宇宙が、どのように して生まれ、どうなっていくのか?を、研究し続けた古今の研究者の エピソードとその研究成果を、歴史エピソード的にわかり易く列挙した ものである。 小難しい理論で埋められた本ではなく、客観的史実をベースに過去の 研究者たちのエピソードが描かれており、彼らの意外なハチャメチャ ぶりが存分に楽しめる。 地動説証明に貢献し、現在、月のクレーターに名前をとどめる、ティコ ・ブラーエなど剣をふるっての決闘で鼻を落とし、義鼻をつけていた上、 その最後たるや、晩餐会で尿意を我慢し過ぎての死である。 一部の資産家を除き、どの研究者も「身体を張って」観測出来る環境を 得て、研究成果を挙げている点、天文ファンとして、感情移入出来る。 「測り知れぬ価値を持つ宇宙の像を捉える事が出来たのは、頑健極まる 天文学者だけであり、またその行為は心身の鍛練ぶりを示すもの」と 作者は断じる。 宇宙望遠鏡に名を残すハッブルなどは、その典型例であろう。 その輝かしい業績に比べて、人柄の悪さと、並はずれた体力、そして 限り無い自己顕示欲は、むしろ爽快ですらある。 当然彼も決闘経験者である(笑) 天文学は、洗練されたエリートの学問ではないことが改めてわかる。
2013/05/16
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刊行間隔は長いが、若いころと違い数ヵ月があっという間なので、 苦にならない。 ただ、絶筆とならないように北方氏の健康を願ってはいる。 作家本人も予想外の長さになった水滸伝シリーズだが、三作目と なればさすがにダレてくるかと思ったが、意外に面白い。 腐敗した「宋」に真っ向から闘いを挑んだ男たちの群像を描いた 一作目を痛快なアクション小説とするならば、その後を描いた 二作目は直接の後日談。 気になっていた登場人物の行く末を確認させてくれるような作り になっている。 そして三作目では、昨今の国際情勢も想起させられるような、社会 派ドラマの様相を見せている。 作家本人の「視点」の変化が、比較的わかり易い作品である。 その中で、前作で登場した「岳飛」が、本巻あたりから、非常に 魅力的な人物に変貌してきている。 そして、梁山泊の強者たちのその後も、戦死ばかりでなく、穏やかに 引退している者もいたりと、ホッとさせてくれる描写も。 スーパースターが居なくても、充分に面白い小説となっている。
2013/05/15
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「ゴーイング マイ ホーム」で演じる役柄のために痩せたと本人は トーク番組などで話していたのだが、さすがにその後の痩せ方は、 尋常ではなかった。 また一人、好きな役者さんが居なくなってしまった。 私の中での、氏の代表作は、映画では「白昼の死角」「戦国自衛隊」、 TVドラマでは、剣客商売の嶋岡礼蔵役となろうか。 幸いなことに、CSでは定期的に旧い映画・ドラマが放送されており、 毎日のように観ていると、故人もまるでまだ現役で活躍しているかの ように錯覚させてくれることが多々ある。 「スタートレック」劇場版の中の1作における、音声解説で、主演の W・シャトナーとL・ニモイが作品の製作当時を振り返る特典があり、 その中で、俳優が亡くなっても作品は残り、その中で俳優が活躍し続 けることについて、二人が語り合うくだりがある。 L・ニモイは、作品は俳優のある一時期を切り取った「写像」である ため、自分の死後も上映され、楽しまれることには抵抗がない。と、 述べていたのに対し、W・シャトナーは、「自分の死後、自分の作品 が上映され、その中で自分が生きているように動くのは嫌だ」と対照 的なコメントだった。 夏八木氏は、どちらなのだろうか? ご冥福をお祈りしたい。
2013/05/13
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「読み損なわなくて良かった!」と思わせてくれる作品は最近では 少なくなってきた。 もちろん、こちらが歳を取り、感性が鈍くなって来ていること、著名な 作品は読んでしまった、などの理由もあろうが、新人作家とされる方々 の作品に期待外れのものが多かったのも事実である。 芥川賞、直木賞などの作品は目を通すようにしているが、正直、嘆息し てしまうような作品ばかりである。 さて本作。 いわゆる「戦争もの」「特攻隊もの」という範疇に括っては勿体ない程 読後感が重く、それでいて爽やかな作品である。 何年かに一度、自身の来し方などを振り返る時に、物差しになるような 見事な「漢(おとこ)」を描いた作品である。 著者は「探偵ナイトスクープ」の構成作家などの経歴を持つ50代後半。 若さゆえ、文章力・表現力の点で物足りないところが確かにある。 しかし、それを相殺してあまりあるストーリーの魅力。 終盤は、人前で読むのがヤバイと感じ、自宅でじっくり読んだ。 涙腺が緩むのを感じたが「簡単に泣いてはいけない」とも思い、滲む 文字を追い、なんとか読了した。 しばし放心の後、頁を繰ると「解説」があった。 「解説」を記した人の名前を見た時に、ささやかな抵抗は打ち砕かれ、 家族に見られたくなくて、風呂に入って泣いた。 いままで読み損なっていたことを後悔すると同時に、「解説」とともに 読む事が出来た幸運も感じた。
2013/05/11
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日曜日の夕方、宇宙戦艦ヤマト2199を観ながら、愚息と大盛り上がり。 真田さんの声、やけに聞き覚えのある声だと思ったら、スタートレック TNGのデータの声。 さらに、徳川機関長。威厳あるなあ~と思ったら、同じくピカード艦長 の声ではないか! さらに、沖田艦長は、映画版吹き替え及び、デジタルリマスター版の Mr.スポックの声である。 CMで流れる、先行発売DVDのドメル将軍は、ライカー副長! これだけそろえば、目を瞑っていても楽しめる。 当初、山本が早々に殉職し、その妹が出ていたり、キャラクターの風貌 に違和感を覚えて「僕はいいです」と、敬遠していた愚息も、今回の 浮遊大陸への胴体着陸(第三艦橋は大丈夫だったのか!?)や、そこでの 戦闘シーンで「やっぱ格好良いですね!」と素直に宗旨替え(笑) オールドファンお楽しみのワープシーンも、期待通り(笑)で、毎週 楽しみに観れそうである。 といいながら、GWあたり、暇にまかせてブルーレイ買ったりしないよう、 気をつけなくっちゃ!
2013/04/21
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カラッと笑える、楽しい朝ドラが始まった。 前作「純と愛」は、ヒロインにアレルギーを起こしてしまい、久々に 挫折してしまったが、今回は、楽しめそうである。 ヒロインも溌剌としていて、臭みがない。 大好きな尾美としのり始め、脇役陣も楽しめる上「海女さん」という 職業が新鮮で、知的好奇心も満足させてくれる。 脚本が宮藤 官九郎であれば、期待できるのも当然だが、NHKの枠にハマ らず、ガンガン飛ばして欲しいものだ。 今回は方言も楽しい。「じぇじぇ」あたりは、感染しそうである。
2013/04/16
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大好きなコンテンツではあるが「意地になって」まだディスク版は購入 していない。 つつましい庶民らしく、日曜日の夕方、コツコツと観ていくつもりだ。 第一話は、先行放送で観たのだが、今風なキャラクターになかなか馴染 めそうもなく、難儀していたが、それを補う、メカ描写の格好よさに、 何とか最終回まで行けそうな気がしてきている。 ディスプレイ表示が漢字だったリ、作戦名称に日本の神話の登場人物が 散見したり「ヤマト・復活篇」のテイストが継承されているようだが、 そこまでしなくても、いいように思うのだが。 それにしても、PS版宇宙戦艦ヤマトシリーズにあった、リメイク映像。 あるいは、某パチンコのCMで流れた映像。 あれでリメイクしてくれれば良かったのに・・・と残念に思う。 地上波放送の最中、CMで、先行発売ディスクの宣伝がバンバン。 ドメル将軍あたりが出てくる映像に、ついつい買いそうになってしまう 自分を抑えるのが大変だ。
2013/04/10
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懐かしのテーマソングに乗って、大岡裁きが還ってきた! (テーマソングはルパン三世と同じ山下毅雄だったんだ!) 主演は、必殺シリーズで時代劇に光明を見せてくれている東山。 いろいろ突っ込みどころはあるんだけれど、時代劇存亡の秋、 頼るしかあるまい。 平 岳大が演じる八代将軍の吉宗がなかなか良い。 「大岡越前」と「暴れん坊将軍」を両方楽しめるような作りに なっている。 そのくせ、脚本がしっかりしているので、浮ついたところがなく 大人が真面目に観ることが出来る時代劇に仕上がっている。 良質の時代劇が地上波から消えて久しいが、BSであっても、こういう 番組が企画されることは喜ばしい限り。
2013/04/03
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毎週土曜日の夕方は、稽古後の一杯~昼寝の後、請われるままに主観で 「名作」と思われる映画を厳選して、息子と観ている。 私もそうであったように、小学校高学年から中学生にかけては、新しい 作品ばかりでなく、旧い作品にも名作があると判り、観賞に貪欲になる 時期である。 息子は好き嫌いの意思表示がハッキリしており、また、私同様、単純な 奴なので、選択は比較的簡単である。 私が当時観て感銘を受けた作品で、自分も久しぶりに観たいものを選べ ばいい。 今回は、ジョン・ウェインとディーン・マーティン競演の西部劇の名作、 「リオ・ブラボー」を選んだ。 久しぶりに観るが、ま~ジョン・ウェインの男振りは眩しいくらいだ。 頑固さも愛嬌があり、一本気な正義の味方を演じさせたら最高である。 対照的に、アル中役のディーン・マーティンの屈折振りは、これまた 素晴らしい。 私は先に歌手としてのディノのファンだったので、役者としての彼には あまり興味がなかったのだが、これがまた上手い。 昔はあまり興味のなかった、劇中でディノとリッキー・ネルソンが唄う シーンは、今見ると最高の酒の肴になる。 この作品、改めて観てみると、要は「ロッキー」と同様、「人生はやり 直しがきく」という強いメッセージに貫かれていることを感じる。 アル中のガンマンも、博打打の女も、頑固一徹の独り者も。 意志とちょっとしたきっかけで人間は変われるものだ、と教えてくれる。 RioBravo_01 posted by (C)kirk1701 RioBravo_02 posted by (C)kirk1701
2013/03/29
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今シーズンのドラマの中で、家族で真面目に観ていたのは「dinner」と 「ビブリア古書堂の事件手帖」「カラマーゾフの兄弟」そして、 「泣くな、原ちゃん」などだ。 「dinner」は最初、「王様のレストラン」の単なる焼き直しかと思って いたのだが、破綻もなく、ひとつのドラマとして中々面白かった。 調べてみると「アイアンシェフ」と抱き合わせ企画だったようで、視聴率 も振るわなかったらしいが、終わり方は「王様の~」よりも明快な分も も含め、佳作以上ではあったと思うのだが・・・。 もう一本、「ビブリア古書堂の事件手帖」は、古本の香り(臭いとも)が 漂ってくるような店舗のシーンと相まって、タイムスリップしたような 懐かしい雰囲気の作品で、名作文学の解説も面白かった。 こちらも視聴率はイマイチだったようだが、もう、世の中と自分がかなり のギャップを抱えていると思うしかないようだ(笑) 「カラマーゾフの兄弟」は、完全に外してしまったが、吉田鋼太郎の怪演 が面白くて、最後まで付き合ってしまった。 「泣くな、原ちゃん」は以前にもこのブログに書いたが、スタートレック のホログラム・ストーリーのように楽しみ、同じような切なさも感じた。 ハッピーエンドで良かった! 最近、CSの時代劇専門チャンネル、海外ドラマ観賞の時間が増え、その分 国産ドラマを見る時間は減っているのだが、4月からも出来る限り目を通し たいものだ。
2013/03/28
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CSで放送されていたので、数十年振りに観た。 ジャック・ニコルスンという役者は、若い時から色気のある役者だった と改めて思わされた。 こういう作品がアカデミー賞を5部門も獲るような時代だったんだなあ。 当時思春期の私は「真夜中のカウボーイ」にも強烈な影響を受けたが、 この作品には、また別の意味で影響を受けた。 当時、同じ映画好きの友人と、脱走したチーフがどうなったかを帰りの 電車で熱く語り合ったものだ。 当時の私は単に、チーフは自由を獲得し、それがこの作品のテーマとも 思ったが、35年経って久しぶりに観てみると、異なる想像が確信を以って きた。 チーフは、自由を得た上での死を掴み取るために脱走したのだと思う。 彼の父と同様、彼も当時のアメリカ社会で生きるには規格外に過ぎて いたのだろう。 原作は読んでいないので、作者の真意はわからないが、同じ映画を観賞 して、全く別の印象を受け、別の想像がかきたてられるのは、その時点 ヽでの自分を映し出してくれるのも映画の魅力である。
2013/03/08
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「イップ・マン 序章」の続編である。 大戦後、香港に渡ったイップ・マンのその後が描かれる。 前半、糊口を凌ぐために武館(道場)を開いたイップ・マンだが、 なかなか弟子が集まらない上、奥さんは第二子妊娠中。 やっと集まった弟子がしでかした騒ぎで、香港武術会の大物と 立ち会い、引き分ける。地味な展開だが、面白い。 そして悪夢の後半。 引き分けた武術会の大物が、香港を統治していた「西洋人」(国籍は ぼかしてあるがイギリスらしい)のボクサーと意地の張り合いから リングで対戦。健闘の末、撲殺されてしまう。 怒る香港武術会。ライバル(?)を亡くし、燃えるイップ・マン。 仇であるボクサーは、再度、中国武術との対戦を表明。 そして、イップ・マンは友への友情を胸に、身重の妻と長男を残し、 リングに立つ・・・ とここまで書けば、これは、まんま「ロッキー4」じゃん(笑) なんと最後のリング上の「名演説」まで再現するリスペクト振り。 二本も真面目に観た自分が情けない一方、新たなトンデモ映画を見つ けてしまった喜びもある。 超・愛妻家のイップ・マン。改めてWikiで調べたら、全く異なる人生を 歩んでいたようで、共産党政権から逃れるため、妻子を捨てて逃亡すら していたらしい(苦笑) ま、あくまでフィクションということで。
2013/03/02
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