海外旅行紀行・戯言日記

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ザルツブルクの魅力


古くから塩の産地を抱え、東西南北の何れの方面からも交通の要点であり、なかでもローマとは密接な関係でローマ教皇によって任命された大司教が宮廷から町を統治するという宗教的な雰囲気であったと言うから、北のローマと呼ばれ、ウィーン及び近隣のドイツ都市とは違って極めてイタリア的でもあった様です。

ドイツ語圏にあるにも拘わらず、明るいイタリア雰囲気の町を堪能して下さい。観光の目的となる旧市街は、新市街とは隔絶されていて、ホーエンザルツブルク城のある丘とザルツァッハ川にはさまれた狭い地域に限定されているので、半日もあれば足りる様にも思います。広い世界に羽ばたきたかったモーツアルトにとってはあまりに小さなコミュニティだったと想像も出来る筈です。

夏7月は世界的行事となったザルツブルク音楽祭で、非常に混み合いますので、観光の目的では春5月、秋10月が良いと思います。
その時でも音楽家集団がミラベル宮殿、ホーエンザルツブルク城で毎晩モーツアルトコンサートをしていますので、雰囲気を味わうことが出来ます。

新緑の春をモーツアルトの歌の様に愛でることも楽しいし、朝霧の消えた秋の見事な錦風景の中を散策することも素晴らしいことだと思います。
又ザルツカンマーグートと言う湖水地方も近くなので、高地に美しい湖が点在する所を訪問することも是非試して見て頂きたいと思います。

Salz
秋のザルツブルク旧市街は、朝晩の深い霧から午前9時頃眼を覚まし、素晴らしい風景を提供してくれます。


Schafberg
春のザルツカンマーグートでの低山トレッキングも楽しんで下さい!


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