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病院と言う所は比較的完全2日制が徹底していて、週末ともなると主治医はお休みなことが多く、本格的な治療や検査などはほとんど行われる事はありません
なので今日は21時過ぎまで父の病室で一緒にテレビを見て、のんびりと過ごしてきました
父は今のところ、下血も順調におさまってきていて思いの外元気にしています
さて今回の父の入院については少々問題があって、
それと言うのも、そもそもATLは免疫機能を司るT細胞が機能しなくなるため、日和見感染症という合併症に悩まされることになるのですが…。
この日和見感染症が、読み方も漢字もなんとなくかわいいんですが、実はこれがとんでもないやつで
事の始まりは昨年の入院時の事なんですが、
父が3回目の化学療法を無事済ませて、3日目くらいに
メタロ
・・ 緑膿菌
と言う日常的な環境に普通に存在する常在菌に感染しました。
この緑膿菌は健常者なら感染する事はなく全く問題のない菌なのですが、免疫機能の低下した病人にはとても怖い菌となります。
この菌は一旦感染すると根絶する事が非常に難しく、下手に抗菌剤などを使ったりすると却って薬剤耐性を持ってしまうので、どんどん手のつけられない菌へと成長していってしまうという、とんでもない菌なのです。
特に病院などで感染した場合は既に強い薬剤耐性を持ってしまっているので、もはやこの菌を除去する事はほぼ完全に不可能と言う事になり、病院側としては二次感染を防ぐために父のように感染者となってしまった患者に対しては、超1級の危険患者として扱うようになります。
ただ、この菌に感染していても、自分でしっかりコントロール出来ていればさほど問題はないのですが、昨年感染した時の父は、急激な病気進行ときつい化学療法によってせん妄状態でしたから、二次感染を阻止する為の病院側の言いつけが守れず、危険人物として扱われ、父が感染したのには病院側の衛生管理にも問題があったはずなのに、感染してしまった父こそ最大の被害者なのに、その対応に納得のいかなかった私は、強硬に父を退院させ自宅に連れ帰ったという経緯があり、故に今回の入院に関して素直に了承できない部分があったのですが・・・
ほんとにこの時の事はいずれは詳しく書きたいとは思っているのですが、なかなか時間がなくて
ドアにはこんな表示があります
で、今回の入院時に受けた説明で市民病院の規定では、1回緑膿菌の感染が確認されると、その後生涯に渡って前科者として扱われ、ブラックリストに載ってしまい、一般病棟での入院は出来ないという事らしく、隔離された感染病棟に入ることとなりました。
ただ、感染病棟と言っても、そんなに劣悪な環境ではなく
別に伝染病患者がいるようでもなくて、空気感染や飛まつ感染などのリスクもなく、看護師さんも父の体に触れる時は、マスク・エプロン・手袋着用なので却って安心ですし他の患者とも接触する事がほぼないので、新たな感染症のリスクが確実に低くなると思います。
また病棟全体が個室対応なので、極端に患者数が少ないので、一般病棟のように戦場さながらの光景はなく、なんとなくゆったりほんのりとしているように感じます。
まあ、最初感染病棟と説明された時は度肝抜かれましたが、住めば都病気と真っ向勝負しなきゃならないんやから、とにかくなんでも、ポジティブにポジティブにと、言う事ですね
ちなみに病院側の名誉のために一言申し添えておくと、
父の緑膿菌は、おしっこから出ているだけなので
父が頭も体も健康体で自分がおしっこした後、便器の消毒と手洗いと手指消毒さえしっかり出来れば感染病棟に放り込まれる事はなかったと思います
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