こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

教授診



診察ももちろん検査、手術となれば きっとひと月や二月は

待たされるのだろうと思っていたところ

予想に反して、すぐに教授診の日を取ってもらえました。

大学病院へ行くには私鉄とJRで一時間半ほどかかります。

時間はかかっても私鉄ではずっと座っていけるのが

唯一の救いでした。

産婦人科の教授は、とても物腰の柔らかい優しい先生で

お付きの医者が3、4人いたでしょうか。

その先生達にも特に偉ぶった態度でもなく和やかな雰囲気の中

教授は

「この病気は治ったと思わない方がいいよ。

何年かして必ず出てくると思っていたほうがいい。

どこに出てくるかはわからないよ。

(今回見つかった膵臓付近の腫瘍は)婦人科では

わからないところ。婦人科ではここは診ないからね。」

そう言われましたが、私は内心「じゃ、何科にかかればええの?」

と思いました。

婦人科はオペの方針となりましたが、でも、膵臓は外科の領域だから、と

外科にもかかることになり、そこから入院の日まで

怒涛の日々が始まりました。


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