■ ■ ■ | ★★★ 感動の涙を流した一冊 ★★★ | ■ ■ ■ |
ずっと逢いたかった。
戦争に行く直前に結婚した雪子と勝一。「必ず生きて帰る」という言葉を残し、勝一は戦争へと向かう。しかし、船の中で勝一の命は幕を閉じる。 勝一が愛する雪子に残した手紙が60年後、海岸に流れ着いた。それを見つけた男性は、雪子のもとへ手紙を届けに行く旅にでる。 |
K・Nの悲劇
妊娠にまつわる悲劇。妊娠しなくても妊娠しても悩む人がいる…。女の母性は強いのだ!!ということがリアルに分かるでしょう。 |
瑠璃の海
突然のバスの事故で夫を失ってしまった女性と、同じ事故で娘を失ってしまった男性が、ポッカリと開いてしまった穴を埋めるかのように愛し合いはじめるストーリー。「死」について色々と考えることができました。 |
たったひとつのたからもの
写真、一枚一枚を見ていると、秋雪君は本当に幸せそうな表情をしています。両親から、そして園の先生からのあふれるばかりの愛に囲まれて、とても素敵な表情をしています。そんな写真を見ていて、涙が止まらなくなってしまいました。そして「幸せは命の長さではない」という母親の言葉が心に残りました。 |
キッチン
「キッチン」の最後に収まっている短編「ムーンライト・シャドウ」が大好きです。「突然の別れ」、そしてそれを乗り越えられないでいるひとりの女性が、前向きに生きていこうと思えるまでのストーリーです。 別れの季節に何度も読み返している一冊。 |
時生
不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った。過去、現在、未来が交錯するストーリー。ラストでは涙をいっぱい流しました。 |
秘密
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な"秘密"の生活が始まった。 「妻」としての立場としてこの本を読んだらとにかく涙・涙でした。 妻としての「究極の思いやり」ってこんな形なのではないかなって考えさせられました。 |
明日の記憶
ある男性に若年性アルツハイマーが突然発症し、まだ50歳だというのに、どんどん記憶をなくしていってしまうというストーリー。妻の対応が一番グッときました。いかにして症状の進行をおさえるか努力する姿を読んでいると、その間にある愛を感じずにはいられません。ラストの1ページでは涙がとまらなくなりました。 |
1リットルの涙
世の中には病気と闘っている人がいっぱいいると思いますが、この本を読んでいると、どうしてこの子がこんな病気にかからなくてはならなかったのか…と切なくなります。こんなに前向きで、将来への希望を抱いている少女の自由をうばっていく病がこの世に存在していること自体がやるせないと感じてしまいます。 |
いま、会いにゆきます
夫婦の愛に関する内容はやっぱり自分の立場に置き換えて考えてしまいます。 私も、もし今死んでしまったら旦那のことが心配で会いに戻ってきちゃうかもしれないなぁなんて思いました。 |