サイボーグ023

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第9話 葡萄酒


ホテルに戻ってきたのが7時、
でも外はとっても明るい。

トルファンでは、北京時間と2時間ほどズレてるんだけど、
これから向かう所はもっと西方向だから
いっそうズレが大きくなるんだろな。
体内時計とのズレが
なかなか修正できないおじさんを待っていたのは
シルクロード名物料理(行程表に書いてあった)。

その中身は、卵スープ、豚肉とたまねぎの炒め、
○肉ときのこと唐辛子の炒め、○肉のチャーハン、
いか(?)と胡瓜と人参の炒め、饅頭、ほうれんそうの炒め、
羊肉のカバブ、チャーシューもどき、
生トマトの砂糖がけ、他3品。

確かに名物料理なんだろうけど、
トマトの砂糖がけにはびっくり!
かけてあるのはグラニュー糖だと思う。
食べる意欲がなくなるっちゅうねん。
それに、炒め物が多いし、量も半端じゃない。
暑いし、脂っこいし、
ビールでも飲まなくっちゃ耐えられない。

言い訳しながらビールを注文してたら、
ガイドのワンさん、
「トルファン、葡萄酒おいしいよ、飲んでみるか?」。
よっしゃー、いってみよう!
3本ほど注文して飲んでみた。
なかなか美味だが、生ぬるくていけない。
ぶつぶつ言いながらも、
大酒のみのワンさんにつられて結構飲んじゃった。
結局、食事というより、飲み会が終わったのは9時頃。

このホテルでは夕食後に民族舞踊のショーがあるらしい。
ほろ酔い気分のおじさん達は
ホテルの外に作られた舞踊場へと集合。

それから30分ほど
民族衣装で着飾ったお嬢さん達の踊りがあったらしい。
らしい?
えへへへ!
おじさん酔っぱらってあんまり覚えてない。
なんとか部屋に戻って、
シャワー浴びたらすぐ沈没してしまいました。


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