テストされた細胞に有害影響を及ぼしたのはナノ粒子そのものではなくて、材料機能を強化するために意図的に加えられた金属コバルトだった。コバルトがナノ粒子と結合したときに、コバルトが生きた哺乳類の細胞内に入り込み、正常な細胞機能をかく乱すると言うことをこの研究は明らかにした。 (Environmental Health News, January 7, 2009より)
●デンマークの研究者らは、フラーレンと呼ばれるカーボンナノ粒子などが哺乳類の細胞に入り込み、そのDNAを傷つけることができることを報告した。引き起こされた損傷のタイプはがんをもたらすことができるものである。 (Environmental Health News, December 12, 2008より)
●銀ナノ粒子はサイズが小さければ小さいほど、細胞に大きなダメージをもたらすことがマウスの実験で分かった。(Environmental Health News, November 21, 2008より)