アンチエイジングの鬼

アンチエイジングの鬼

PR

Profile

korrida

korrida

Free Space

ブックマーク

私のフェイスブックです。
鬼のフェイスブック

私のインスタグラムです。
鬼のインスタ

私のツイッターです。短文が苦手でほとんどつぶやきません(笑)
鬼のツイッター

私の施術院です(現在ご新規の受付はしておりません)
ナチュラルカイロプラクティック

Archives

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

2011年01月19日
XML
みなさん、こんにちは。
さて、後編です。
後編というか、全然違う話題なんですけどね。

今週、私の知人から携帯に、 「遺伝子組み換え大豆の栽培が、もうすぐ国内で許可になるらしく、今農水省で22日まで意見を募集しているから、反対意見をぜひ送って!」 みたいなメールが来ました。
「それは一大事!」と、この件に関して調べはじめ、農水省の担当者とも話をしてみると、知らなかった真実がいろいろと分かり、これはみなさまにもお伝えしておきたいと思いました。

農水省のページを見ても、本当に分かりにくいので、私も担当者に説明をうけて、やっと理解できたのですが、、


なんと、遺伝子組み換え大豆の国内での一般栽培が許可されるのは、何も今回が初めてでもなんでもなくて、これまで何度も許可されているのです!
法律的に言えば、許可された遺伝子組み換え大豆は、日本のどこで栽培されようが、違法ではないのです!



手順としては、企業が農水省に申請して、それを農水省が専門家などに意見を聞いて、大丈夫だろうと判断したら、パブリックコメントを国民に求めて意見を聞いて、専門家の意見を覆すくらいの意見が出てきたり、反対がよほど強かったりしない限り、承認されるそうです。

ただ、ここからがややこしいのですが、じゃあ実際遺伝子組み換え大豆が日本国内でどんどん栽培されているかというと、答えはノーです。
そんなことをしても、輸入大豆よりコストが高くなる上に、組み換えは日本人に嫌われますから需要がありません。
2004年に、実は北海道夕張で大規模な国産遺伝子組み換え大豆の栽培が計画され、実際出荷もされたそうですが、地元の大反対にあい、結局見送られたという事件もあったそうです。
北海道 遺伝子組み換え大豆事件について

では、いったい何のために国内での栽培の許可を取るかというと「輸入申請」に必要だからです。
ある遺伝子組み換え大豆を輸入しようとすると、まず日本国内の隔離農場(でも壁や囲いはありません)で試験栽培して、データを取らないといけないんですって。
そしてお次は、隔離していない日本の一般農場でも栽培し、そこでもデータを取って輸入が許可されるんだそうです。

今回の騒ぎは、また新たな種類の遺伝子組み換え大豆の一般栽培が許可されるという話でした。
これについてのパブリックコメントを、農水省が募集していて締め切りが明日までなんです。

それがこれです↓
農水省パブリックコメント募集のページ

農水省の担当者に、遺伝子組み換えの国内栽培がすでに許可されている作物のリストというのを、見せてもらいました。

栽培許可リスト
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/c_list/pdf/01p.pdf

これを見て、本当に愕然としましたね。
大豆どころか、トウモロコシもなたねも、テンサイもアルファルファも、稲も、もうこんなに栽培許可が出ちゃってるんですね。
というか、輸入許可=栽培許可ということみたいです。

けれど、じゃあ実際一般農場でこれらがガンガン栽培されているかというと、日本では反対意見が多く需要がないため、栽培はされていないんだそうです。
この中で、唯一大規模に商業栽培されているのは、意外にもサントリーが開発した「青いバラ」だけだそうです。

サントリーが開発した遺伝子組み換えの青いバラ


リストの中で、私が現実的に一番怖いなと思ったのは稲です。
この遺伝子組み換え稲だけは、輸入のための申請じゃないんですよね。
遺伝子組み換えイネは輸入のためでなく、いつの日か、本気で国内で栽培することを目的に許可を取り、日本の隔離農園(でも囲いはありません)で、こんなにも栽培されているようです。
幸いにも、まだ一般栽培の許可は取れていませんが、目を光らせておかないといけないですね。

●遺伝子組み換えなたねについて

なたねの自給率は、かつては100%でしたが、現在では0.1%以下。
現在、輸入されている搾油用ナタネの約80%は、カナダ産のキャノーラ品種ですが、カナダ産キャノーラの80%が遺伝子組み換えです。
18%はオーストラリアですが、オーストラリアでも最近遺伝子組み換えナタネの栽培が始まってしまいました。
しかも油には遺伝子組み換えの表示をしなくていいことになっていますから、私達には見分けがつきません。
搾油用に輸入された遺伝子組み換えなたねは、コンテナからこぼれて、すでに国内で自生したり、交雑も確認されています。

家では 鹿北製油のなたね油 を使う私も、外食すると知らずに遺伝子組み換えなたね油を食べていることもあるでしょうね。
解決策。外食する時は、出来るだけオーガニックレストランを選ぶ、それが無理なら和食かイタリアン。
和食は天ぷらを除けば油料理が少ないのと、イタリアンは基本オリーブオイルだから。

●遺伝子組み換えトウモロコシについて

日本で流通されているトウモロコシの90%が米国産で、そのうち85%が遺伝子組み換えです。
見た目でトウモロコシだなと分かるトウモロコシ以外に、清涼飲料水に入っているブドウ糖果糖液糖なんかもトウモロコシ由来で、ほとんどのメーカーで分別していません。
それから食肉用の動物たちが食べている飼料の多くが遺伝子組み換えトウモロコシです。
ビールのコーンスターチは大手4社では遺伝子組み換えは使われていません。

フランスの研究者たちが、遺伝子組み換えトウモロコシの動物実験で腎機能や肝機能を損ねる恐れがあるという論文を出しています。
「複数の遺伝子組み換えトウモロコシをたった90日間与えたラットにて腎機能や肝機能への明らかな悪影響が確認されたため、この種の研究では腎臓と肝臓に焦点を当てる重要性が今回の分析で明らかになった」と記述されており、他にも心臓や副腎、脾臓や血球への影響も確認されたとのことで、この論文は International Journal of Biological Sciences に全文掲載されています。


欧州連合では、遺伝子組み換えトウモロコシMON810が次々に栽培禁止になっています。
同トウモロコシが害虫以外のテントウムシなどほかの生物を脅かし、花粉の伝播力が強く、遺伝子組み換えをしていないトウモロコシへの汚染が懸念されるためだそうです。
禁止措置をとった国は、ドイツ、フランス、オーストリア、ハンガリー、ギリシャ、ルクセンブルクの六カ国になりました。

●遺伝子組み換え大豆について

日本の大豆の自給率は5%で、日本の輸入大豆の75%は米国産で、そのうち80%は遺伝子組み換えです。
国産大豆国産大豆とスーパーに行ったら国産大豆しかないみたいですけど、国産大豆は5%ですから、あんなにあるとは思えません。
それから味噌や納豆や豆腐には表示義務がありますが、醤油と大豆油には、表示義務がありませんので、企業に問い合わせない限り、使われていても私達には分かりません。
ちなみに、私が長年愛用しているのは三重県のヤマニさんの国産有機丸大豆使用の たまり醤油 です。

私達に出来ることは、出来るだけ国産のトレーサビリティーがはっきりしている油や醤油を買うことですね。
そして加工品を作る企業に、遺伝子組み換え作物を使用しているのかどうかを、よく問い合わせること。
多くの人がそこまで気にし買わなくなると、すべて商売のために企業はやっているのですから、そもそも遺伝子組み換え作物を輸入しなくなるでしょう。

しかも、食糧不足に役立つとされた遺伝子組み換え作物ですが、2009年に米科学者団体「Union of Concerned Scientists UCS」は、報告書と共に、こう発表しました。


「食糧不足の緩和に役立つとされ、この10年以上の間に米国で作付面積を増やした遺伝子組み換えのトウモロコシと大豆は、実際には穀物の増産にほとんど寄与しなかった。」


最後に、私の最近イチオシの、国産で、しかも無農薬大豆の専門ブランド「 senz (センズ)」をご紹介します!

senzu

もうね、とにかく安心なだけでなく味が最高なんです!
納豆と黒豆茶が特においしいかったです。
このブランドの製品を作っている社長の本木さんとも、電話でお話したのですが、本当に真剣に製品作りをしているのが伝わってくる、すばらしい方でした。

本木さんは、元々大豆の卸売会社をやっている方です。
ずっと大豆を卸していた近所のおいしい納豆屋さんが、大手メーカーに押されて廃業をよぎなくされていた時、「 これじゃ、いかん!先祖代々受け継がれてきた伝統の味、手作りのおいしい食べ物は未来に残さなければならない!」 と決意し、その納豆屋さんで7年修行し、自ら経営することになったのだそうです。
そして、北海道で納豆用大豆として定評があった「スズヒメ」という「なめらかで、味わい深い甘み」のあるおいしい大豆で理想の納豆を作り上げていきました。

ところが、補助金が出なくなったことで、スズヒメを作る農家の方がいなくなってしまいました。
スズヒメのおいしさを、どうしてもあきらめきれなかった本木さんは、北海道中川郡で、25年以上無農薬無化学肥料で、豆を作り続けている平訳さんを訪ね、一生懸命頼み込んで、この方にスズヒメ作りを引き受けてもらうのです。
出来上がったその味は、思わず涙が出てしまうくらいおいしかったのだそうです。
そして、この無農薬のスズヒメ納豆のために、特別な「senz」というブランドが誕生したのです。

大量生産のこの時代に、1つの納豆屋、1つの品種をこんなにも大事にして、熱い思いで大切にもの作りをされている、こんな方もいるのですね。
本当にうれしくなってしまいました。

kuromame

↑これ黒豆茶。
色は黒豆のアントシアニンのみです。
黒豆は、イソフラボン、アントシアニン、レシチンが含有という事で、女性ホルモンアップ、抗酸化力アップ、脳機能アップと、アンチエイジングに必要なものが、すべて詰まっている食品ですから、ぜひぜひこうして気軽に食したいものです!
ここで売っている豆は、本当に100%国産で無農薬で、もちろん遺伝子組み換えではありません。

農水省に意見をするのも、よいと思います。
私も今回のパブリックコメントには意見を書きました。
でも、本当に大きな力になるのは、こうした買い物行動。
何を選ばず、そして何を選ぶか。


人間には体の中に元々100人の医者がいる。
その医者たちを100%生かせる人生を!!



↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!
人気ブログランキングに1票投票する






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011年01月21日 09時00分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[食べるアンチエイジング] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: