アンチエイジングの鬼

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みなさん、こんにちは。
すっかり寒くなりましたね。

肩に力が入るのか、肩こりの患者さんが増えています。
私も体を温めるために、今夜もゆっくりヒマラヤ天然岩塩を入れたお風呂であったまろうと思います。

ヒマラヤ岩塩のお風呂で、どのくらいお湯の酸化還元電位が下がっているかと言いますと、＋３５０くらいの水道水のお風呂に、岩塩小粒をほんのひとつかみ入れただけで、この大量の水道水が、ここまで下がります↓
肌もしっとり、最高です。

さて、話は変わりますが、１０月にセドナに行った時に、帰りの飛行機がロス経由で、待ち時間がなんとロスで７時間くらいあったんですね。
それで空港で待っていても仕方ないし、あんまり遠くにも行けないので、どうしようかと調べてたら、空港のわりと近くに「Whole Foods Market（ホールフーズマーケット）」が入っているモールを発見し、そこで数時間すごしました。
アメリカのオーガニック事情と言っても、そこで見たことだけですが、結構すごかったのでいくつか報告したいと思います。

オーガニックを中心とした「ホールフーズマーケット」。
このスーパーが、ニューヨークでも大成功し、今やニューヨーカーの食生活を変える勢いだというから驚きじゃないですか！
アメリカを中心に、今や３００店舗以上を展開し、25年間で4700億円の売上げを達成したという、自然食品店界ではあり得ない成功をした大型スーパーです。
ただ、規模が大きいだけで、置いている物のクオリティーはセドナの「ニューフロンティア」が鬼的には一番ですが。

以前ハワイにあるホールフーズではとてもお世話になりました。
中にはオーガニックのサラダバーとか、惣菜バーとかもいろいろあります。

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↑中に入ると、とにかく広ーい！
オーガニックの野菜や果物がたっくさん並んでいます。
その種類や規模も、もうすごいのですが、今日は「日本じゃまず、こんな光景ないなー！」というものを中心に紹介したいと思います。

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↑やはりブームなのか、ＲＡＷ（酵素を生かした４８度以下調理のもの）のものを結構見かけます。
こんな風に、ローフードのお菓子のコーナーというのがあるのです。

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↑こちらはビーガンのお菓子のコーナーです。
動物性を一切使わないものばかりが積みあがっています。

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↑お米とか穀類も、ずらーっと全部オーガニック。

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↑これ何だと思います？
アガベですよ、全部アガベシロップ！
アガベだけで何種類も置いてあるんです。

アガベはアメリカのナチュラリスト達に大ブームになりましたが、商品によって品質に差がありすぎで、高温加熱してガムシロップ混ぜているものとか、ひどいものが出回って現在賛否両論ありますが、これは日本の蜂蜜事情と同じですね。
本当に調べて探せば質のいいアガベはあります。
摂りすぎはどんな甘味料もいけませんが、お菓子でちょろっと使う甘味料としては、私は低ＧＩのアガベを、とても評価しています。

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↑お、うちでも扱っているオーガニックネクター社のローカカオとバニラのアガベシロップ発見！

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↑驚きはこの壁面ですね。
これまだまだほんの一部なんですが、何だと思います？
豆乳ですよ、豆乳！何種類も！
その他アーモンドミルクとかライスミルクとかね。
とにかく、このコーナーに牛乳は１本も見当たらない！

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↑さらに驚きはこのヨーグルトコーナー。
チェックすると、牛乳で作られたヨーグルトは、ただの１つもない！
全部豆乳やライスミルクなどのヨーグルトでした。
こんなコーナー、日本の自然食品店でも見たことないですよね？

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↑これは、レジ前に大々的に並んでいた「ＫＯＮＢＣＹＡ（コンブチャ）」というもの。
現在アメリカのヘルシー志向のみなさんに大ブーム中のドリンクだそうです。
「まさか昆布茶？」と思ったのですが、調べるとなんと昆布は全然関係なくて、日本でも昔ブームになった「紅茶キノコ」の一種らしいです。

緑茶やルイボスティーを「コンブチャ菌」で発酵させたもので、善玉菌が豊富に入っているので、がん予防、新陳代謝促進にも良いと言うことで、大ブレーク中だそうです。

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↑１本飲んでみようということになり、開けてみると発酵でシュワーっと泡立っています。

ただ、味はこれ、要するにビネガードリンクみたいな味です。
お酢ですね、お酢。炭酸で割ったお酢みたい！

ちょっとならいいですが、お酢をこの巨大サイズで飲むのは、胃に堪えてかなりきつかったです。
家族３人で飲んだのですが、それでも全部飲みきるのは無理でした。
ところが、ＮＹではベジバーガー片手にＫＯＮＢＣＹＡっていうのがトレンドだっていうから驚くばかりです！

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↑ホールフーズを出ると、外には普通にベジバーガーの店が！
ホールフーズの中で、なぜか「うな丼」を食べてしまったせいで、お腹いっぱいで入らなかったのですが、この肉のように見えるものも、すべて肉ではなく植物性みたいです。

デザートも乳製品、白砂糖フリーです。

http://veggiegrill.com/

こんなバーガーショップ、ふつーにあるのがすごいですね。
しかし日本でもこんな巨大オーガニックスーパーのチェーン店出来ないかな。
最近東雲の「イオンボディ」というナチュラルオーガニック店で、私の化粧品の取り扱いが始まったので、社長に「イオンでホールフーズみたいなスーパーやって下さいよ！」と熱烈に言ってみたのですが、まぁイオンではやらないか、、、

ホールフーズマーケットがアメリカのすべてではないので、誤解なきよう一応一般のスーパーにある、アメリカらしい恐ろしいものも、いくつか写メってきております。

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言葉は入りません。すごいですよね？
これが、まだまだアメリカの食の現実です。

去年単館でやってた「フードインク」というドキュメンタリー映画見ましたか？
あれ見ると、アメリカ産の肉とか、一生食べる気なくなりましたね。
ＤＶＤにもなっているようなので、まだの方はぜひどうぞ↓

衛生上あり得ない劣悪環境でギューギュー詰めにされ、大量に生産するために、遺伝子組み換えのとうもろこしと遺伝子組み換えの大豆のエサを食べさせられて、鶏は短期間に太らせるためにホルモン剤を抽入され、太った体で身動きできなくなり、巨大化した筋肉を支えることが出来なくて歩けないのです。

本来は牧草が主食な牛は、安い遺伝子組み換えトウモロコシを食べてるせいで病気にかかりやすくなり、それを防ぐのに抗生物質を使われるのですが、それでも環境が不衛生なのと腸内環境が悪すぎて、Ｏー１５７などの強烈な大腸菌が増えてしまいます。
これのせいで、アメリカでは子供に死者が出たりして大問題に発展しました。

１週間だけでもエサを牧草だけにしてあげれば、Ｏ－１５７は８０％くらい減るんですって。
なのに、それをしない。それでは早く大きくならず、生産量が落ちるからです。
その代わりに何をしているかというと、これが一番私が衝撃を受けたことなんですが、ある大手食肉企業ではなんと「アンモニア」で食肉を消毒しているのです。
Ｏ－１５７やサルモネア菌を殺菌するためですって！
もちろん、すべてがこうじゃないでしょうけど、この映画は衝撃的でしたね。
ただ、ホールフーズで売っていた肉は、さすがにオーガニック飼育のノンケミの肉でした。

ホールフーズマーケットの大成功やローフードブーム、ウォルマーケットでのオーガニック取扱いなど、アメリカは確実に変わってきていますが、こういうものを食べているのは主に高所得層。
その他の層では、やはり上記のような問題を始め、肉食過剰、砂糖、コーンシロップ、フライドポテトな食生活で、肥満や心臓病、小児糖尿病など深刻な問題を抱えていることには変わりないようです。

ホールフーズマーケットはすごかった！
だけど本来の日本食は、世界一ヘルシーなはずです！

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