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2013年03月08日
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みなさま、こんにちは。
いよいよ春ですね~

紫外線が気になる季節がまたもややってきました。
ただ、私は冬でも帽子をかぶっているし、サンスクリーンを毎日つけている人間なので、そんなに生活は変わらないんですけどね。

今は来月発売のチークの試作品をいつも頬につけています。
コンパクトも出来てきたので、ちょっと初公開いたします。

gc

名前はグレイシャスクランベリーチーク。
ファンデーションがアメージングだったので、チークはグレイシャス。
2つ合わせて「アメージンググレース」が完成するという構想です(笑)

で、クランベリーってどういうこと?と言いますと、、
このチーク、実はオーガニックのクランベリーの果実の乾燥粉末で色をつけているのです。
天然色素のピンクのチークって、オーガニックのものでもエンジ虫をすり潰した「カルミン」や「コチニール」などの色素が絶対といっていいほど入っているので、出来たら虫を使わないで作りたいなーっていうのが始まりで。

コチニールやカルミンなどのサボテンにつくエンジ虫の色素に関しては、私は写真をアップで見てしまってから、なんかショックを受けて、天然って言ってもな~オーガニックコスメなのに、虫をすり潰す色素ってなんか違うだろう、、、くらいの抵抗感でした。

見たくなかったら見ないで下さい。
エンジ虫ちゃんの画像

見ました?\(~o~)/これちょっと口に塗るのは抵抗あるじゃないですか。
それで、オレンジのグロスを作った時に、オレンジの藻のアスタキサンチンだけで色を付けようって思ったのが最初です。

ところが、その後2011年の5月に消費者庁が「 コチニール色素に関する注意喚起 」を公表しました。
「コチニール色素を含む飲料と急性アレルギー反応に関する国内の研究情報か消費者庁に提供されました」と書いています。
「赤色の色素を含む化粧品の使用により、かゆみを覚えていた女性が、コチニール色素を含む食品を摂取したところ、呼吸困難を伴う重篤なアレルギー反応を示した事例報告があります」とのこと。

消費者庁が問題にしているのは、「コチニール」のほか、水溶性であるカルミン酸にアルミニウムを結合させて不溶化した「カルミン」、さらに、雲母チタンをカルミンで被覆したものです。

特にカルミンはエンジ虫からカルミン酸を抽出し、アルミニウムを結合させてカルミンを製造する時に、どうしても虫に元々含まれているタンパク質が一緒にくっついてしまいやすいところが問題なようです。

これを知って納得しました。
アレルギーは常にそれに含まれるたんぱく質を異物と認識して反応することによって引き起こされます。
要するにカルミンそのものというよりは、カルミンを抽出する時にたんぱく質が残ることが問題なわけです。(残っていないものは大丈夫です。)

たんぱく質の分解物の分子量が大きかったりすると、あの多くのアレルギーを引き起こしたお茶の石鹸に含まれていた、加水分解小麦タンパクのようなことが、化粧品でも起こりうるというわけです。
あれは胃腸を通らずに、目や鼻の粘膜から分子量の大きいアミノ酸のペプチドが吸収されて、アレルギーを引き起こす結果となりました。


たんぱく質はアミノ酸がつながった真珠のネックレスような構造をしています。
このネックレスを切るのが酵素。その途中経過がペプチドです。
これがもっと切れてバラバラになったアミノ酸が、小腸の絨毛から吸収されるのが消化吸収です。



例えば肉を食べた時。
たんぱく質は胃液中のペプシンという酵素と膵液中のトリプシンなどの酵素でペプチドにまで分解されます。
このペプチドは、小腸微絨毛膜にあるペプチダーゼという酵素で、アミノ酸が3個つながったトリペプチド、2個つながったジペプチド、1個だけのアミノ酸くらいにまで分解されます。
ここまで来ると、やっと吸収しやすくなってきます。


肌から何かを吸収させるって、本当はとても怖いこと。
だって胃腸を通ればまだ消化酵素で分解して、ここまで細かいアミノ酸にまで分解出来ますが、皮膚はそれが出来ませんからね。


一説にはあの小麦タンパクは分子量50000~60000で、アミノ酸が350個くっついたくらいの中途半端に大きめのものだったとか。
鼻の中や目、口の中などの粘膜は吸収しやすいですが、皮膚も合成界面活性剤でバリアが薄くなっていると、吸収してしまう場合があります。
なんでもナノ化して皮膚から入れようとする最近の風潮にも、怖いものを感じます。





例えば、たくさんたんぱく質を食べ過ぎるなどした場合。
分子量が1万以上のポリペプチドが分解されずに残る場合があるそうです。
通常はそれでも、小腸の上皮細胞で分解されてから取りこまれるか、異物として排除されるので大丈夫なのですが、腸壁が薄くなっている人は、吸収してしまう場合があるんです。

本来血中にあるのはおかしい成分ですから、これを私たちの免疫系は異物と判断して、アレルギー反応が起きてしまいます。
それ以外にも血液が汚れることで、糖尿病や心臓病などにも関係するのではないかと2007年の世界肥満学会で発表されていました。

鶴見先生によると、リーキガットの原因は、腸内の悪玉菌が出すアルカリ性物質によって腸の粘膜がただれて起こると。
その他化学薬品、喫煙、アルコール、刺激物、添加物、動物性たんぱく質過多、白砂糖、ストレスも原因しているようです。
現在、日本でも隠れリーキガット症候群が増えていると、栄養学のセミナーでよく聞きます。

たんぱく質が出来るだけ細かいアミノ酸になって吸収されることは、アレルギー予防にとっても、アンチエイジングにとってもすごくポイントです。
そのために大切なのは、腸内環境と酵素ですよね。
おっと、化粧品の話をしていたのに、食のほうにいってしまいました。


とにかく、元々個人的に虫の色素を使いたくなかったのですが、アレルギーの件でますます避けた方がいいなと思い、チークも虫ちゃんを使わずに作るぜーっ!てことになりました。
そんな時出会ったのが、オーガニッククランベリーの美しいピンク色のパウダー。

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クランベリーは、主に北米の寒冷地で栽培されている果実です。
昔から健康に良い果物として知られていて、特にジュースは膀胱炎の予防や改善に良いということで飲まれてきました。
最近では生活習慣病や歯周病やピロリ菌などへの予防効果も高いと言われます。

プロアントシアニジンのAタイプという特有のポリフェノールやキナ酸、リンゴ酸などの有機酸も含まれ、抗酸化作用が高いです。
メラニンを抑制するアルブチンも含み、アントシアニン、ケルセチン、そしてビタミンCも含有しているスーパーフルーツです。

プロアントシアニジンのAタイプは、ビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍の抗酸化力があると言われています。



↑これからの季節、クランベリージュースもおススメです!!

今回のチークにはカルミンの代わりにこのクランベリー粉末を使い、酸化チタンや酸化亜鉛を入れなくても色がきれいに出たので、いっそ入れるのをやめちゃいまして、ナチュラルコーティングしたマイカと、同じくナチュラルコーティングした酸化鉄、ホホバオイル、アロエベラ、ヤシ油、ビタミンEだけで作りました。

このナチュラルコーティングした酸化鉄って、さらっと書いていますけど、酸化鉄には黄色とか赤とか黒とかありましてね。
その全部にコーティングありの原料を探すのが至難の業。
しかも、ジメチコンなどは使いたくないわけですから。

結局これも、少ロットにも関わらず、頼み込んでオリジナルで作って頂くことになりました。
金属は何があっても直接肌には触れさせない。
金属アレルギーのお客様からのリクエストもあるし、なによりアンチエイジングの為にもそのほうがベストだから。


ところが、この成分だけでSPF7、PA+の公的検査結果が出たんですよ!!


spf7


え、7~?って思われるかもしれませんが、紫外線吸収剤も、ナノ粒子も使っていなくて、そもそも酸化チタンも酸化亜鉛も使っていなくての7ですから、ちょっとびっくりなんですよ。
肌に負担になるものが入ってての数値と、これとでは意味が違いますから。

これはコーティングしたマイカと、クランベリーに含まれるケルセチンやプロアントシアニジンなどが頑張ってくれた結果なのかなーと思っています。
植物が持つ力のすごさに、またまた感動してしまいました。


顔のシミの多くは頬骨の上に出来やすいのです。
そのため、私はチークでこそUVカットのダメ押しをすべきと思っています。


でも、出来れば頬に重ねるのは、紫外線で活性酸素を発生させる性質のある原料はないほうがいい。
そう考えると、まさに理想的なものが出来たと思います。
ピンク色のグロスも、今週中に最終試作が来ます。
こちらも、コチニール使わずに、お花の色素だけできれいなピンク色に出来ました。

bp

もう、このグロスの開発秘話は、、、、涙なくしては語れませんっ!
またゆっくり聞いて下さい、発売は6月なんで。

昨日は4月に出す私の食事の本の表紙の撮影でした。
メイクさんはどなたでもいいので、私の持っていたメイク道具でやって下さる方で、とリクエストしたら、来て下さったメイクさんがすごい方で、見事にほぼナチュラルコスメだけでメイクしてくれました。
その際、このチークとグロスも使って下さったのですが、自然に上気したような頬になって、あらためてチークってすごい力があるんだなと思いました。

今はチークは頬骨の高い所には入れず、顔の正面に入れるのが主流なんですね。
前に出したいところに明るい色のチークを入れる。するとふっくら。
ほんとそれだけで、びっくりするくらい変わるんですよ。
また写真が出来てきたら載せますね。


いよいよ春!
シミの出来やすい頬にこそ、UVカット出来るチークを!







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Last updated  2013年03月09日 01時35分09秒
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