アンチエイジングの鬼

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2018年02月25日
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みなさま、こんにちは。

まだまだ寒いですが、鬼のわたしの肌は、数週間前より紫外線を感じ取っております。
さすがに12月、1月は帽子なく外出することもありましたが、鬼肌レーダーで、紫外線を感じ取ってからは、すでにツバ広帽子生活に入っております。
例の、 完全遮光キャスケット でございます。

私のアンチエイジングの大きなテーマである光老化。
肌老化の80%は実は光老化が原因と言われます。
しかも、紫外線だけでなく、可視光線のブルーライトや近赤外線でも光老化するということを昔書きました。


地上に届く太陽光の中で、実は紫外線はたった10%。
ブルーライト含む可視光線は40%もあり​​​、残りの​50%は近赤外線なんです。

​​​​
ブルーライトの方が、紫外線より肌の奥深くに差し込むので、より深い光老化を引き起こし、UV-Bよりも消えにくい色素沈着を引き起こすという研究結果も発表されています。
なんと、照射たった1時間のブルーライトで、肌色が変色し、照射終了の3週間後まで残る色素沈着を引き起こすことが分かっています。

近赤外線はUV-Aの3倍ほど真皮より深く、筋肉にまでに到達するそうで、細胞のミトコンドリアを傷つけ、コラーゲンを破壊する酵素であるコラゲナーゼが2倍も増加するそうです。

gf.JPG

紫外線よりもエネルギーが低いから、ブルーライトや近赤外線ではいわゆる急激な日焼けは起きません。
でも日焼けより、長期的な影響の光老化のほうが、本当はもっと、ずっとエイジングに関係があります。

ブルーライトは太陽光だけでなくスマホやPCから出ていますし、近赤外線はTVのリモコンやコタツからも出ています。
現代に生きるわたしたちは、昼だけでなく夜も光老化してしまうのです。

ブルーライトも近赤外線も、光自体でも肌を傷つけますが、光によって発生した活性酸素「一重項酸素」で肌を破壊するほうが影響が深刻です。
だから活性酸素を無害化できるポリフェノールやカロテノイド、ビタミンEなどを角質に塗っておくと、この一重項酸素をかなり消すことが出来ることが分かっています。

そのためこの10年、最強のポリフェノールであるプロアントシアニジンやケルセチン、エラグ酸の多いビルベリーの葉やニュージーランドの松樹皮エキス、最強のカロテノイドであるアスタキサンチンをたっぷり配合して抗酸化コスメを作ってきました。
ビタミンEの中では、トコトリエノールが一番一重項酸素に効きます。
これらは、口から摂取しても肌に取り込まれ、皮膚の最前線で光と打ち勝ってくれます。

ポリフェノールとカロテノイドの力だけで、サンスクリーンも作りました。
このサンスクリーンは、面白いことに日焼けして赤くなったあとに塗っても、赤みが治まってそのあと黒くもなりませんでした。
こういうことは、普通の日焼け止めには出来ないことで、本当に面白いと思います。

植物の力で、あらゆる太陽光やスマホやPCから出てくるブルーライトにも抗えますが、活性酸素との皮膚上の戦いを最小限にすませるために、光を出来るだけ反射出来れば、もっともっと良いわけです。

でも従来の紫外線吸収剤や酸化チタンや酸化亜鉛では、紫外線までは吸収、反射出来ても、こうした長い波長を処理するのは不得意でした。
日焼け止めに使用されている粒径の酸化チタンは380nmほどの光までしか反射できず、酸化亜鉛は少し長い波長390nmの波長までですが、これは全部紫外線領域です。

酸化チタンの粒径を400nm~500nmくらいにしてしまえば、ブルーライトや近赤外線にも対応できるようになりますが、こうなると今度は紫外線に対応しにくくなります。
そこで、100nm以下の粒径のものと、大きいものをいろいろ混ぜるわけです。
ここ数年で、こういうタイプも世の中に出てきています。

しかし酸化チタンは本来、光触媒にもなるほど、光があたると活性酸素を発生させてしまうミネラルです。
酸化亜鉛も、チタンほどではないですが活性酸素を出す素材です。
化粧品に使われているのはルチル型という活性が少ない結晶構造のものですが、粒子が小さければ小さいほど、ナノ化すればするほど、酸化活性は高まります。

そんな時に知ったのが、レアアースの一種である酸化セリウムというミネラルです。
セリウムは従来は硬くて加工しにくい性質がありましたが、温度コントロールによりこの欠点を解決して、なめらかで丸みを帯びた粒子にすることに成功した研究者の方々と出会いました。

従来のセリウムは少し黄色く仕上がる傾向でしたが、不純物が少ない良質な原料のため、とてもきれいな透明感のある白い色をしているのもポイントです。
セリウムがすごいのは、ノンナノでも紫外線だけでなくブルーライトや近赤外線の一部まで反射できること!

もう1つすごいのは、それなのに光活性がほとんどないこと。
なので太陽光に当たっても、活性酸素で肌を傷める心配はありません。
更にもう1つすごいのは、酸化したものを元に戻す還元力があること。


これは面白いと思って、そこから開発に入りました。
セリウムは100nm以下のナノ粒子でなくても、こうした効果があるので嬉しいのですが、100nm以上の粒径の中で、出来るだけ大きい粒子でありながら白くもなりすぎない、紫外線領域も近赤外線領域も網羅できる大きさを模索し、コーティング剤もシリコーンオイルではなくココナッツオイル由来のステアリン酸にしていただき、鬼仕様のものを作ってもらいました。

uv1s.jpg

これは出来上がった鬼仕様のセリウムパウダーそのものをガラスプレートにのせて、あらゆる光を照射して、どのくらい透過できたかを計測した実験データ。
ごらんのように、近赤外線領域までほとんど通していないことが分かります。
プレートの窪みはごく薄い500nmだったので、パウダーの厚みも同じ。
ごく少量でも、こんなに光を反射して通さないのです。

これにオーガニックのホホバオイルや、ステアリン酸Mgでナチュラルコーティングしたマイカを加えて2年前製品化しました。
コーティングしたマイカというのも、多分非常に珍しいと思います。
マイカはコーティングしないと、皮脂ぐすみが起きる場合があるのに、裸で使われていることが多いんです。
それがミネラルファンデーションが、夕方にくすむ大きな原因なので、コーティングは必須だと考えています。
もちろんチタンも亜鉛も入れずに作りました。

それから2年、パウダーのままだと外出先で使う時にちょっと使いづらいという声が多かったこともあり、固形にプレストしたものへ、このたびリニューアルすることになりました。
変えたのは、プレストしやすいように、アロエバターを加えたこと。
アロエバターは無農薬のココナッツオイルに無農薬のアロエベラを漬込んで作ったもので、プレストしやすいというだけでなくお肌の保湿性も高まります。

ALP_0221s.jpg

↑こんな外見です。
オレンジ色の鮮やかなパッケージだったのを、グレーとイエローの大人可愛いデザインにして、持ち歩きやすいようにコンパクトにしました。
すごく素敵でかわいいでしょ?

出来上がったプレストパウダーを、やはりガラスプレートにのせて透過率を計測したグラフがこれです。

uv6s.jpg

UV-B (280~315 nm)は、98.4%くらいカット出来ており、UV-A(315~400 nm)が97.4%~98.5%カット出来ています。
驚くのはここからです。
波長が長いブルーライト(380~500nm)も95.9%~97.7%ほどカットしています。
そしてさらに長い波長の近赤外線(800nm以降)までも88.8%~91.9%もカット出来ています。
SPF検査では、パウダーで出した時と同じSPF38 PA+++が出ました。

このセリウムを使って、クリームタイプの日焼け止めを作るという試みも、実は3年前からやっていたのですが、わたしは肌のバリアを壊さないために、合成界面活性剤を使わないという、ものすごく難しい処方で化粧品を作っているため、こうした天然鉱石を水や油に分散させることは、はっきり言って至難の業です。

実は過去にも、光活性が少なめな酸化亜鉛で日焼け止めクリームを作ろうとしたことはあるのですが、合成界面活性剤を入れずして、クリームにミネラルをうまく分散させることは出来ず、しかもノンナノの酸化亜鉛はクリームにすると白くなりすぎ、顔につけるとバカ殿のような仕上がりになってしまい、これは無理だと断念したことがあります。

分散性の難しさは、セリウムでも同じことなのでクリームにするのは困難だとは思っていたのですが、セリウムは酸化亜鉛に比べると屈折率が低いため、ノンナノでもそこまで白くないので、うまく分散さえ出来ればいけるかもしれないと思っていました。

でも、この分散がものすごく大変で、、、、
だってマヨネーズ作るように、レシチン乳化ですよ?
ほんと、何回も試作したんですが、全然無理でした。

セリウムの研究者の方とずっと話し合いを重ね、わたしの考えを貫きながら、セリウムでクリームを作るためには、セリウムのコーティング剤を海藻由来のアルギン酸や微生物発酵の多糖類のキサンタンガムなどの水溶性にしてしまい、最初に水に分散してしまうことでした。
これによってクリーム全体にセリウムをうまく混ぜることに成功したのです。

出来上がったのは、一般的な日焼け止めのようなべたつきも、重苦しさもなく、白くなりすぎることもなく、すーっと伸びて実に軽い使い心地の理想的な日焼け止めクリームです。

ALクリーム_テクスチャs.jpg

こちらもガラスプレートに薄くのせて、あらゆる光を照射して、透過率を計測しました。
UV-Bは平均98%遮断
UV-Aも平均98%遮断
ブルーライトも平均98%遮断でした。
近赤外線領域の800nm以降だけが、クリームはちょっと悪くて平均65%遮断でしたが、それでも水に覆われたクリーム状のもので、この数値はすごいのです。

クリームのSPF検査はSPF18、PA+と、あまり高数値にはなりませんでしたが、あと0.9ポイントで++という感じで、これは短期間での人体検査のため、被験者の肌質にも左右されての平均値なので本当の実力はもっと上だと思っています。

昨年12月にハワイに行って、イルカと泳ぐために半日船の上や海にいた時に、このクリームだけを夫と息子は顔につけていたのですが、一番紫外線が強い時間帯だったにも関わらず、まったく日焼けしませんでした。

紫外線吸収剤も、酸化チタンも酸化亜鉛も、ナノ粒子も、合成界面活性剤も、合成防腐剤も使わずして、紫外線とブルーライトをカット出来る、ものすごいサンスクリーンを作ってしまいました!

クリームの外見です。

ALクリーム_本製品_ RGBs.jpg

こちらも薄いグレーとイエローのデザインにしました。
涼しげで、大人っぽい感じになりました。

来週はいよいよプレス発表会がありますが、ブログを読んでくれているみなさまに、いち早く報告したくて書きました。
嗚呼、やっと報告出来て嬉しいです!!

植物が持つポリフェノールとカロテノイドで活性酸素を無害化。
そして美容ミネラルセリウムだけで反射させるサンスクリーンでブルーライトまでカット。
もう光老化なんて、永遠におさらばだーー!


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Last updated  2018年02月28日 11時21分46秒
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