寒い日が続いている。
北陸や東北ではかなりの雪が降って大変な事になっているようだが
ワタクシの住む地域では雪が降らないのでまだましなのかもしれない。
しかし寒い。
この寒さなら、旅に出るのをキャンセルして大正解だった。
暇だったし寒いので久しぶりに自分の車を引っ張り出して
26日の午後は裁判所に傍聴に出かけた。
今日の裁判は前から気になっていた工藤会のナンバー3の判決の言い渡しだ。
トップの総長には死刑判決が出ているしナンバー2には無期懲役の判決が出ている。
トップは76歳でナンバー2は66歳でやや高齢だ高裁・最高裁まで争って
多少減刑になっても、やがて人間としての寿命が尽きるだろうが
ナンバー3はまだ50歳と若い武闘派で将来のトップ候補なので
この判決で無罪や軽い量刑が出れば
組織が息を吹き返しまた勢力を拡大するかもしれない。
今度の裁判は前回のトップとナンバー2の時とは違う判事だけど
ワタクシの素人判断でも軽くはならないだろうとは思っていた。
判決は求刑通りの無期懲役だった。
暴力団関係の事件では2014年に大阪高裁が
「組織的に犯行に及んだ関係の下では
特段の事情がない限り幹部らの指揮命令で行われたと推認すべきだ。」
と言っているが今回の事件はすべて推認に推認を重ね上げた判決だ。
本当は具体的にどの行為が罪に当たるのかをはっきりさせて
その行為に対する責任を問うのが裁判の基本原則なのだが・・・・。
去年の結審の時にナンバー3が最後に判事に
「証拠に基づいて英断されたし。」と訴えていたが厳しい判決が出た。
高裁や最高裁ではどんな判断になるのか興味がある。
最近、変な強盗事件が連続して起きている。
闇バイトの日当100万円なんてのにつられて若者が軽い気持ちで
やっている様だが東京の狛江でおきた強盗殺人事件なんて捕まれば
死刑または無期懲役という重罪なのに判ってやっているのだろうか?
捕まって、どんなに反省をしても、情状酌量の余地があっても
25年から30年くらいの刑罰は受ける。
人生の良い時間を刑務所の中で過ごさなければいけなくなるんだぞ