長かったゴールデンウイークも今日で終わりだ。
上りの新幹線や飛行機はほぼ満席状態で儲かっているようだし
日本中の観光地に人が溢れたようなニュースがテレビで流されているが
それもまた良し初夏の夕暮れだ。
ワタクシ、この時期は自宅に籠って本を読んだりレコードを聴いたりしていた。
音楽を聴くのはCDでも良いのだが
なんとなくだがレコード盤から流れる音が好きなので昔のレコードプレーヤーで聴いている。
3日の憲法記念日にはマスゴミの連中が毎年のように同じ質問をしている。
「憲法改正に賛成ですか反対ですか?」
そんなの聞く前に「あなたは憲法を知ってますか?」と聞いてもらいたい。
おそらく日本人の大部分の人は日本国憲法の中身なんて知らないだろう。
だって学校でもほとんど教えないし、そんなの知らなくたって生きて行けるから。
ワタクシが日本国憲法を読んだのは恥ずかしながら大学の法学部に入ってから
それまでは憲法なんて言葉は聞いたことはあったがなんとなく理解していたのは
国民の義務と戦争放棄ぐらいで詳しい事は知らなかった。
日本国憲法は前文があってその後一章の天皇から十一章の補則までで出来ていて
国民の権利や義務・国会・内閣・司法・財政等について書かれている。
よくマスコミが取り上げている憲法九条は第二章の戦争放棄の中に書かれている。
マスゴミが聞いている「憲法改正に賛成ですか反対ですか?」はほとんどの場合
この憲法九条の戦争放棄の部分だと思うが憲法をよくわかってない人に
「憲法改正に賛成ですか反対ですか?」なんて聞くのは変だなとジジイは思う。
5日は石川県の能登半島で震度6強の地震がおきた。
地面が揺れて自分ではどうしようもないのは怖いだろうなと思う。
ワタクシも前に6弱の地震を経験したがかなり恐ろしかった。
早くおさまると良いなと思っている。
時々訪ねて行く珠洲市の禄剛埼灯台は無事なのかと心配している。
日本国憲法の前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し
われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と
わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し
政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し
ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し
その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から
永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。