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エンゲル係数というのは、家計の消費支出に占める
食費の割合のことです。
社会学では、生活が豊かになればエンゲル係数が
下がるというのが常識的見解です。
日本の状況
エンゲル係数
終戦直後 68%
1963年 38.7%
2005年 22.9%
所得(1所帯あたり)
1994年 664万円
2007年 556万円
食市場の規模を示す飲食料の最終消費額統計
1995年 2兆円
2005年 73.6兆円
わが国はバブル崩壊後、一見豊かであるように
錯覚させられておりますが所得額は落ちています。
なのに、エンゲル係数も下がっているのです。
生活が豊かになったわけではないのに、なぜ
エンゲル係数が下がったかということです。
この数字が証明しているのは、こぞって
安い食べ物を買い漁ってきたことです。
中国をはじめ海外からの薬物まみれの
安い農作物、加工品が、スーパーの店頭の7~8割を
占めるといわれいます。
消費者もよほどの問題が発生しない限り品質より
安さを歓迎しているのです。
この結果、食原病とも言われる生活習慣病が激増し
これにかかる国の医療費が急膨張してきています。
医療費の増加もさることながら、もっと大きな
国家の根源を揺るがしかねない農業の衰退を
推し進めております。
これを変えるには、消費者個人個人の意識改革を
せざるをえないのではないでしょうか。
参照 「究極の食 身体を傷つけない食べ方」
南 清貴著