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たまったプリント処分で復習作戦




たまった大量のプリント、どうなさっていますか?

テキストのように本になっていればまだね、
もしかしたら苦手な単元でまた見直すことがあるかもしれないなと思いますが、
プリント類はね・・・。たまってたまって仕方ないですよね。
捨てていいですか?ってよく質問されました。

もう全部○になっているのはすっぱり処分しましょう!

そして数問×があるものは、その×になった問題今やってみてできれば処分です。
ただし、これ、生徒さん本人にその分類をしてほしい。

大きな段ボール用意してあげてください。
「全○」「数問×、やり直し用」「苦手単元じっくりやり直し用」
大量のプリントをこの3種類に分類していく過程がいい復習になりますよ。

あ~、そうそうこんなんやったなぁって
引き出しの奥深くにくっちゃくちゃに小さくなって押し込まれた記憶が
プリントに目を通して風船のように膨らんでよみがえってくるかと思います。
畑耕すように、底で消えかかっているものをひっぱり出して記憶の整理。
覚えておかなくちゃいけない大事な用語なんかは、声に出しましょう。

捨ててしまうなんて心配・・・?
いえいえ、「いつでも復習できるから、また覚えればいい」と思ったまま
結局時間を作れずに中途半端な記憶のまま当日を迎えるよりずっといいですよね。

(それに・・・入試頻出の大事な内容なら秋以降またどこかででてきますよ。コソッm(^0^))

「この箱に入れたら捨ててしまう。もう取り戻せないんだから今しっかり覚えないと。」
というのが、いつもの学習よりもちょっぴり効果を上げてくれると思います。

書かれたプリントを何枚持っていても仕方ない。
自分の頭にいつでも取り出せるようにしっかり記憶することが大事!
とアドバイスしてやってください。

数問の×をやり直すのも、今すぐにできちゃうならやってしまう。
できたらすっきり「全○」のボックスにポイっと。

今は解きなおしているヒマがないというのなら、
その問題だけ切り抜いて別の箱に入れるというのでもOKです。
切り抜いた×の方の問題は、「ミスした問題ボックス」(タイトルはかっこいいの考えてあげてくださいな。)
を作って入れて、残りの大部分は「全○」へ。

この作業をすると、多くのプリントが「全○」に入っていくことになります。
大量のプリントの山が、自分の努力によって積み重ねられた時間によるもので、
自分のがんばりが目に見える形になります。
大量でしょう!ほめてあげてくださいね。

そして、「ミスした問題ボックス」には、いろんな形に切り抜かれたいろんな科目、
いろんな単元のプリントの切れ端が入ると思います。
これは、くじ引きみたいにしてちょっとした時間の勉強に使えます。
引いたのを簡単に解ければ、そのまま「全○」ボックスに入れればいいし、
少し手こずったらノートに貼り付けて、じっくり解くなり、塾で質問しましょう。
そうしていけば、自然と入試当日までには「ミスした問題ボックス」の中を空っぽに
したいなって気持ちになるかと思います。

中だるみになってきたとき、
この「プリント処分作戦」を30分でもやってみてください。
いつもとはまたちがう方法ですが、確実に足元を固める立派な学習時間です。

できれば、大量の知識を詰め込みに詰め込んだ夏期集中講座が終わった後、
秋にじっくり少しずつ時間をかけてやりたい作業ですね。

夏は様々な単元を連日学んで、(もちろん生徒の個々の能力によりますが)
例えて言えば、大量の洗濯物を出された順番にとりあえずぎゅっぎゅっとたたまずに
引き出しに押し込んだ状態。
それをいったん全部整理して、たたみなおし、系統付けて片付けるという作業をできた方が、
後々テストでの解答力、スピードで差をつけることができます。

古いテキストも同じようにできると申し分ないですね。
重なったテキストの量が、がんばった時間だと思うと愛しく見えてきますね。

処分する前に写真1枚撮っておきましょうか。
それと特に使い込んだテキスト数冊は大事にとっておきましょう。
入試前日、見せてあげたら、いいお守りになりますよ。

それに、何年か後に何かしらスランプに陥ったとき、
自分が全力で努力した証として役に立つときがくるかもしれません。
小学生のがんばっている自分が、もしかしたら未来の自分を励ませるかもしれません。
それに、大人になって、「見て、こんなんまちがえてるー!」「汚い字~!」
と笑い話のネタにもね。


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