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2016.02.01
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カテゴリ: 情報募集
昨日1月31日(日)、すぐ近くの練馬駅前で「地域猫」についての
シンポジウムが開催されたので、お友達と一緒に参加してきました。
1.jpg
主催は、おなじみ「カッパちゃん」の写真展での啓蒙活動も
精力的にされている「NPO法人ねりまねこ」さん。

代表のお二人は、私も実際にお会いしてお話させていただいた事もあるし、
日々、更新されるブログでも、大らかで優しく強く、お人柄も本当に
信頼できる大好きなご夫妻。
2.jpg
このお二人の主催されるシンポジウムなら、と参加したのですが、
さすが同じように思われてる方、大勢いらっしゃって当初の定員300名を
軽く超す360余名の参加者でした。

第一部は、スライドを利用した地域猫活動の内容と、実施された地域での
実際の殺処分数の推移や、状況の変化などのデータのプレゼンテーションと、
スペシャルゲストとして、芸能活動のみならず、自ら公益財団法人動物環境・福祉協会Evaを
立ち上げていらっしゃる杉本彩さんのトーク。
4.jpg
休憩を挟んでの第二部は、行政・ボランティア・動物病院と幅広いジャンルで
活動されている方達のぺネルディスカッションという内容でした。
3.jpg


ねりまねこさんは、この日は司会進行として。

杉本彩さんはTVで拝見するそのままに、美しい方でしたけど、
動物たちへの深い愛情と、今ある動物をめぐる様々な問題を
少しでも改善するためにという思いが伝わってくる、お話と、
なにより素敵だなあと思ったのは、ちょうど隣のブロックの斜め前に
座っていらしたのだけれど、パネルディスカッションの間も、ずっと
熱心に聞き入って丁寧に頷いている様子が、とても印象的で。
本当に素敵な女性だなあって、間近に拝見できて、もともと好きでは
あったのだけど、ますますファンになってしまいました。

もちろん、第二部のパネラーの皆さまも、真正面から動物たちの「命」に
対して向き合い、道を切り開いてきた第一人者の方達。
お一人ずつのご意見への感想は、書き上げていくと膨大になりすぎてしまうので
各HP等のURLを下記に貼らせていただくので、どのようなコンセプトで
活動されているかは、そちらを見ていただいた方がわかりやすいかと思うのですが、
全体を通しての私が感じた感想というか私個人的な意見だけ。


地域猫だけでなく、野良ネコ問題。
そこから派生する殺処分や、多投飼育崩壊。

どれも一筋縄ではいかないし、本当は人も動物も気持ちよく共存して
いければ、それに越したことはないのだけれど。

例えば猫だけに絞ってみても、好きな人、嫌いな人。
あとはどうでもいいというか気にしてない人がいて。

好きな人にとっては、歩いていて塀の上で日向ぼっこしながら
昼寝してる姿をみれば気持ちも和むし、野良猫になったのは、
猫達のせいじゃなく捨てた人が悪いんだから、お腹を空かせるのは
可哀相だし、そこに猫がいるくらい、のどかでいいじゃないって思う。


嫌いな人にとっては、野良猫の存在は、糞尿や発情期の鳴き声も
迷惑なだけだし、その上に自分の家の周りで、置き餌をばら撒かれたら、
夏場なんて腐って悪臭がするし、カラスが集まってきたり不衛生な大問題。


どちらでもない人も、まあ、いちいち目くじら立てないにしても、
衛生面とかの問題は困ると思うだろうから、そうするとトラブルの原因に
なる猫は、いない方がいいんじゃないのって思う人もいるだろうし。

私は、好きな人。
ただ、一年を通して温暖な気候で、車とかの事故の心配もなく、
誰もが許容してくれて飢える心配もなく、心無い虐待を受ける心配も
なければいいけれど、残念だけれど日本はそうじゃないし、
好きだからこそ、そういう状況でしか生きられないのなら、
寒い季節にみかければ心配にしかならないし、いないのは寂しいけど
猫のためには、外で生活なんてしないですむなら、その方がいいかな。

それでもすべての猫がイエネコとしての生活をする事が不可能なら、
せめて、その子達が生きてる間は少しでも、よい環境で過ごせるように
なってほしいと思うので、地域猫という活動には大賛成。

ただここで問題になってるのが、どこまでが「地域猫」なのか。

環境省含め行政として殺処分数を減らして、不妊去勢もして
一代限りの生を全うできるように後押ししようとなってきてる中、
きちんと適正な対応で、決められた場所で頭数の管理も、給餌や
トイレの設置もして、その周りの掃除もしてって地道に懸命に
活動を続けるボランティアさんがいる中で、やっぱり一部、ただ
可愛いから可哀相だからと、餌だけ与えっぱなしで近隣住民との
トラブルの種を撒いて台無しにする人達もいるわけで。

結果、過酷な状況で生きなければいけない子猫が生まれる、
猫の責任じゃないのに「そこに猫がいるせいで迷惑する」って
思う人を増やす。
5.jpg
せっかく猫も人も、折り合えるルールがあって、そのための
システムも出来上がってきつつあるのなら、それをきちんと
活用できるようになってほしいし「地域猫」というものが、
どういう存在なのか、もっともっと幅広く周知されればなあと
改めて思いました。
6.jpg
せっかく猫も人も、折り合えるルールがあって、そのための
システムも出来上がってきつつあるのなら、それをきちんと
活用できるようになってほしいし「地域猫」というものが、
どういう存在なのか、もっともっと幅広く周知されればなあと
改めて思いました。
7.jpg

ひとつだけ、一番印象に残ったの話をあげるとすれば。
NPOゴールゼロ副理事もされているハナ動物病院の太田先生の言葉。
「地域猫活動に携わってるけれど本当は地域猫なんていなくて、猫はみんな
家の中のソファの上で丸まっている子ばかりであればいい」
9.jpeg
この言葉を聞いた時に、吾輩君のことを思い出して鼻の奥がツーンと
しちゃったんですよね。

どういう経緯で、お母さん猫とはぐれて一匹だけでいたのはわからないけど。
カラスに突かれ痛い思いをして、せっかく生まれてきたのに、頑張ってくれたのに、
あんなに可愛い子が、あっという間に死ななくちゃいけなかったのは、
どうしてだったんだろうって。
8.jpg

ルーさんにしたって出会えた事は、これ以上ないほど感謝してるし、
でも助けてくれたボランティアさんがいなかったら、「いらない命」として、
すぐに殺処分されてて、この世に存在できなかったんだから。
(写真はボラ団体さんにいた幼少時のルーさん)

好きな人も嫌いな人も、自分に直接、害がなければ気にしないって人も、
せっかく生まれた命が消えてしまうのは愉快なことではないでしょうから、
少しでも、そんな命がなくなるように、動物のためだけじゃなく
自分たちのためにも一緒に考えていける社会になりますように。




NPO法人ねりまねこ ⇒ 
NPOねこだすけ   ⇒ 
NPO法人ねこけん  ⇒ 
NPOゴールゼロ   ⇒ 
ハナ動物病院     ⇒ 
横浜市神奈川県福祉保健センター 黒澤泰先生 ⇒ 
NPO法人アナイス  ⇒ 
公益財団法人動物環境・福祉協会eva ⇒

※「NPO法人アナイス理事・高木さんは、体調の都合で欠席されてたのですが、
メッセージを寄せていただいてました」





のほほんな「るーだま」らしくなくシビアに語ってしまいましたが・・・。
最後にちょっと息抜き?を。

土曜日に友人とスカイツリー隣接のソラマチに行き(タワーにはのぼらず)
ブラブラしてきたのだけど、北斎画のワークショップがあって。
そこで好きな言葉とスタンプを選んで、お土産に持ち帰れるサービスが
あったので、兄ちゃんにお土産にしたのだけど・・・。
10.jpg
喜んでっていうかウケてもらえると思ったのに、兄ちゃんからは
一言「いらない」と冷たく拒否されてしまいました
ピッタリだと思ったのに、このセンスがわからないなんて・・・・。
ん?
喧嘩売ってるように思われたかしら?
ま、半分そうなんだけど











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最終更新日  2016.02.01 13:05:21
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

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Re:地域猫シンポジウムに参加してきました。(02/01)  
monmoegy  さん
ルーさん、保護された子だったのですか!
よくまぁステキな人と出会えたものだ。
杉本彩さんはほんとうに生き物の命の尊さをよく分かっていて、啓蒙活動熱心にされてますね。
ノラのにゃんこもワン公もみんな人間が原因。
生き物が好きで同居していた人が手のひら返したように捨てていく。
これって何なんでしょうね。
ケイママっちさんにも私にも理解できない心情。
どんだけ身勝手なんでしょう。
こう云う人が子供の虐待なんかも平気でするのでしょう。
地域猫なんてみんな居なくなればいいのですよ。
猫ボラさんがヒマでヒマで、何もすることが無くなるほどみんな幸せな生活を営む日が来ることを願ってやみません。 (2016.02.01 15:55:31)

Re:地域猫シンポジウムに参加してきました。(02/01)  
やらいちょう さん
昔は野良犬も多かったですが
近年はほとんど見なくなりました。
猫ブームが一過性のものではなくなりつつある今、
こういう問題にきちんと向き合う事が大切ですね。
不幸な猫さんを減らす努力を・・・。 (2016.02.02 09:04:08)

コメントありがとうございます!  
>monmoegyさん
ルーさんは千葉の保健所に入ってたのをボラ団体さんが
引き出してくれたそうなんです。
どういう経緯で保健所に持ち込まれたのかは、わかならい
んですけどね。
ルーさんのきょうだいや、産んでくれたお母さん猫も
元気でいてくれることを、いつも祈ってます。
生き物と一緒にいると、そりゃお世話だってあるし、
思い通りの行動ばかりでもないから大変なこともあるけど、でもそんなの些細なことって思えるくらいの幸せを、いっぱいくれる存在なんですけどね。それに気づけない人は
本当に可哀相だし、わかりあえない存在だろうな・・・。
生き物が幸せに生きてる社会は人にとっても暮らしやすい社会っていうのが当たり前になってほしいです。



>やらいちょうさん
実家の方は、今でもたまにフラフラ放し飼い出歩いてる
ワンコも見かけることがあるんですけど事故や、思いがけないトラブルが心配で・・・。
でも、その子は無責任な飼い方されてる飼い犬だし、本当に昔に比べると「野良犬」はみなくなりましたよね。
捕獲されない代わりに処分されるのは、いわゆる血統書付の飼育放棄の子が多いのも悲しいですけど…。
猫も、愛らしさが再認識されて犬の飼育頭数を超えそうなんですものね。
だからこそ、その分、たぶん犬よりも外に出す=放棄がしやすいだろう猫が辛い境遇に投げ出されないように・・・って思います。 (2016.02.02 21:08:49)

Re:地域猫シンポジウムに参加してきました。(02/01)  
ぱんとら さん
行かれたんですね。^^ 私も体調がよければ、当日参加でと思ってたんだけど、
結局ダウンして寝てたからなー。
おっしゃる通り、地域猫化できたって問題解決したわけじゃない。
まぁ、野良のまんまは論外ですが。
地域猫化って理解ある人が多数いる地域じゃないと難しいものねぇ。
そういうことはボランティアさんにやってもらって....ではなくて、
もちろん中心になる人はいても、住人みんなができる範囲で対応するって
意識がなければ難しい。簡単なようでなかなかなのよね。
私はシマシマ〜ずとピカとラクを保護した区域だけは、
捕獲と避妊去勢の協力だけはしているけれど、
そこのエサやりさんは、ちゃんとエサを出して片付けもすぐにして、
水で流したりもしてくれてるのに、それでも文句言う住人はいる。
猫が嫌いな人にとっては、猫が近くに寄ってくるようなことはしてくれるな!って
ことなのよね。集合住宅でもそうだから、戸建ての住宅街だと、
庭続きで移動されたりして問題は複雑で、そう簡単じゃないだろうなと思う。

「猫はみんな家の中のソファの上で丸まっている子ばかりであればいい」
理想だよね。異論はないけどそれ言うかーって感じ。(笑)
それを目標に保護ありきでパンクしていったボラさんも実際にいるわけだからねぇ。
その点で、ねりまねこさんは、ほんとに現実的合理的で論理的な思考をされてるんで
話をしに行きやすく、信頼がおけるなぁと。^^

(2016.02.03 18:01:50)

コメントありがとうございます!   
>ぱんとらさん
体調だいじょうぶ?

ねえ・・・本当に難しい。
猫達を好きな人達が頑張れば解決する問題じゃないし、
好きじゃないって人達も、もし今は文句を言って、他に
移動させたとしても、猫は置き物じゃないんだから、当然だけど時間が経てば、また寄ってきたりするし、じゃあ増やさないようにするっていうのが一番の解決法だって理解してくれればいいんだけどな。
自分だけのことじゃなくて、自分達みんなの問題だって
意識してくれるようになれば・・・だけど、きちんと最大限に迷惑がかからないように動いてくれるボラさんのいる場所でも文句を言う人は、そういう風に捉える思考は持ち合わせてないんだろうな・・・。

先生の言葉ね、他の話の流れの中からの一言なんだけど、で、ディスカッションでそれぞれの立場からの意見で、まさに!って共感できることもあれば、他にも「それは理想なんだけど、そういう言い方や、やり方じゃ敵は敵のままで味方になってくれるように理解してもらうのは難しいんじゃ?」って思ってしまう場面もあったりしたんだけど、それは私個人の感じ方で、全部のやり取りを文面化して載せられない以上は、誤解を招きかねないしと思って、それぞれ、どういう主義で活動されてるかは、直接リンク先で確認してもらおうと思ったのだけど・・・。

愛情持ってればもってるだけ、命に係わる問題だから気持ちの方が前面に出てきちゃうのも理解できるんだけど、途中、パネラーさん同士で相手の意見を否定しあうような場面もあったりして、命を救うのと同時に、肝心なのは無関心な人を理解者に変えるってことだから、ぐっとこらえて上手くやってくことも大事なんじゃないかな・・・と、そこは正直ちょっと少し、私はひっかかる部分もあったりしたシンポジウムでした。
会場にいる人達は猫好きな人ばかりだから、熱い言葉には数か所から拍手が起こったりもあったんだけどね~。
それだけじゃ現場ではトラブルの種になりかねないこともあるんじゃないかなって、ちょっとだけ不安に(苦笑)

うまく説明できないんだけど、前を向いて進んでいくのは大事だけど時には振り返ったり、互いに向き合うのも同じくらい大事だよねというか。


そんな中、ねりまねこさんは、やっぱり信頼できる存在でした。
今回は主催って立場だから、意見の食い違い部分にも話し合いがスムーズに進むように司会進行に徹してらして、ご自身たちの意見は言わずにいらしたけど、ぱんとらさんの
おっしゃってるように「現実的合理的で理論的な思考」
やっぱりそこが一番、なにかを成功させるためには大事で必要なことなのよね。 (2016.02.05 09:36:30)

Re:地域猫シンポジウムに参加してきました。(02/01)  
☆TAKU  さん
我が家も、レオくんとモモちゃんを
お迎えしたのをきっかけに保護活動されてる方たちと
交流するようになりました。

1匹でも多くの仔が
幸せ掴めるようになるといいな~って
ホントにそう思います。

吾輩君のような、何の罪もないのに
短い生涯を終えるような不幸な子を
減らすためにも考えなきゃいけないこと
いっぱいですよね。

(2016.02.07 21:43:39)

コメントありがとうございます!   
>☆TAKUさん
レオ君とモモちゃんも、そうですものね。
命を大事にして守ってくれたボランティアさんが
いてくれたからこそ出会えた大切な宝物。
そして幸せにしてあげたんじゃなくて、してもらってる
のって人間の方だってことも教えてもらえて。
私達、幸せですよね。
その幸せを、ブログを通じて伝えていくことも、
小さな子達のために少しでも役立てていられるといいなって思ってます。 (2016.02.08 08:17:12)

Re:地域猫シンポジウムに参加してきました。(02/01)  
茶々にゃん さん
杉本彩さん、本当に凄いよね。
一生懸命活動されてるものね。
どの命の重さは一緒だものね。
軽い物なんてないよね。

うちの方も野良犬は見かけなくなったけど、地域猫さんは数頭いてるよ。
耳カットしてもらてご飯も貰てる。
前はスッゴイ居たんだけどね。

吾輩くん・・・
今も泣けてくる。。。
でも、短い命でも一生懸命いっぱい生き抜いたと思う。
ケイママっちさんと巡り会えたのも運命。
その運命を生き抜いたよ!

ルーさん、か・可愛い(#^^#)
ルーさんもケイママっちさんと巡り会えて幸せやね。
きっと逢えるように赤い糸で引きあってたんだよね。 (2016.02.13 21:25:30)

Re:地域猫シンポジウムに参加してきました。(02/01)  
neko天使  さん
はじめまして。
せっかく生まれてきた命は、猫だっておなじ。
なのに可愛そうな運命のもとにある子の多さに、
悲しくなりますね。
幸せな猫ちゃんが少しでも増えてくれること
私も願います。 (2016.03.01 14:10:50)

コメントありがとうございます!!  
>neko天使さん
今頃のお返事で本当に申し訳ありません!!
あらためて、コメントどうもありがとうござました。
猫にとっての幸せは、人の思うそれと、どこまで
合致してるかわからないけれど、それでも、出来る限り、少しでも幸せだと思える状況に、一匹でも多くの子達が、そうなれるように…と願ってやみません。
せっかく生まれてきた大事な大事な命ですもの。 (2016.03.03 14:03:14)

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