January 4, 2018
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今年の元旦には高校2年生以来の「初詣」に行きました。その間ざっと数えると…あまりにも遠い昔ですのでやめておきますが、神社のきつい坂を上らなくなった理由については、忘れようとしても忘れることは出来ません

高2の大晦日は、家族との年越しをすませ、その後「紅白歌合戦」を見ることを強要されることに辟易していた麻雀友達が我が家に集まって、裏番組のコント55号の紅白をぶっ飛ばせ!を、いつものように卓を囲んで見ておりましたが、ゆく年くる年(民法)の除夜の鐘の音ががテレビから聞こえてくると友人の一人が…「皆で神社に初詣に行こうぜ!」と、言いだしました。

いつもならそんなアクティブな話は軽く切り捨ててしまうのですが、お神酒を少々いただいていて心が大きくなっていたので「おおっそれはいい、いくべ!」となり、4人で出かけて行きました。

ミツウマの特長靴を履きながら、玄関の端っこの方を見ると、ミカンや荒巻鮭が入っていた段ボールが4、5枚あるのを見つけました。私がある提案をしたので、皆も大いに賛成してくれて1人1枚ずつ小脇に抱えて30分ほど歩いて神社に向かいました。

この日は、凍れていて粉雪すら舞っていなく、赤い顔をした4人は気持ちよく、神社に向かう坂道を上り、頂上付近の階段を上り切って、せこい金額のお賽銭を奉納してから、二礼、二拍手、一礼、図々しく沢山のお願いをして帰り道の坂に続く道をニヤニヤしながら歩いて行きました。

そしてついにその計画を実行するときが来たのです。

4人は多くの参拝客が通行している下り坂を、段ボールで尻滑りで大滑降をする暴挙に出たのです。

危ない!何やってんだ!キャー!とか大顰蹙されながらも、数百メートルの大滑降を敢行したのですが…中腹にいた神社の係員の方に身体を呈して止められて、あらゆる罵詈雑言を浴びせられてスゴスゴと各自帰路についたのでした。せめてもの救いは学校に連絡されなかったことですけど。

それから、係員の方に覚えられていて怒られるのではないかと思い初詣に行くことができず、高3で大学受験の年には「合格祈願」が出来ずに、第2志望大学まで蹴られてしまうという悲惨な結果となってしまいました。その後もトラウマとなり初詣には行っていなかったのですが…

末っ子が「友達は行くのに、行ったことがない」と、言うので、そろそろお許しいただけただろうと思い、帰省中の長女、次男、末っ子、妻と5人でお参りにいったのですが、長い坂道を登っているときに、凍れた雪道で足を滑らせて転びそうになり、左足でぐっと踏ん張った瞬間に、去年痛めていた腰が再びギクッとなってしまいました。やはりあの時のことはお忘れになっていなかったようで、長い時を経てもバチはしっかりと当たってしまいました。

それでも我慢をして、最後の石段を登り切ってのお願いは…

「神聖な神社であんな事してしまい本当に申し分けございませんお許しください」でした。(図々しく家内安全健康もお願いいたしましたが)

寛大な神様は、こんな私をお許しくださったようで、腰の痛みも軽く済み、楽しく正月を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。





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Last updated  January 4, 2018 04:48:08 PM


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