January 19, 2018
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全日本選手権も残り二日です。

今日はネットライブを、妻にアナログで録画してもらいました…パソコンの画面をビデオで撮影してもらったわけです。(笑)

今日は馴染みの(笑)佐藤瞳選手のシングルス、ダブルスの録画をお願いしたので、ダブルスのラン決以外は、全日本強豪選手のカット打ちを見ることが出来ました。

とかく、ドライブでカット打ちをして長いラリーをひけば「見事なカット打ち」となりがちで見ごたえがあります。指導者も「負けちゃったけど、力強いカット打ちで本当によい試合だった、次は勝てるよ!」なんてことを言っているのを聞くことがありますが、そんなことをしていたら強いカットマンに勝つことは出来ません

札幌大谷の鈴木元監督は、選手のパワー、持ち味、体格に合わせて、当時小学6年生で全国準優勝、カデット14準優勝、中体連優勝のカットマン佐藤瞳選手に対峙しておりました。コーチに世界の新保さん、鉄人大谷さんもいたので、実際に対カットの戦術を実践できたのも大きいのですが。

結果、現在中央大学、関東学生2冠王の伊藤選手は、回転量の多い弾道の低いループドライブでチャンスを作ってからの強打、日体大の三橋選手は豪快なフルスィングのスピードドライブ、三和はツッツキで粘り倒してからのスマッシュで、今は日本代表になった佐藤選手に勝つことが出来ました。まさに鈴木監督のフレキシブルな考え方と老獪な戦術での勝利だったのではないかと思います。しかも伊藤選手のループドライブはノーミスな上に反撃できる高さはなく、同じフォームから前後に長さが違うドライブを使えました。三橋選手は台全面をオールフォアで動きまわり連続強打。また三和のツッツキも精度が高くチャンスを作っては軽打と強打で緩急をつけて得点、反撃にはミスのないブロックからまた最初のツッツキに戻してとにかくしつこく粘り倒す。皆本当に見事でしたねぇ…また、この中の誰かが負けても次々とまったく違うタイプの選手が出て来てカットに向かってくるのですから、今は大谷の監督になった裕さんも「あの頃はかなりきつかったわ、全国2位が全道チャンピオンになれないのだから」と、当時を振り返って笑っています。(ありがとうございました。全日本予選の時の数字作戦は伏せておきます(笑))

カット打ちの固定観念について少々お話しいたしましたが、私も張本選手のようにレシーブはバックチキータ、フォアフリック、ラリーになれば前陣に張り付いてバック強打、フォアカウンターで得点を重ねて勝利をもぎ取るスタイルよりは、昔ながらに中陣で引き合う卓球が面白いと思います。でもこの話は「卓球鑑賞」のお話です。指導はあくまでも現代卓球にシフトしております。

でも…まだまだ指導者の中には前陣、カウンターの本筋を理解していないせいか「前で、ライジングで打て」を連呼している方も多くみられます。まぁここが難しいところですけどねぇ…(´(エ)`)





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Last updated  January 20, 2018 08:33:29 AM


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