September 19, 2018
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ものを申すと叩かれるご時世ですから、長いものに巻かれてぬるま湯を泳ぐのが得策だと思い、いつもは卓球界の中でも光の届かない深海で、旧型の潜水艦を操艦して細々と生息しております。

しかしながら、時々息継ぎに海面まで上がって行かないと窒息死してしまいますので、年に数回表舞台の「全道小学生卓球大会」「全日本ホカバ予選」「全日本カデット予選」「中体連」には出場をするわけです。と、言いましてもそこで大きな活躍をするわけでもなく、戦闘員達が、後1、2回連続で勝利してくれたら思い切って新型の「しょうりゅう」を導入して、原子力潜水艦を有する大国とも悠々と渡り合おうとも思っているわけですが、戦闘員不足と、燃料不足で中々そこまで到達することが出来ないのが実情となっております。しかし、今後は訪問していただきにくい深海から、海岸からも気軽にボートでお越しいただけるくらいの浅瀬まで浮上して、大きな…いえ、中域での広がり持った「枠」での活動を目指してみようかと思っています。

しかし、今日の「枠」はその枠もありますが、全国大会出場枠についてです。

枠には数もありますが、今回は数の話ではなく「戦型枠」についてを少々。
卓球が他のボールスポーツと大きく違うのはやはり多くの戦型があり、使用する用具までそれによって正反対の性質を持ったものまである事です。柔道、レスリングのように「体重」がハンデにならないようにして戦うスポーツもあれば。走、飛ぶ、泳ぐ競技ではそういった身長、体重差はまったく考慮なく戦います。

では、卓球ではどうか。卓球には「格闘技系」のような体重別階級制などのハンデなどはありませんが、道具によって体格的、運動能力的なものをカバーする術はあります。もちろん効果的に使うようになるまでには、大変な練習が必要であることは言うまでもありませんが。

裏裏ドライブ型は「本格派」と称され、特に小中時代にフットワークを駆使してドライブを打ち続ける、また両ハンドドライブを打つ選手が男女問わず「将来有望」とされます。当然、持って生まれた運動能力が必要であり、外野からは「野球や、サッカーでもきっと活躍をしたよ」などと、不届きな評論をする方もおります。

小中時代に「粒高」「カット」が、そんな「有望選手」を倒したりすると「今しか勝てないのに」ですとか「高校になったら通用しない」ですとか、最初は裏裏から初めても中々上手くなれず、その後試行錯誤を繰り返しながらやっとたどり着いた戦型で必死で戦っている、小学校の時に運動会の徒競走が苦手だった選手や、中学になってから卓球部に入って頑張っている選手を否定するような話をしたりすることを聞いたこともあります。私も徒競走と聞くと暗い気持ちになる子供でしたから、そんな話を耳にすると「うちの選手もそんな選手ばかりだけど、高校生になっても戦える選手だと思って頑張っているのだよ」と、言いそうになるのを我慢して観客席に座っていることも多々あります。

だからといって、ローカル大会や、地方予選を勝つためだけに、この様な戦型を選手に選択させてはいけないのは明白です。このさじ加減が難しいのは分かってはおりますが、一歩間違えば「トリッキー」なだけで、卓球とはかけ離れた「戦型」が出来上がってしまう事を念頭に置いて指導に向かい合っていかなくてはならないのではないでしょうかね。そう思います。

で、やっと本題の「枠」です。

「カットマン・ペン枠フォア裏・表(粒・アンチ除外)」優先順位はカットマン、ペン…

カットマンについては男子では少ないのはわかりますが、女子のカットマンについては特に「ごろごろ」と言ってよいほど多いのではないかと思います。現に平成30年度の「全日本選手権ホープスの部女子」では優勝、準優勝ともにカットマンでした。

今回の北海道予選でのカットマン枠は、13歳男子でしたが、該当なしで13歳女子となりました。ベスト8に入ったカットマンが選出されておりましたが(該当した選手の方についてもの申すことではありません本当におめでとうございます。仙台での活躍をお祈りしております。)3位にもカットマンが入賞しておりました。

う~んこの枠…どうでしょうかねぇ~いっそ女子については「裏裏ドライブ型」を「推薦枠」にしたらどうでしょうか。今大会でも上位16に残った選手の戦型を調べてみると、思った以上に「表ソフト」「バック粒・半粒」「カット型」がいるのではないかと思います。まぁ両面裏でも「本格派」ではない選手もいないわけではないですけど。(苦笑)





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Last updated  September 19, 2018 12:50:31 PM


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